ポチ小屋とポチの庭 Part2:着工から完成まで
ポチ小屋Part2
ポチ小屋は私達の家であるだけでなくお友達をお迎えするクラブハウスでもあります


 我が家は毎年1〜2回旅行をします。ポチくんを迎える前はおしゃれをして美術館へ行ったり、美味しい物を食べたりするのが我が家の旅行スタイルでしたが、彼が家族になってからはスニーカーにジーンズ姿でハイキング中心の旅行になりました。自然の中を旅するうち、いつしか日常生活も自然の中で過ごせたら良いなと、別荘を夢見るようになりました。
 2005年6月、とうとう群馬県の昭和村に土地(通称ポチの庭)を購入し、2007年8月よりようやくお家(通称ポチ小屋)の建築計画が動き始めました。

      工務店:株式会社アライ
      設計 :秀雅設計事務所

 このページでは、着工からポチ小屋完成までをご紹介します。
 土地探しから着工前までは「ポチ小屋Part1」のページをご覧下さい。
 また、ポチの庭を購入してからの自然生活の楽しみ方については「ポチの庭」および「昭和村クラブ」のページでご紹介しています。
最終更新日:2008年11月11日
総括・アドバイスとPart3の予告
 さて、引き渡しから1ヶ月以上が経ちました。一部手直しが残っていますが、もう既に完成の状態です。
 これでPart2を終わりにしたいと思います。

 1〜100まで全部満点のお家ができたと言うわけではありませんが、それはどこでお家を建ててもあり得ないことではないでしょうか。それに当方の考慮不足に起因する不具合もありますし。
 概してかなり満足しています。埼玉の自宅とポチ小屋を行ったり来たりするたび、ポチ小屋の良さを身に染みて感じます。そして選んだ工務店に間違いはなかったと改めて思いました。
 埼玉の自宅は何年か後に区画整理事業のため建て替えが必要となります。何年も前から住宅メーカーをまわって勉強してきましたが、やっぱり住宅メーカーは高い! 株式会社アライのように小規模な会社でも質の高い家を安く建てられる工務店が自宅の近くにあるのか、もう一度最初から勉強しなおさなければなりません。ポチ小屋でお金を使ってしまいましたから、高い住宅メーカーで自宅を建て直すことは不可能と思います。新住協の会社は埼玉にないので、はて、どうするか、、、、それはまた後で考えるとして。

 参考になるかどうかわかりませんが、ポチ小屋を建てるに当たって「これはこうした方が良かった」「こうして良かった」と思ったことをいくつか書かせて頂きます。
調査と勉強は十分時間をかけて、建築は急がずに。
 自宅の建て直しのために何年も前から住宅展示場を回ったり、ポチ父がネットで情報を集めたりして勉強を重ねていたため、お任せにせず大きなところから細部に至るまで自分達の要望を組み込むことができたと思います。
 知識や情報がなければ工務店や設計士の提案したプランから選ぶしかありません。工務店側からの提案の幅が決して狭いと言うわけではありませんが、例えばポチくんの足が絶対に滑らない床なんて、これはかなり専門的。滑りにくいフローリングは住宅メーカーでもいくつか提案していますが、どれも不満足です。実際には結構滑ります。またタイルも良い物はべらぼうに高い。旅先のペンションで見たタイルと同じような物を自分達で必死に探しました。時間も労力もかかりました。また見つけたところで工務店では扱いがなかったり。それをお願いして使ってもらいました。
 ドアの色一つ決めるのにも決してカタログで選びませんでした。ショールームに行って実際に見て決めました。
 要するに自分達のしたいようにするためには手間暇がかかります。

口コミも重要
 以前、目を付けていた大工さんのこと。良いなぁと思っていつもブログを読んでいたのですが、実際にお家を建てた方のお話しを聞いてみるとボロンチョ。その話は別荘地内でも広がってしまいました。話しを聞いて良かったです。
 また、設計事務所を訪問した時、そこが契約しているいくつかの工務店の大工さんの評価を聞きました。そういう点でも工務店や設計事務所をたくさん回るのは有益だと思われます。これもまた時間も労力もかかります。

希望ははっきりした形にせず、言葉とイメージで伝えた方が良いこともある
 ポチ父がかなり前から簡単なソフトを使ってポチ小屋の設計図を描いていました。それはそれで良いと思いますが、良くない点は、素人は一度形にしてしまうとそれが固まってしまって違う案を思いつきにくくなると言うこと。
 和室と寝室の収納をどうするか困った時、一度描いた図面から離れられず違う案をひねり出せずにいました。そこで「形にしないで、言葉で設計士さんに伝えたら、いくつかプランを出してくれるんじゃない?」と言ったところ、やっぱりパリパリそこはプロですね。「こう言うのはどうでしょう」といくつかスラスラとプランが出てきました。営業マンが言っていましたが、そういうことは良くあるそうです。
 それから、設計士さんや工務店に良い案があっても、せっかくお客様が描いた図面を変更するのは気が引けると言うこともあるのではないでしょうか。

