過去の日誌2017年10月
ポチくんクラブ日誌10月 最終更新日:2017年12月2日
マリちゃんのパパ、しみゃおさんがお手伝いされている動物愛護団体

の活動に対して、支援および拡散をお願いします。
アニマルコミュニケーターの森永さんが出版された本
もし動物と会話ができたら
ペットの気持ちがわかる
12のストーリー

にポチくんのお話しが載っています。STORY11がポチくんのお話しです。
読書大嫌いなポチ母でも最初から最後まで一気に読んでしまいました。皆さんもぜひお読み下さいね。
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10月27日(金)
続・紅葉キャンプ


10月26日(木)
紅葉キャンプ

10月24日(火)
決心


10月11日(水)-12日(木)
ユキちゃん、今度は健康で幸せに
 最後に更新した8月26日の日誌では11月に入ったら更新すると書いたのですが、もう11月も下旬になってしまいました。その間にあった出来事をいくつか振り返ります。 
  10月28日(土)     完・紅葉キャンプ 12月2日更新 New 
 今日はチェックアウト時間を延長できなかったので、朝食を簡単に済ませてすぐにお散歩に出かけました。
 午後から雨の予報でしたが、撤収が完了するまでに持つでしょうか?


 本当なら、この写真の左手奥に浅間山が見えるはずなのですが、今日は天気が悪くて見えません。
 


 記念撮影。




 何だか分からず抱っこされているニコちゃん。
 

 キャンプサイトまで戻って来ました。
 右手奥に見える白い車のところが我が家のサイトです。

 奥のキャビンから煙が見えますね。
 全てのキャビンに薪ストーブが付いていて、チェックイン時間後しばらくすると希望者を集めて薪ストーブの焚き方に関するレクチャーがあります。



 お隣のテント。
 ロープにヒラヒラの飾りが付いています。
 我が家のテント。
 手前がシェルター(リビング)、奥がテント(寝室)。
 こんな見事な紅葉の中でキャンプが出来るとは思っていませんでした。大満足のキャンプでした。
 が、撤収の途中で雨が降り始め、しかもニコちゃんのご飯で時間を食ってしまったため、チェックアウト時間11時(だと思っていた)に間に合わず、まだ完了していないのにチェックアウトの手続きに行きました。
 雨に濡れたドロドロのテントをそのまま丸めて袋にポンするしかありませんでした。ポチ小屋に帰ってからの片付けが大変です。
 11時15分くらいに撤収完了。
 後(次回のキャンプの後)で分かったことですが、このキャンプ場のチェックアウト時間は11時ではなく12時だったのでしたぁ。
 さてさて、3週間後にまたここにキャンプに来ます。
 今年のお正月、ここに初めてキャンプに来た時、受付で猫に注意と言われていたのに、買って来たばかりのホタテを盗まれました。
 次のキャンプの時には、その「ドロボー猫」にシェルター内を荒らされました。
 帰る時、とうとうそのドロボー猫の姿をはっきり見てしまったのです。
 不細工な猫は良く見ますが、人相(猫相)の悪い猫を見たのは初めてです。
 これほど悪人(悪猫)顔の猫は見たことがありません。
 写真に撮りました。
 次回のキャンプ記事をお楽しみに。
  10月27日(金)    続・紅葉キャンプ 11月28日更新  
 8時半頃、朝食。
 ホットサンドに、フルーツヨーグルト、コーヒー。
 普段からホットサンドは良く食べていますが、キャンプだとさらに美味しい!



 ダイニング・リビングとして使用しているシェルターでの朝食の様子。

 ニコちゃんのサークルの横にある白いクーラーボックスは釣りで使われる断熱性の高いもの。
 中には冷凍の保冷剤を4つ入れているので、2泊3日のキャンプでも最後まで食品を保冷してくれます。



 テントの外側に、季節外れのトンボがとまっていました。


 9時頃のテントの中は24℃。
 テントの中は、日が当たるか当たらないかで大きく温度が変化します。
 真冬でも30℃近くになることもあります。

 朝食を終えたら、ニコちゃんとお散歩。
 昨日の夕方、あるキャビンの前を通った時に、女性から声をかけられました。白いシェパードを連れてきていたそうですが、その時はご主人と散歩に出ていたのでその子には会えませんでした。
 その女性としばらくお話をして、ニコちゃんを可愛がって頂きました。

 それで今日、そのキャビンに寄ってみたところ、ちょうどお庭にその子がいました。
 名前は「しずちゃん」。南海キャンディーズのしずちゃんと同じ名前だと教えて頂きました。
 お父さんもお母さんもとってもフレンドリーだったのですが、しずちゃんはポチ母に向かって「うぅ~~~!」。
 でも、ルックスはとっても可愛かったですよ。
 このキャンプ場が気に入って良くいらっしゃるそうです。
 また会えると良いネ!


