11月24日(木)
午前11時頃、埼玉の自宅2階から撮った写真。
朝は雨、後に雪にかわり、午後雨になって止みました。 |
夕方、埼玉の自宅を出発し、群馬県昭和村のポチ小屋へ行きました。
昭和インターを下りた後の景色。
道路の脇や畑には雪は積もっていましたが、一部を除いて道路に雪はありませんでした。 |
別荘地手前、ゴルフ場の間の道。
11月に入ってすぐにタイヤを履き替えていたので、意外な時期での積雪でも我が家はアタフタせずに済みました。
気温を記録したメモをポチ小屋に忘れてきてしまったので、温度情報はなしです。
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明日はキャンプに行く予定にしていました。
以前の記述と重複しますが、我が家は災害時の避難生活用にテントを購入しました。起こるのかどうか分からない災害に備えてテントをただ置いておくのはもったいないのでキャンプにも使うことにしました。また、実際に災害時、混乱した状況でも迅速にテントを張れるように予行演習が必要であることや、厳しい避難生活を体験してみたいと言うのもキャンプに行く理由です。
何もこの時期にキャンプする必要はないのですが、ポチ母はどうしても早く行きたくなりました。
最初は、電源なしで厳しい寒さを体験してみるつもりでしたが、最初から辛いと二度とキャンプしたくなくなるかも知れない(=テントがもったいない)ので、最初は甘い条件でも良いんじゃないかと思い、電源付きのサイトで家電製品なども持って行くことにしました。
ポチ小屋から行けるキャンプ場がいくつかありました。第1候補の上毛高原キャンプグランドにポチ父が電話してみると、雪が15cmくらい積もっていて、明日の時点でどれくらい雪が残っているかわからないと言うことだったので、翌日電話して状況を聞いてから行くかどうか決めようと言うことになっていました。
雪がどうなのか、、、、ポチ母はあまり気にしていませんでした。行く気満々。 |
11月25日(金)
朝のポチの庭には10~15cmくらい雪が積もっていました。
上毛高原キャンプグランドに何度か電話したのですが通じず。
それで第2候補の榛名湖オートキャンプ場に電話したところ、20cmほど積雪があり、既に水道管が凍っているので水が出ず、キャンプはお断りしているとのこと。そこで第3候補の星の降る森に問い合わせたところ、雪は積もっているがお断りはしていないと言うので、そこに決定!
追加料金を払えば9時からアーリーチェックインできますが、時間が大分経っていたので、13時の通常チェックインに合わせて出発することに。 |
写真はポチの庭の空。
木の葉が大分落ちて、空が広がりました。今日は空が真っ青。 |
準備は既に昨日からしていました。朝食の片付けを終え、10時半くらいにポチ小屋を出発しました。
写真は別荘地のゲートを出たところ。谷川岳が綺麗に見えました。
すっきり山が見えたのは本当に久しぶりです。 |
別荘地を出てしばらくはこんな景色でした。↓→ |
星の降る森は川場にあり、ポチ小屋から1時間かかりません。
先ずは道の駅「田園プラザかわば」に寄ってパン工房でパンを購入。道の駅からキャンプ場まですぐです。とっても便利!
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チェックインよりも少し早くキャンプ場に着いたので、車の中で買ってきたパンをおやつに頂きました。時間が中途半端なので今日は昼食抜きです。
13時にチェックイン。
料金は
AC電源付きテントサイト1区画:4100円
入場料大人2名:800円
入場料犬1頭:600円
合計5500円。
車の中はこんな感じ→
夜逃げできます。
運転席からバックミラーは見えませんでした。 |
先ずは2人で雪かき。 |
雪かきを終えたら2時半頃まで乾燥させることに。
遠くから借りた区画を見たところ。
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反対に、借りた区画からテントサイトを見渡したところ。 |
ニコちゃんはテントを張り終わるまで待っててね。
事情は全く分からなかったでしょう。 |
すぐに寝てしまいました。 |
電源→ |
2時半になる前に陰ってきたため、作業開始しました。
ポチ父の案でピクニックシートを敷いて、少しずらしてグランドマットを敷きました。 |
知らない間に色んなお道具とエプロンを揃えていました。 |