生活スタイルを決めてから間取りを決める
 私達はどの部屋でどんな家具を置いてどのように過ごすのかをあまり考えないで、先に間取りを決めてしまったため、後から置ける家具が制限されたり、十分な収納がつけられずに困ったりしました。
 どの部屋で寝るのか、布団かベッドか。リビングにはソファを置くのか、ダイニングセットだけにするのか。ごろ寝してテレビを見るのはどこでするのか。そういう具体的なことを考えてから間取りを決めた方が、より住みやすいお家になるような気がします。
 実際に家具を見に行くと、ダイニングとソファを兼ねた家具があったり、ダイニングテーブルが広くなる物もあれば、高さが変えられる物もあり、場所が制限されるならこういう家具も一つの手だと思える物がたくさんありました。
 そういう物を全て見て情報をたくさん持った上で、家具や間取りを決めた方が良いと思います。それにはやっぱり時間も労力もかかります。

細かなことも施主側が決める
 打合せ漏れがないように、細かいところまで施主側が決める。

決める前に全員で動作をしてみる
 ここで立ってみる、座ってみる、開けてみる、閉めてみる、、、、、
 全て予め動作をして人間や物の動きを予想してから間取りや建具の付け方を決めた方がいいです。
 しかも全員でやってみてそれぞれが意見を一致させてから。
 実際にやったつもりでしたが、玄関のドアについてはそれをやらなかったため、開きが左右反対の方が良かったと言う結果に。これは私達のミスでした。しかし玄関でそういうことになってしまったのはイタイ。

自分で取り替えられない場所に照明器具をつけない
 吹き抜けの一番高い天井にシーリングファンがついているのですが、最初の照明プランではそのシーリングファンは照明つきでした。「電球が切れたらどうやって取り替えるの?」と思い、照明が付いてないシーリングファンに変えてもらいました。階段の途中、吹き抜けの天井など、業者を呼ばないと電球が取り替えられない場所に照明がついているお家を実際に見たこともあります。おそらく誰も気が付かなかったのでしょう。気を付けて下さい。

内覧会はたくさん行った方がいいかも
 以前にも書きましたが、私達は工務店を株式会社アライに決めた後も、ずっと内覧会に行っていました。そこでたくさん良いアイデアを見たので、それをポチ小屋に組み込むことができました。
 思い返せば、もう設計が変えられない時期でも内覧会に行っていました。
 お勝手口が小玄関になっていたお家がありました。お勝手口の内側が一段下がってコンクリート打ちになっていたのでそこでサンダルの脱ぎ履きができるんです。「これ良いねぇ」とポチ父と2人で感動したのですが、既にもう変更できない時期でした。そのお家がもう少し早く完成して内覧会が早かったら、あのアイデアをポチ小屋に採用できたのに、、、、、て言うか、設計をもう変更できない時期になってまで何で内覧会に行っていたのでしょう? 我が家は勉強熱心だったと言うことにしておいて下さい。