 しずちゃんとお別れしてキャンプ場の外に出ました。


←紅葉のトンネル。



 真っ赤な木の葉と真っ青な空。


 キャンプ場からは浅間山が大きく見えます。
 既に雪で被われていました。
 
 


 キャンプ場に戻りました。



 テントに戻りました。
 ニコちゃんのご飯と歯みがきを終えたら、ちょっと休憩。
 シェルターのサイドを開けてメッシュにすると、中からでも紅葉が楽しめます。
 かつ、昨夜の結露も乾燥。


 ニコちゃんをサークルに入れると、今日もグルグルと回っていました。
 テントの中で30分ほど寝て起きた時もまだニコちゃんは回っていました。
 さっき、お散歩したばっかりなのに、かなりの運動量です。


 レストランで昼食を取った後、温泉へ行くことに。
 
 ママズガーデンと言うレストランに行きました。
 ポチ父がネットで探して名前を教えてもらっていたのですが、ポチ母には「ナマズガーデン」と聞こえていて、実際に行くまでずっと「ナマズガーデン」だと思っていました。変な名前だなぁと思っていたら聞き間違いだったのね。
 わんこも店内に入れます。
 ニコちゃんはしばらくウンチが出ていなかったので、ちょっと心配。
 オムライスを注文。
 サラダとスープをセットで。
 美味しかったです。

 あっという間にお客さんでいっぱいになり、隣の席がかなり近く、ニコちゃんの粗相が心配。
 何とかウンチすることなく席を立って店を出ようとした時、私達が立つと同時にニコちゃんが背中を丸めました。予めスタンバイしていたポチ父がビニール袋をさっと取り出し手にはめてウンチをダイレクトキャッチ。
 あ~~、危なかった。
 せっかく店内に入れてもらったのに、ウンチを落とす訳にはいきません。
 以前はニコちゃんは絶対に屋内で排泄をしませんでしたが、最近は頻繁にウンチをします。
 家では、マットの上にウンチをしてその上に寝転んでいたり、リビングにウンチをしてそれを踏んで走り回っていたり、病院の待合室でウンチをしたのにポチ母が気づかず、落ち着かないニコちゃんをそのウンチの上に無理矢理押さえ込んで座らせたり、、、、、結構悲惨なことになることが多いです。外出時は気をつけねばなりません。
 写真上はおとなしくお利口にしている時のニコちゃん。 


 前回と同じホテル、「ホテル軽井沢1130(イレブンサーティ)」の温泉に行きました。


 温泉を出てキャンプ場に帰ったら、すぐにニコちゃんのお散歩。
 キャビンの前にこんな可愛い車がとまっていました。
 愛犬のイラストが描かれています。
 
 


 どこを見ても美しい。
 どこを歩いても見事な景色でした。
 



 ニコちゃんの調子も良く、お散歩を満喫していました。


 キャンプ場の中からも浅間山が良く見えます。

 テントに戻ってニコちゃんのご飯を歯みがきを終えたら、ポチ父の大好きな焚き火いっぱいタイム。

 今日もソーセージをあぶって食べました。これは美味しくて止められない。

 夕飯は、前回水加減を失敗したパエリア風。
 今回は火加減を失敗しました。
 

 昨夜も今晩も星が見えましたが、昨日の方がはっきり綺麗に見えました。ポチ父は流れ星を見ました。
 早めに就寝。
 なんと、健康的な生活なのでしょう!