この間、文章だけで説明した骨組み。
収納時はこんな風になっています。 |
でも、中にロープのようなゴムが入っていて、全部つながっています。
どれとどれをつなぐか、そんなこと考える必要はありません。 |
オレンジの部分を隣のパイプに差し込めばポールがつながります。
後は、この間の予行演習通りですが、ポチ父はちゃんとペグを打ってテントと地面をロープでつないでいました。 |
テント自体、短時間で簡単に張れます。
今回はペグを打ったりロープでつないだりしたので、この間の予行演習より多少時間がかかりましたが、手間取ることはありませんでした。
それから、テントの中の作業で結構時間が過ぎて行きました。
中にウレタンマットや電気マットを敷くと地面からの冷気が遮断され、電気マットの電気は入れなくても大丈夫ではないか?と思われるほど快適に感じられました。
ところが日が陰り始めるとあれよあれよという間にテント内の温度が下がり始め、マットの上も冷え冷えしてきました。
午後4時前に全ての準備が完了。
既に外気温は0℃を切っていました。 |
午後4時頃、ようやくニコちゃんを車から出して散歩させることができました。
キャンプ場にはもう夕陽が当たっていました。 |
ずっと車の中に閉じ込められて、やっと外に出られた嬉しさと、雪の上を歩く楽しさで、ニコちゃんはご機嫌でした。 |
向こうに見える緑色の建物の中に、お店、トイレ、シャワー室、洗濯機があります。
ここのトイレは洋式でウォシュレットが付いています。
テントから直線ですぐなのですが、かなり勾配がきつく足場の悪いところを通って行かなければなりません。 |
写真上の林がオレンジ色に染まっていました。
空の雲もオレンジ色。 |
ごめん、ニコちゃん。
おやつをテントに置いてきちゃった。
この後、ポチ父は薪に火をつけている間、ポチ母はニコちゃんの足を拭いてテントに入れ、中で着替え、食事、歯磨きを済ませました。
ニコちゃんがテント内で走り回って危ないので、ドッグテント(テント・イン・テント)の中に入ってもらいました。 |
右がヘキサステンレスファイアグリル焚き火台M-6500(キャプテンスタッグ)。バーベキューもできます。
左がペトロマックスロケットストーブ(ペトロマックス)です。
どちらもこのキャンプのために最近購入しました。 |
5時頃から夕食開始。
おでんを作って来たので、ロケットストーブで温めて食べました。
ポチ父はエビスを持って大喜び。
エビスは2本持って来ましたが、こんな寒いところではいくら飲んでも酔わないそうで、2本では足らなかったとか。
でも、後で良いのがあるよ。
とりあえず、ここは2本で止めておこうね。
いつもと同じおでんですが、今までで一番美味しかったです。 |
テーブルの上に置いた温度計は、0℃を少し切っていました。
温かいお鍋がそばにあったので多少高かったかも。テーブルから離れたところでは、もう少し低かったでしょう。 |
鍋が小さかったので、おでんは2回に分けて温め。
このロケットストーブはかなりの優れものです。
神戸だか東日本だか、どっちなのかな?大震災の後に考えられたストーブです。これはアマゾンで購入しましたが、仕組みは簡単らしく自分でも作れるそうです。
このストーブの最大の利点はそこら辺に落ちている小枝や松ぼっくりなどを燃料にできること、そして火力が強いこと。ガス・電気、炭や灯油などの燃料がないところで、火をたいて暖を取り、調理ができるので、避難生活にはとっても役に立つそうです。
そして最大の短所は、すすがすごく、鍋が真っ黒になってしまうこと、火力の調節が難しいので、炎が取っ手まで伸びて、プラスチックの取っ手が熔けてしまう恐れがあることです。
今回、ストーブの炎のことを考えずに小さめの鍋を持って来てしまいました。もっと大きな鍋にすれば取っ手が安全だったかも。
帰宅後、鍋を磨いたら、底面以外、すすは綺麗に取れました。 |
6時頃、食事を終えました。
食事を終えてもポチ父は焚き火の火が落ちるまで見ていました。
その間にポチ父は持って来たブランデーを飲むことに。
これはポチ母の案。
ポチ父は昔、寒いところでキャンプして厳しさを感じたため、この時期のキャンプにはあまり乗り気ではありませんでした。辛いだけのキャンプにならないように、大きな楽しみとして、ちょっと高級なおつまみと一緒にこれを持ってきたのでした。おつまみはまた後で。
ほれ、お父さん、これがあれば寒いキャンプも楽しいでしょ?