 長くなりました。
 しかし、「ポチ小屋」は続きます
 株式会社アライよりプロのカメラマンが撮ったポチ小屋完成写真を提供して頂いたので、この写真を使いながらPart3で仕様や特徴などを細かく紹介していきたいと思います。なるべく早くPart3のページを作成するつもりでいますので、引き続き「ポチ小屋」のページにも遊びに来て頂きます様お願いします。
 ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
   11月7日(金)〜9日(日)   同じ温度でも体感温度が違う
 7日(金)夜9時過ぎにポチ小屋に到着。車から降りると外気は8℃湿度75%。やっぱり寒〜い。お家の中に入るとリビングは15℃湿度65%。数字的には決して暖かいとは言えないのですが、なぜかほっとする暖かさを感じました。
 そして9日(日)夜8時半過ぎに埼玉の自宅に到着。家の中は冷え冷え。2人とも「寒〜い!」と言葉を発しました。しかし、リビングはポチ小屋に着いた時と同じ15℃湿度65%。
 ポチ小屋も埼玉の自宅も暖房を入れていなくて冷え切った時の温度と湿度は全く同じ15℃65%。なのにポチ小屋と自宅とでは体感温度がかなり違います。これは暖房を入れて室温を20℃くらいに維持した時も同じです。「同じ20℃なのにどうしてこんなに体感温度が違うんだろう」と前からポチ父と話していました。
 おそらく、ポチ小屋は家の中のどの部分もほとんど同じ温度であるのに対し、埼玉の自宅は家の中はもちろんのこと同じリビングの中でも場所によって温度が違い、たまたま温度計を置いてあるところがポチ小屋と同じ温度を示しているだけで、エアコンから近いところと遠いところ、上と下とで温度が異なるため、体は自宅の方が寒いと感じるのであろうと思われます。
 リビングとお風呂についてポチ小屋と自宅(11年半前に建築)を比較してみましょう。
自宅(埼玉県) ポチ小屋(群馬県昭和村)
リビングの温度を20℃に設定  トレーナーかフリースを着ないと寒い。  Tシャツかダンガリーのシャツだけで過ごせる。トレーナーやフリースを着ると暑いことがある。
お風呂  今の時期、入ってすぐに追い炊きをする。
 真冬は入っている最中に3回くらい追い炊きをする。洗い場は寒いのでなかなか湯船から出られず、体が暖まるのを待っていると湯船の中で寝てしまう。
 洗い場はお風呂マットを敷かないと足が寒い。
 ポチ小屋に入居してから追い炊きをしたことは一度もない。
 だいたいリビングで体がポカポカになっているので湯船に入るとすぐに暑くなり、長くつかっていることができない。
 お風呂マットは不要。
 自宅のお風呂を出ると2人とも「ポチ小屋のお風呂はいいなぁ」といつも言っています。
 湿度が下がってきて昼間は60%を切る様になってきたので、ポチ小屋で洗濯物を干したまま帰ってきました。
   10月31日(金)〜11月2日(日)   湿度低下
 屋外屋内ともに湿度が下がってきました。
   10月24日(金)〜27日(月)   オープンハウスとカーテン
 オープンハウス
 25日(土)午後2時〜4時にポチくん主催のオープンハウスを行いました。
 株式会社アライには何の相談もせず、日時はこちらで勝手に決めました。
 アライのお客様が1組来られることになっていましたが、別荘地の方達だけにお知らせしていたので、工務店の内覧会とは違い、単にお茶会のようになるものだと思っていました。
 なので株式会社アライはアライのお客様だけのためにスタッフが来て下されば良いと思っていたのに、営業マンとスーツを着た現場監督さんが来られて何だか株式会社アライ主催の内覧会のような感じに、、、、、
 だいたい別荘地の方達は既にお家を持っており多くは築年数が浅いので、他人の家の建築自体にはあまり興味はなくサラっと見学した後はコーヒーを飲みながら世間話をするだけだろうと甘く考えていました。
 2時過ぎ、2人の女性が見えたので、私達が説明をしながらご案内していたら、途中で大勢のお客様が集団で来られ、私達だけでは対応出来ない状態になってしまいました。先のお二人にはコーヒーをお入れし、次に来られた方々には説明をと、慌ただしい状況になっていたところ、株式会社アライのスタッフが私達をバックアップして応対して下さっていました。
 皆さんは家自体にすごく感心を持って見学されており、株式会社アライのスタッフは質問攻めにあっていました。
 あるおばあちゃまは「とってもステキね。建てた会社は何て言う名前なの? 私、ここにずっといたいわぁ。」とおっしゃって下さいました。また、築3年のお家の方が株式会社アライのスタッフをつかまえてずっとお話しされ、この方を含めて何人かの方が株式会社アライの名刺を受け取っておられたのを見て、お家を建てたばっかりなのにどうして名刺をもらっていくの?と不思議な思いも。
 と、こんな感じで、ポチくん主催のお茶会ではなく、すっかり株式会社アライによる内覧会みたいになってしまいました。
 大人数のお客様の中でパニックになっていたポチ母に代わってテキパキと応対して下さったスタッフに本当に助けられ、心から感謝します。
 とても慌ただしい状態で皆さんにゆっくりして頂くことができませんでした。それでも、初めてお顔を拝見した方とも少しお話しできましたし、大方の方はポチ小屋見学の後、お茶を飲みながらご近所さんと談笑されたりして、少しはお茶会の役割を果たしたみたいです。
 また後日個々に来て頂き、ゆっくりしていただければと思います。
 こんな状況でしたので、オープンハウスの様子を写真に撮ることはできませんでした。