 明日は天気が崩れるようです。
 撤収の時、雨が降ってたら悲惨。
 どうか持ちますように!
  10月26日(木)    紅葉キャンプ 11月23日更新  
 前日の夜にポチ小屋に入り、今朝、予定よりも1時間以上遅れてポチ小屋を出発し、北軽井沢のスウィートグラスにキャンプに来ました。
 アーリーチェックインの申し込みをして9時から入場できるのに、着いたのは11時でした。
 このキャンプ場は今年のお正月に利用して、今回が2回目になります。とても人気のあるキャンプ場でポチ母が一番気に入っているところです。
 管理事務所はハロウィーンの飾り付けがなされていました。

 今回は、前回に利用したサイトの隣の区画になりました。
 ご覧の通り、キャンプ場は紅葉真っ盛りです。
 「紅葉の季節かなぁ~?」と期待して来たのですが、これほどバッチリだとは思いませんでした。
 ラッキー!

 ポチ父がテントを張る準備をしている間に、少し写真撮影。

 利用する区画に植えられていたもみの木みたいな木に真っ赤な実がついていました。


 黄色から真っ赤へと移るグラデーションが美しい。
 空も真っ青です。


 少し荷物を出したところ。
 来る時は、バックミラーが見えない状態でした。

 ニコちゃんはぐっすり寝ております。
 バリケンの床面にはマットにフリースを何枚か重ね、バリケンの周りは長座布団で被い、十分断熱・防寒しております。


 最初の頃はテントだけ、その後、タープを購入して春・夏と日陰を作りました。
 そして、今回はシェルターを購入してテントにリビングをドッキング。

 写真右は、シェルターを設営したところ→

 途中で簡単に昼食。
 今回新たに揃えたのはニコちゃん用のサークル。
 いつも車の中のバリケンやテントの中のドッグテントに入れられている時間が長かったので、もう少しフリーに過ごせるスペースをと考えてこれを購入。
 デカ過ぎて、広いシェルターの中でもかなりのスペースを食ってしまいました。
 しかしその広さゆえ、ニコちゃんはこの中で1人散歩をすることができました。何十分もグルグルと中を回り、良い運動になるようです。
 時々、ポチ父が回る方向を変えてあげました。


 しばらく1人散歩をした後、寝てしまいました。


 午後4時前、ようやく設営を終えました。
 お部屋完成。



 テント内からシェルター方向を見たところ。

 シェルターからテント内を見たところ。
 テントが寝室、シェルターがリビング・ダイニングと言う感じで使います。
 

 外から見るとこんな感じ。
 ニコちゃんとキャンプ場をお散歩しました。
 ニコちゃんは、とっても元気。ルンルンでお散歩していました。

 ちょうどユキちゃんを送った頃、絶不調で「ずっと寝ているような活動性の低い状態」になっていたのですが、どうやら老年性ミオクローヌスの症状を抑えるために使っていたレベチラセタムと言うお薬のせいではないかと思い、病院に電話して薬を中止することになりました。以前にも同様の訴えをしたのですが、半量に減量することを提案されて、本当は止めたかったのに投与を継続することになりました。半量に減量しても、改善するどころか悪化する一方で、もうダメだと思って病院に電話するきっかけとなったのは、お散歩から帰って玄関に入った直後、なだれ込むように寝転び2秒後くらいにいびきをかいて冷たい玄関タイルの上で寝始めたことでした。なぜ、そのお薬が原因だと分かったのか? たまたま薬が数日切れた時、急に元気になったからでした。投与を再開したらまた活動性が低くなってしまい、そこで薬との因果関係がピンときました。このお薬は血中濃度の上がり下がりが速いので、症状の変化もはっきりしています。
 レベチラセタムの中止と同時に、以前から投与していた甲状腺ホルモン剤を増量してもらった結果、1日で急に元気になり、普段のお散歩は絶不調の時の倍以上の距離を歩けるようになり、スピードも若かった頃のようには行きませんが、良いペースで完歩できるようになりました。止って寝たり、抱っこしたりすることはもうなくなりました。
 ただ、甲状腺ホルモン剤を最初に投与した頃、元気になったのは数ヶ月で、その後はまた元に戻ってしまったため、今回もホルモン剤の増量の効果はいずれ消えてしまうことが予想されます(薬の効果よりも老化の進行が上回る?)。


 キャンプ場はどこを歩いても見事な紅葉。
 

 このキャンプ場は小さい子供達が存分に楽しめる遊具などがたくさんあります。

 船のようなツリーハウス。→
 


 何カ所かに大きなカボチャがゴロゴロと転がり、ハロウィーンの雰囲気が演出されています。
 


 きっと毒キノコでしょう。


 可愛い!と言うか、毒々しいと言うか、ここまで色鮮やかなキノコは見たことがありません。



 キャンプ場の入口。



 テントに戻って来ました。
 午後5時40分頃、テント内は10℃ちょっとでした。

 ニコちゃんのご飯と歯みがきを済ませて、ニコちゃんにはドッグテントで寝てもらいました。


 午後6時前、外の気温は2.5℃。
 さぁ、これから私達の夕飯の時間。


 早速、ポチ父は焚き火に当たり、チーズでいっぱいやってます。


 焚き火でソーセージをあぶり、、、、
 これがめっちゃ、まいう~~!