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午後6時45分頃の外気温は-3℃。
テーブルや温度計を置いてあるクーラーボックスの上は結露が凍ってツルツル。
ポチ母はジャージの上に防寒ズボン、上はキャミソール、Tシャツ、もこもこフリースの上にスキーウェアを着ていたので、確かに空気は冷たいのですが、辛くは感じられませんでした。
実は前日、ポチ父が職場で昼食中、ランチ仲間の人達に私がキャンプに行きたがっているので翌日行くことにしたと言う話をしたところ、「どんな手を使っても奥さんを説得して止めさせた方が良い。」と言う人や「まぁ、1回、どんなに厳しいか経験させてみるのも良いだろう。」と言う人もいたそうです。
「確かに寒いけど、辛く感じられない。おままごとみたいで楽しい!」とポチ母が言ったことを伝えたら、きっとその人達は拍子抜けするだろうなぁ。
昔と違って今は着る物もテントも寝袋も機能が上がっているし、電源があるサイトを利用して家電製品をいくつか持って行けば冬でも暖かく楽しく過ごせるますよ。 |
7時前にテントの中に入りました。
中の気温は-2℃。
多分、0℃くらいだったのが、出入りの際に下がったのだと思われます。
そうなんです。せっかく中が温まっても一度出入りするだけで一気に温度が下がります。 |
ずっと一人だったニコちゃんをドッグテントから出してあげました。
すると、やはり寒かったらしくガタガタ震えていました。
ドッグテントの下にウレタンのバスマットを敷き、ドッグテントの中にはフリースを6重にして敷き、ドッグテントの外側にはフリースや私達の衣類をかけ、空き箱や使わないバッグ類で囲っていたのですが、それでも不十分だったみたいです。
寒さが苦手なのに、寒い思いをさせてごめんね。 |
ポチ父が抱きしめて温めてあげました。いつも書いていますが、抱きしめさせてくれるのはニコちゃんくらいです。
ポチ父はこのような状況に酔っているようでした。 |
テントの中はこんな感じ。
中央に小さなちゃぶ台を置きました。ちゃぶ台も今回買ったもの。とっても可愛い。
ニコちゃんを出す前に、IHコンロに鍋を置いてお湯を沸かして魔法瓶に入れたところです。一見、湯を沸かした後の鍋って熱そうで危険な感じですよね。でも、鍋は一気に冷めます。 |
ニコちゃんの震えがおさまり、ポチ父の腕の中でうとうとし始めました。 |
ニコちゃんをドッグテントに入れて、私達は食後のデザート。
コーヒーを入れてプリンを食べました。
このマグカップは、ポチ小屋が出来る前、ポチの庭の前でピクニックしていた頃に使っていた物。二重構造で中身が冷めにくいはずなのですが、ドリップパックのコーヒーを入れている間に冷めてしまい、飲む時には意外とぬるくなっています。蓋付きのマグカップが欲しい!
借りた区画は傾斜の少ないところを選んだつもりでしたが、意外と傾いていて、軽い物はちゃぶ台の上を滑ります。 |
そして、お楽しみ、ブランデータイム。美味しいおつまみも一緒に。
ポチ母はおしるこタイム。
こっちはまずかった。
音楽を聴いたり、ラジオを聴いたりした後、9時半頃、トイレと歯磨きに外へ出ました。
夕飯の時にも空を見上げましたが、再び見上げると「星の降る森」と言う名前のごとく、ものすごく星が綺麗でした。いくつか星座もはっきり分かりました。
この時、ポチ母は流れ星を見ました。ポチ父もこれより前に1回流れ星を見ていました。
星が綺麗に見えるのは冬のキャンプの楽しみの一つでもあります。
冬のキャンプの良いところは、それ以外に、虫やヘビがいないこと、人が少ないこと、スリーシーズン花粉に悩まされるポチ母にとって花粉症の心配がないこと、など。 |
テントの中は、だいたい0℃でした。
10時過ぎに寝袋に入って灯りを消しました。
寝袋は目と鼻が出るだけで、おでこも口も中に入れることができ、かなり温かいです。
朝7時起床の予定。普段寝不足のポチ母はこれで睡眠が充分取れると思っていました。
それが大間違い。
しばらくすると、足音がしました。人間の足音のように思われました。今日は、テントサイトの利用者は私達だけです。ロッジの方に1組いるそうですが、その人達がこっちに来るとは思えません。足音を発するものは、すぐそこ、テントの横にいます。私が「お父さん、誰かいる!」と言うと、ポチ父が灯りをつけて「誰?」と声をかけました。無言で立ち去りました。それから怖くて怖くて。おまけにマットを重ねて敷いているとは言え、床面がかたくて背中が痛くて寝心地が悪かったです。寝返りを繰り返しているうちに、薄いマットがよじれて大きなしわができ、それがさらに背中に当たって痛く、なかなか寝付けませんでした。寝付いたと思ったら、寝袋が思った以上に温かく、暑くて目が覚め、着ていた物を脱いで結局Tシャツだけになりました。
寝付くまでに1時間半かかり、朝まで何度も目が覚めました。
翌日、ポチ父がしきりに眠たい眠たいと言っていて、寝返りがうてなくて睡眠の質が悪かったようです。
おやちゅみ、お父さん。
寝心地が悪いからエアマットを買おうね(すっかり、またキャンプに行くつもりでいる)。 |