 さて、皆さんの関心が特に高かったのは2点。1点はやはり寒い地域であるため断熱と暖房、それからもう1点は高齢者が多いのでバリアフリー。
 ポチ小屋は1階の床下に放熱板を6箇所入れてあります。今は床下暖房しか使っていないので2階の方が多少涼しい感じはしますが、薪ストーブを使えば一気に2階も暖かくなるでしょう。と言うか、2階の方が暖かくなるでしょう。
 ポチ小屋は南側から太陽エネルギーをなるべくたくさん取り込み、取り込んだ熱と暖房の熱を中に蓄えて外に逃がさないようにし、その熱を効率よく家の中に回すように工夫されています。どの場所でもほぼ均等に暖められ、場所によって暖かかったり寒かったりと言うことがありません。
 暑い夏の場合は、夜から朝の間に冷えた外気を屋内に取り込んだ後、窓を閉め切れば昼間も涼しく保たれます。またポチ小屋は森の中にあるので夏は木の葉が生い茂り余計な日光を遮ってくれます。さらに西側は西日の暑い熱を遮断する窓ガラスを使っています。滅多にないことですが、エアコンが必要なくらいの猛暑の時は、ほんの少しエアコンで冷房すれば、後はエアコンを切っても冷気が屋内に保たれます。
 週末利用ですので家の使用が1週間あきます。1週間後に来てテーブルを拭くと、ふきんがほとんど汚れません。すなわち外部からほこりがほとんど入っていないってことでしょうか。こういう点からも高気密性が実感できます。
 バリアフリーに関してですが、新しく建てられたお家はほとんどがバリアフリーだと思います。しかしお聞きしてみると段差はないけれど、車いすが入れる広いスペースまで考えて対応しているお家はあまりなさそう。そこでポチ小屋の3枚引き戸はかなり好評でした。ポチ小屋は寝室、洗面所、トイレ、お風呂が3枚引き戸になっており、間口の2/3が開口します。なので限られたスペースでも間口が大きく開くことで車いすが入る様になります。3枚引き戸は株式会社アライの内覧会で見て、まねっこさせて頂きました。
 内覧会はアイデアの宝庫ですよ。工務店を決めるために内覧会に行きますが、工務店が決まってしまうと内覧会に行くのを止めてしまいませんか? 我が家は話が決まって設計を詰めている段階でもかなり内覧会に行きました。営業マンがいつも誘って下さったからです。内覧会で得た良いアイデアはみんな設計に組み入れてもらいました。

 ブランドカーテンは4割引は当たり前!
 さて、話はカーテンに移ります。
 20日にカーテンが仕上がり、オープンハウスに間に合いました。
 和室の壁をうす紫色にしたのが苦労の始まり。和室の壁の色が家の中で浮いて見えるので、カーテンを同じうす紫色で揃えようと考えました。ところが、紫系のカーテンは本当に種類が少ないんです。色が濃かったり、好みでない柄が入っていたり、思う様なカーテンが見つかりませんでした。生地さえ見つかれば自分で縫っても良いと思っていたのですが、カーテン生地なんて大きな手芸品店でもほとんど扱っていません。コットンでカーテンを縫っても高級感はないし。

 価格についてですが、サンゲツは2割引程度。それ以外の有名ブランドのカーテンはカタログの定価から結構値引きされています。
 近所のネットショップでは4割引でした。「へぇ、結構安いんだ」と感心しました。気に入ったのがなくて良かったです。近所のホームセンターでは5割引きでしたから。そして、池袋の大手手芸品店では同じブランドが6割引でした。最初のお店で4割引きでオーダーしていたら大損するところでした。だって、カーテンて1軒分で数十万しますからね。1割、2割違うとかなりの金額になります。サンゲツ以外の有名ブランドのカーテンはたいてい5割引くらいで入手できると考え、値引率の高いところを探してみることをお勧めします。今回のように6割引のお店も見つかるかも知れませんよ。
 ところでポチ小屋のカーテンですが、気に入った物が見つからなくていい加減嫌気が差していました。最後の最後、浦和の大手手芸品店に行ってみたところ、ドンピシャの色、気に入った柄のカーテンが見つかったのです。しかもメチャメチャ安い。どのブランドのカーテンでもありませんでした。その手芸品店が独自に仕入れた生地で社内で縫製しているからとても良い物が非常に安いんです。カーテン生地は切り売りもしてくれますが、生地を買って縫うよりオーダーした方がはるかに安いです。ドレープカーテンは色や柄にこだわりがありましたが、レースカーテンはどんな物でも良かったので1m390円の特価生地でオーダーしました。結局、ポチ小屋1軒分のカーテンは15万円でおつりがきました(但し、ドレープカーテンは裏地も付いていないし加工もされていません)。参考までに、リビングの1間半の掃き出し窓のカーテン(写真)は\14700です。安いでしょ? 写真では良くわかりませんが、色味は和室の壁とほとんど同じで、光沢が良く落ち着いた目障りにならない柄が入っています。頑張って探した甲斐がありました。
 これでポチ小屋の中は、生成色、茶色、薄紫色で統一されました。
   10月17日(金)〜19日(日)   換気扇を弱に 
 今週は特に工事もなく、ポチ小屋の中に変わったことはありません。19日(日)に出る時に換気扇を「弱」にして帰りました。
 外の湿度が高い場合は「弱」の方が良いかなと考えただけです。
   10月10日(金)〜13日(月)   車用スロープ、土留め、湿気対策
 車用スロープが出来ていました。これで玄関に車をつけることができます。
 またそのスロープの土留めに大きな石をいくつか置いてもらいました。東側斜面の土留めもされていました。