 火が小さくなったところで、シェルターに入り、鉄板焼き。
 これはちょっとイマイチでした。
 コンロからはみ出た鉄板にはなかなか熱が伝わらず焼けるのに時間がかかりました。
 また、寒い時期には向かない料理です。



 食事を終えたら、焚き火でマシュマロをあぶり、、、、
 強い火の中に入れたら、一発で焦げてしまいました。
 やり直して弱火であぶると、良い感じ。
 口の中に入れたらシュワシュワとなくなってしまいました。
 これ一度やってみたかったのですが、味が変わるのではなく、食感が変わるのですね。シュワシュワの食感が何とも言えなかったです。


 夜8時半の外気温は0℃。

 コーヒーを飲み、片付けを終えて、夜9時頃にテントに入りました。



 これからさらにお楽しみ。
 ポチ父はブランデー、ポチ母は和菓子。

 10時半過ぎか11時前くらいに就寝。
 この頃は、外気温が-8℃くらいに下がっていてこれが最低気温だったようです。


 テント内はヒーターが入っていたので15℃くらい。

 寝る時にはヒーターを消したので、恐らく0℃くらいまで下がったでしょう。

 ニコちゃんのドッグテントの壁面にはベタベタと使い捨てカイロを貼り、フリースなどでカバー。

 明日もお天気は良さそう。
  10月24日(火)    決心 11月23日更新  
 ようやく、
 やっと、
 とうとう、捨てる決心をしました。
 ポチくんが使っていたドッグカートと車のハウスとしていたソフトケージをあれからずっと玄関に置いていたのですが、もう捨てることにしました。
 年が明けるとポチくんが亡くなって8年になります。
 もう、諦めよう。
 いえ、諦めきれずにドッグカートを雑巾で拭いて綺麗にしてしまおうとしたのですが、8年も置いていたものだから綺麗にするには相当時間がかかりそうだったので途中で諦めました。
 かえってここに放置しておいたのは良かったのかも知れません。
 早々に綺麗にしてしまってしまったら、いつまでも捨てられずに置いていたと思います。
 右側に見える白いのはカードの床面がふかふかで不安定だったので、下に敷いていた発泡スチロールの板。
 こんなものまでなぜ取って置いたのかと言えば、ポチくんの爪痕が付いていたからです。
 ソフトケージは、ニコちゃんを塩谷のシェルターから車に乗せて連れてくる時に使ったもの。
 そして新しいバリケンが届くまでリビングでハウス代わりにしていたものです。
 ポチくんが生きていた時には車のハウスでした。
 ポチくんが破ったので、アイロンテープで補修した痕があります。
 