 今回も10日(金)の夜にポチ小屋に入った時、室内の湿度は80%。洗濯物は干していませんでしたが、吊してあったタオルを触ってみるとやっぱりじつとり。
 前回、換気扇を「強」にして帰りましたが、換気扇を「強」にしていると外気がどんどん入ってきます。換気扇は熱交換型ですが、湿気はどうなのかな? 湿気を取らずに外気がどんどん入ってくるとしたら換気扇を強くすることは湿度を下げるのに逆効果。しかし、換気はしなければならないので、今回は換気扇は「常時」(普通)にしました。また天気予報を調べると、湿度の上がり始める時間帯はその日の天気によって異なるものの、明け方6時までは湿度のピークが続くので、今回エアコンの除湿の時間帯は後ろにずらして午後11時〜午前5時までに変更しました。
 ボレロちゃんのお父さんに聞いたところ、冬には湿度が下がり室内で35%くらいになるとか。また屋外の湿度が0%だったこともあるそうです。
 これから寒くなって湿度が下がるのを待ちましょう。
★ポチ小屋は森の中にあります。言うまでもなく森の中は湿度が高いです。別荘地の住環境で住民の方が一番に問題にされるのが湿度です。さらに今年の夏は大雨続きでした。雨が降っていなくても外気の湿度が90%以上を示すこともありました。また、新築の家は基礎のコンクリートや塗り壁から湿気が出てきます。それは新築特有の問題です。ポチ小屋のカビはこれらの色んな要因が重なって生じたものです。工務店の施工に問題があったわけではありません。誤解されませんようにお願いします★ 

 車用スロープ

 車用スロープの土留め

 東側斜面の土留め
   10月3日(金)〜5日(日)   細かい部分の補修、湿気対策
 先週、鍵をもらい事実上引き渡されていましたが、まだ細かい部分の補修と外構が終わっていなかったので、本日残りの作業をやってもらいました。
 しかし、ドアストッパーの取付や車用のスロープをつくる地ならしなどがまだ終わっていません。外構は翌週、その他家の中の作業は翌々週にしてもらうことになりました。

 さて、湿気ですが、3日(金)にポチ小屋入りした時、前回帰る前に洗濯して干していった衣類を触ってみたところ、なんとじつとり。とても着られる状態ではありませんでした。南側のキャットウォーク(とても日当たりの良い場所)に1週間干していたのに、、、、湿度計をみたら80%近かったです。換気扇は数週間前からずっとつけています。
 エアコンを入れたら70%くらいまで湿度が下がりましたが、それ以上は低くなりませんでした。外気の湿度は95%だったので、室内が70%でもしかたないかも知れません。
 そこで、今回は洗濯物をポチ小屋で干さないで持ち帰ることにし、換気扇は「強」にしました。またエアコンは毎日決まった時間に運転させることができるので、「寒くならない除湿」を午後7時〜午前1時まで運転するように設定しました。
 これで1週間様子をみてみます。
   9月27日(土)   引き渡し、デッキの塗装、細かい部分の補修、カビの問題
 デッキの塗装が終わっていました。前回、打ち合わせしたトイレの手摺もついていました。
 細かい部分の補修も進みましたが、全部終わり切らず、翌週、私達が来た時に続きをやって頂くことになりました。
 一応、計画上では本日が引き渡し日となっていたので、株式会社アライから設備などの説明を受けて、鍵を受け取りました。
 今晩と明日の晩はお泊まりです。

 さて、この別荘地特有の問題です。森の中ですから当然湿気は高いです。8月,9月は特に大雨が続き、そんな状況で壁を塗ったところ、全ての収納にカビが生えてしまいました。森の湿気、雨の湿気、塗り壁の湿気でかなり湿度が上がったと思われます。また基礎のコンクリートからも湿気が上がってきます。
 ポチ小屋と同時期に建築を始めた他のお家もカビが生えたとか。「新築なのにカビが生えた」と嘆いておられたようですが、「新築なのに」ではなく「新築だから」特に湿気が高くなるので要注意。
 ボレロちゃんのお宅もお家が完成してから毎日24時間エアコンの除湿を入れていますが、屋内の湿度が落ち着くのに丸2年かかったそうです。
 先々週くらいからポチ小屋の換気扇を入れてもらっていますが、カビはまだ増殖しているようです。換気扇だけでいいのか?カビ対策を真剣に考えないといけません。

 西側:玄関

 北側

 南東側

 南側

デッキがきれいに塗装されていました。
今シーズン使う分の薪を早速購入しました。 

 外水道は先週既に完成していました。
 しゃがまなくても良い様に、台をかませてあります。美山水道さんが考えてやって下さいました。
   9月20日(土)   薪ストーブ・煙突、ポチくんの足洗い場、トイレ、洗面台
 本当は完成チェックの予定だったのですが、突発的な事が発生したり、雨続きのため外仕事が遅れたりしたため、この日も工事は一部進行中でした。
 そんな中、現場監督さんと完成前チェックをしていたところ、ついさっき左官屋さんが綺麗に塗ってくれた玄関の壁にポチ父が収納扉の取っ手をぶつけてしまいました。ポチ母は何も言いませんでしたが、内心ムッときていました。
 この日は、東京暖炉さんが煙突をつける作業をしていて、作業終了後薪ストーブの火の付け方を説明してくれました。とても頭が低くにこやかな方で説明も丁寧で分かりやすかったです。
 外周りのチェックも終わり、現場監督さんが帰ろうとした時、今度はポチ母が玄関の塗り立ての壁に手をドンとついてしまい、グニュっとなって初めて壁が塗り立てであることを思い出しました。ポチ父のことは許せませんでしたが、自分のことはもっと許せません。左官屋さん、せっかくきれいに塗って頂いたのに申し訳ありませんでした。あ〜〜〜、申し訳ないです。

 その他:
・各収納扉に取っ手がついていました。
・外壁の基礎部分にモルタルが塗られていました。
・テレビのアンテナが立っていました。
・玄関のポチくんの足洗い場にタイルが貼られていました。
・玄関とリビングの間にステンドグラス入りの戸が入っていました。
・トイレと2階の洗面台が入っていました。
・1階の洗面台はほんの5mmくらいの差で入らず、窓枠を後で少し調整してもらうことになりました。
・トイレに手摺を付けるためにペーパーホルダーの位置を打合せしました。
 トイレは、座ったり立ったりして足腰の力を必要とする場所です。ポチ母は足腰が悪いので手摺を必要としますが、右手も力が入らなく、特に朝起きがけは全く握力がないので、握る力で体を支える縦手摺だと使えません。握力を使わず手をついて体を支えるために横手摺にしました。立った状態で体のグラツキを防ぐためだけなら縦手摺でもかまいませんが、握力が弱い場合は横手摺かL字手摺の方が良いと思いました。

 来週末には完全に完成はしないものの入居できます。いよいよ嬉しいお泊まりです。

 基礎部分にモルタルが塗られていました。

 アンテナが立っていました。テレビは液晶テレビを2台買いました。自宅はまだブラウン管の昔ながらのテレビを使っているので、早く新しいテレビを見たいです。綺麗に映ります様に。