 このソフトケージに敷いていた段ボール→
 その上に敷物を置いていたのですが、この段ボールにも少し爪痕が付いていたため捨てられずに置いていました。
 今日は予約していた粗大ゴミの回収日。
 朝、お散歩に出る時には玄関先にまだあったのですが、散歩から帰ると回収されていました。
 それを見ると、何とも空虚な気持ちに。
 いつまでも置いておけるものではない。いつかは捨てなくてはならない。ずっとずっと思い続けていたけれど踏ん切りがつきませんでした。やっと決心しましたが、、、、
 久しぶりに大泣きしました。
 発泡スチロールの板や段ボールに付いた爪痕を見て、「ここに確かにポチくんがいたのに、、、、もう今はポチくんがいない。」。
 それらがなくなって、ポチくんの生きた証までなくなってしまったような気がします。
 いやいや、まだまだあるよ。廊下や壁に付いたポチくんのよだれの痕(絶対に拭かない)。柱や敷居のカジカジした痕。
 戸を開けたり閉めたりして一緒に遊んだ時の痕(鼻で開け閉めしたので、そこが黒くなっている)などなど。
 ポチくんのことを懐かしんで大泣きしたくせに、今年は誕生日(8月28日)やうちの子になった日(10月13日)をすっかり忘れていました。
 だんだん、忘れることが多くなりました。
 ポチくん、たまには遊びに来てね。
10月11日(水)-12日(木)     ユキちゃん、今度は健康で幸せに 11月22日更新 New 
 10月11日(水)
 このころ、ニコちゃんはかなり調子が悪く、散歩は家の周りしか歩けなくなっていました。
 散歩中何度も立ち止まり、立ったまま寝ることが多くなりました。
 実は、神経科で処方されていた薬が合わなく、傾眠状態と言うのでしょうか、歩いていても立っていてもご飯を食べていても寝てしまっていました。薬が原因だと気づくのに大分時間を費やしてしまいました。
 この日も、朝の散歩は近くの農道を少し歩いて引き返して来るだけでした。
 帰り道、前方に白い物が見えました。
 良く見えないけど「もしかして猫?」と思い、そこへ行って確認しようと思いました。
 が、ニコちゃんがどうにも歩いてくれません。
 ニコちゃんを抱っこすれば、すぐにそこに行けたのに頭が回らず、「早く!早く!」とニコちゃんを引っ張りました。
 何とか近くまで来るとやはり猫ちゃんでした。
 あと少しなのに、どうしてもそこに到達できない。
 まるで悪夢を見ているようでした。
 そういう夢ってありますよね。急いでそこに行きたいのに、サイドブレーキがかかってるような、足が空回りしているような、、、
 やっとそばに着いた時、もう死んでいるように見えました。
 生きているのか?死んでいるのか? かすかに呼吸のために腹部が動いたような感じがしました。鼻に手を当てましたが、明らかな息は感じられません。体を触ってみるとまだ少し温かいです。生きているかも?
 急いで家に帰って、この子を病院に連れて行こうと思いました。
 家は目と鼻の先なのに、ニコちゃんが歩いてくれない。なかなか家に着けない。
 やっと家に着き、猫を飼っていたお向かいさんにつきあってもらって、その猫ちゃんのところに戻りました。お向かいさんが触ると明らかに手を動かしました。これで本当に生きていると確認できました。
 洗濯ネットに入れた後、段ボールに入れ、家に戻りながらタクシー会社に電話したら、何と今日は混んでいて20分くらいかかるとのこと。時々利用しますが、たいてい5分くらいで来ます。今日に限って、、、
 ニコちゃんのかかりつけ病院に電話して、「道端で倒れていた野良猫ちゃんをこれから連れて行くが、瀕死の状態なので到着後すぐに診てもらいたい。」と伝え、玄関前でタクシーを待ちました。
 体温はかなり低そう。「頑張って、頑張って。」と言いながら体をさすっていると、雨が降って来ました。私でさえ寒い。タクシーはなかなか来ません。時間が止っているような感じでした。
 やっとタクシーが来てすぐに病院に向かいましたが、病院に電話してから到着まで30分近くが経ってしまいました。受付で猫ちゃんを渡すと、ニコちゃんの主治医と看護師1人が既にスタンバイしてくれていました。電話してから30分近く経つのに、他の患者さんを診ないで手を空けてくれていたみたいです。
 時間が経ちすぎた。ダメかも。そう思うと泣けてきて、泣けてきて、胃が痛くなってきました。 
 しばらくして先生に呼ばれ説明を受けました。
 体温が32℃しかなかったので湯たんぽで体をまず温め、ブドウ糖液を飲ませたところ、結構飲んだとのこと。
 見ると、猫ちゃんは目をはっきり開け、手を動かしました。
 「これは、いける!」と感じました。
 回復しなくて障害が残った場合にどうするかと聞かれ、当方で責任を持つと話した後、詳しい検査をすることになり、再度待合室で待ちました。
 血液検査の結果、腎不全であることが判明。腎機能検査値は全て基準値上限。上限を指しているのではなく、測定限界値を超えているとのこと。
 重度の腎不全であればもう助からないのではないか?と思い、一瞬落ち込みましたが、先生は「慢性であれば無理でしょうが、急性の場合は助かることがあります。この子は生後6ヶ月くらいなので慢性と言うより急性と考えられるので、可能性はなくはない。」と言う説明だったので入院下での治療をお願いしました。
 猫ちゃんに挨拶をして、一旦帰宅することに。
 ポチくんが息を引き取った時、その瞬間に雑巾を絞るような感じで胃がよじれるような激痛を感じました。猫ちゃんを運び込んでからずっと胃が痛くそんな感じでした。帰る頃には吐き気を催し、先生からビニール袋をもらったところ、先生がお水を用意してくれました。そうしたら、待合室で隣に座っていた人が荷物を持ってサッと席をずれたんです。おそらくノロウィルスか何かだと思ったのでしょう。感じ悪いったらありゃしない。
 病院を出て駅に向かって歩いているうちに胃痛は治まりました。さっきの猫ちゃんの様子からうまくいくかも知れないと思ったのでストレスがなくなりました。
 夕方ニコちゃんのお散歩を終えてご飯をあげていたところ病院から電話がありました。「どんどん点滴を入れてるんですが、全く腎臓から膀胱に尿が出て来ません。腎臓はもう機能しないようです。先ほどから息づかいが荒くなり、ちょっと危ない感じです。」と言われ、病院に行くことにしました。
 まだニコちゃんのご飯が終わっていなかったので、世話を終えてから行くつもりでした。
 そこへポチ父が帰宅したので、一緒に病院に向かいました。その途中、先生から「今息を引き取りました。」と言う電話が入りました。
 先生から動物霊園のパンフレットをいくつかもらい、猫ちゃんを引き取って帰りました。その途中で、お花と体を冷やす氷を購入。
 10月12日(木)
 一番距離的に近い霊園に電話したところ、今日は定休日なので預かって翌日に火葬・埋葬してもらえることになりました。
 昨日は、お向かいさんが用事があったので病院まで送ることが出来なかったからと言って、今日は霊園まで車で送ってくれました。
 猫ちゃんのおやつも頂きました。
 
 野良猫を弔うこととSI動物病院から紹介されて来たと伝えたところ、火葬・埋葬費用を半額にすると言ってくれました。
 霊園職員(オーナー?)の知り合い方が以前交通事故に遭った野良猫を近所の動物病院につれて行ったところ、「うちは野良は診ない」と拒否され、その後、我が家がかかりつけにしているSI動物病院にその子を連れて行ったところ、ちゃんと診てくれただけでなく、そのまま引き取ってくれたそうです。そうそう、いつも処置室で見る足の悪い黒猫ちゃんが、その話の子でした。SI動物病院には恩義があるそうで、今回、我が家がその恩恵を受けることができました。
 火葬証明書を発行するので名前を付けて欲しいと言われ「ユキちゃん」(女の子)としました。毛の色が白いのと行き倒れから取って「ユキ」。安易な名付けでごめんね。
 何の縁もなかったユキちゃんですが、助けてやれず、申し訳なく思い泣けました。

 止めて欲しい。無責任な餌やり。
 極く近い範囲で3軒の家が野良猫の餌やりをしています。
 近所には本当に野良猫の多いこと多いこと。
 この辺は畑が多く、野良猫たちは畑で過ごすことが多いです。
 しかもそこは大量の農薬が使われていることが近所でも評判になっています。
 そんなところで遊んでいたら、腎臓や肝臓がやられて当然。
 そうでなくても野良ちゃん達は生きていくのが大変。
 1年くらい前、原因は違うかも知れませんが同様に道端に野良猫が倒れていて近所の人が保護して動物病院につれて行き、治療により助かったのでそのまま飼い猫にしました。

 「餌やりだけ」と言うのはダメです。
 やるなら、避妊手術も、排泄物の始末も、具合の悪い子の世話も責任を持ってやるべき。
 餌やりをしている人達は猫ちゃん達が喜ぶ姿を見て癒やされているだけでなく、「良いことをしている」と言う優越感を持っているようです。その優越感の話は、餌やりさんと親しくしている近所の人から聞きました。

 ニコちゃんの痴呆が進んで来たので、もしユキちゃんが命を取り留めてうちの子になったら、出産・子育ての経験があると思われるニコちゃんなら母性がよみがえり世話をしてくれるのではないか?そうしたらもう少し頭もはっきりするのではないか?とちょっと期待しました。
 結局ご縁はなかったけれど、今度生まれ変わったらユキちゃんには元気でこの世の幸せを満喫してもらいたいと思います。

 改めて、動物の保護活動をされている方達に敬意を表したいと思います。