 薄緑色の玄関ドア(YKKヴェナート23断熱タイプ)。現在は色が浮いていますが、外壁のウリンの色が褪せてくると馴染んでくると思います。

 玄関脇のポチくんの足洗い場。タイル貼りが完了していました。お湯も出ます。

 玄関からリビングに入るところの戸。悩んだ末ステンドグラスを入れました。見えにくいですが、葡萄の柄です。

 ペーパーホルダーを少し下前に移動して横手摺を付けてもらいます。3枚引き戸なので中は普通の広さですが、入り口は広く開き車いすでも入れるようにしました。




←煙突工事中。





                  薪ストーブ→
          アンコールのエバーバーン

 薪ストーブの内部。

 焚き付けはキャンプファイアーのように組んで。
  あっという間に火が広がりました。
   9月13日(土)   床タイル、玄関タイル、薪ストーブ露台、建具、襖、照明、ウッドデッキ
 旅先の宿で見たワンコの足に優しいタイル、長年ずっとこのようにしたいと思っていたタイル、サンワカンパニーのショールームに行って片っ端から探したタイル、、、、ポチ小屋の中で最も思い入れの深い部分と言って良いでしょう。足の悪いポチくんが足を滑らさない様に、考えて選んだ床のタイルがちょうど貼られているところでした。
 サンワカンパニーで選んだ玄関タイルも玄関とポーチに貼られていました。タイル屋さんに勧めて頂いたタイルとは違ったので、作業が大変だったようです。タイル屋さん、きれいにタイルを貼って頂いてありがとうございました。
 また、薪ストーブの露台となるレンガも積まれていました。レンガ屋さんのレンガ積みの腕前はコンテストで表彰されたことがあるほどだそうです。
 建具も入り、扉に関しては取っ手を付けるだけになっていました。和室に襖も入りました。
 2階の一部に照明もつきました。
 ウッドデッキもきれいにでき、あとは塗料を塗るだけになっていました。やはりウッドデッキもメンテナンスフリーにしたかったので、外壁と同じくウリンにしました。土台もウリンです。

 さて、来週20日(土)は完成チェック。株式会社アライと一緒にポチ小屋の細部をチェックし、直しが必要なところは次の1週間で直してもらい、27日(土)に引き渡しとなります。

 北西側からの外観

 玄関ポーチのタイル貼り作業中

 北側からの外観

 南東側からの外観。

 ウリンのデッキ。

 デッキ側から見たリビング。タイルが綺麗。

 リビングのタイルとテレビ台。

 薪ストーブの露台と和室の入り口。

 和室の建具。右は押入、左は小物収納。

 玄関タイル。見えませんが左側はポチくんの足洗い場。

 2階ゲストルームの照明。

 ゲストルーム。向かって右側手前が吹き抜け側の窓。その向こうが入り口。窓の下はデスク。左は押入。
←2階から見たリビング。 薪ストーブの露台と和室の入り口が見えます。
 最初、見本に送って頂いたレンガの色が部屋の色味と合わなかったので、現場監督さんがすぐに他のレンガを何種類か見つけて下さり、メールで写真を送って頂きました。その中でこの色に決めました。すごく良いです。
  珪藻土の壁の色、窓枠や梁、建具の木の色、床タイルの色、レンガの色の全てが綺麗に調和しています。
  落ち着いているけれど地味ではなく、温かい色でコーディネートされました。
  和室の紫だけが現在浮いているような感じです。カーテンやクッションなどにこの紫色を配し、紫をアクセントにして和室だけが浮かないようにコーディネートしたいのですが、果たして考えているようにうまくいくでしょうか。
   9月6日(土)    外壁、内壁、キッチン
 足場が外されていました。棟梁の姿がないのがちょっと寂しいですね。
 外壁のウリンに塗料(オスモワンコートオンリー)が塗られ、色合いに赤味を増しましたが深みも増しました。元のウリンの色も良かったですが、塗料を塗った後の色もなかなか良いです。
 内壁も塗られていました。和室だけ薄紫色の漆喰、あとは生成色の珪藻土にしました。
 和室は薄紫色にしました。珪藻土の色はすごく良いです。壁は塗ってからあまり時間が経っていませんでしたので、これから乾燥すると色が少し薄くなります。
 いずれも少しコテムラを出してもらいました。私達は筋一つない真っ平らな壁よりも、ムラのある方が芸術的で好きです。
 これらの壁色に合わせて、インテリアは薄紫、ベージュ、ワイン色、ピンクなどで揃えていきたいと思っています。
 システムキッチンが入っていました。

北西側から

南東側から

外壁の角の処理がきれいにできています

和室の色漆喰。実際にはもう少し薄いです。

2階のゲストルーム。ここを含め和室以外の壁は全て生成色の珪藻土。珪藻土は水に濡れると溶けるそうなので、洗面所は要注意。

吹き抜けの張りにシーリングファン用の配線が出来ていました

 システムキッチンはサンウェーブのサンヴァリエ<ピット>。色はスパークルピンクにしました。
 普通の食器棚よりも奥行きが深いので、扉よりも引き出しを多くしました。その方が奥の方にデッドスペースができないので。
 でも、引き出しの方が価格が高くなります。

 右の写真、一番奥の食器棚の手前、下にグレーのゴミ箱を付けてもらいました。ワゴンの中に同じゴミ箱が3つ入っています。容易にゴミ箱を手前に引き出すことができます。
 これは、株式会社アライによるあるお家の内覧会でこのゴミ箱を見て良いなぁと思い、ポチ小屋も真似っこさせてもらいました。
 株式会社アライの内覧会には結構行きましたが、それぞれ勉強になり、参考や真似させてもらったところがいくつかあります。
 1階のトイレやお風呂の3枚引き戸も内覧会でヒントを得たものです。トイレもお風呂も特別広くできませんでしたが、3枚引き戸にすることにより開口部が広くなり、車いすでも入ることができるのではないかと思いました。
   8月23日(土)    外壁、テレビ台、ガラリ
 外壁は一部を残すのみです。ここのところ雨降りが多かったので、外の作業ははかどりませんでした。

←北面と玄関のある西面


        西面とリビングのある南面→
←ガラリ。本当はもっと隙間が空いています。ポチくんの足がはまらないように隙間を狭くしてもらいました。
          ガラリをはずしたところ→
 下に見えているのは放熱器の放熱板。
 旅先のペンションの話し。寒かったので床暖房を入れてくれていたのですが、ポチくんには暑く舌が10cm以上伸びてハァハァ言っていました。それでポチ小屋は床暖房ではなく床下暖房にしました。床下暖房だと床がほんわか温かくなります。
←階段下。床下収納風のフタは点検口。この上はポチくんのトイレスペースになります。その向こうのポッカリ空いたところから顔を突っ込んで、床下を見たのが、
                  右の写真→
 見えにくいですが、黒いのは放熱器。灯油で運転。このご時世、灯油は高いですが、週末しかいない我が家は基本料金のかかるガスよりも基本料金のかからない灯油にしました。この放熱器がダメになったら(多分十数年後)ガスに切り替えます。

←テレビ台。収納やテレビ台は全て棟梁の手作業によるもの。立派なテレビ台ができましたが、これに見合うテレビを買うことができるかどうか。21型テレビなんか置いてたりして、、、小さいテレビしか置けなかったら、ポチ母自慢のコレクション、バービー人形を飾ることにしましょう。

 棟梁のお仕事はあと1週間ほど。次の土曜日にはもういないかも知れません。お会いするのは今日で最後になるかも知れないとのことでした。
 ボレロちゃんのお母さんはいつも斜め向かいから見ていて「棟梁は真面目」と話していました。実際に棟梁が手がけたポチ小屋の細部をまじまじ見てみると本当に丁寧につくられていて、私達は彼の仕事に満足しています。
 棟梁、どうもありがとうございました。
   8月18日(月)    外壁(ウリンを横張り)と収納
 この日の朝から外壁を張り始めました。
 外壁材はウリンのフローリング材を使いました。ウリンはとても固くて丈夫。1回だけ塗装します。おそらく私達が生きている間はメンテナンス不要なのではないかと考えています。ウリンよりも安いレッドシダーなども考えましたが、何年かに一度メンテナンスが必要なので、その費用と手間を考えるとウリンの方が高くても結局は差がないのではないかと考えました。
 このウリンが非常に良い色なので塗装するのがもったいない。残念ながらクリアーな塗料はないとのこと。塗料を塗ると今より赤味が増します。そして年月が経つうちに赤茶から灰色がかった茶色に変色していきます。
 その変色を考えて、窓枠・シャッター・屋根・ドアの色を考えました。
 本当は板を縦に張りたかったのですが、縦に張ると自然の木と勘違いしてキツツキなどの鳥にやられる危険性があるとか。それで横張りにしました。
収納に棚板が入っていました。
   
  玄関の下駄箱。         玄関の足洗い場横の収納。  キッチンのパントリー。    階段上がったところのフリースペー
                                                         ス。机と本棚をつけてもらいました。

2階のゲストルーム。左は押入、右はカウンター

リビングの収納。下はポチくんのハウスが入ります。上にはペットシーツなど。

リビング側キッチンカウンター横の収納(窓の右側)。
   8月8日(金)、9日(土)    手摺子と収納
 階段上がりの脇と吹き抜けの周りに手摺子がつきました。押入、クローゼットなどの収納が大分出来てきました。株式会社アライの押入は標準で桐板が張られています。




玄関脇の収納。
下はポチくんの足洗い場。後日タイルが貼られます。

リビング側から見たキッチン。カウンタの左側は収納。




下から見上げた吹き抜けの上の天井。

左は洗面所。中央の上は収納、下はポチくんの部屋、その裏は風呂場、右は寝室。

寝室の収納。左下は押入、右はクローゼット。この裏側は和室の収納(写真右)。

和室の収納。右上は押入、左側の上と下は小物入れ、中断は飾り棚。裏側は寝室の収納。
   7月26日(土)    フローリング、窓枠、鴨居・敷居、ガラリ枠、押入、風呂
 2階のゲストルームは前回既にフローリングが張られていましたが、今回は他の部分にもフローリングが張られ養生されていました。
 上中の写真は1階洋室のガラリ枠です。上右の写真はガラリ枠から床下放熱器の放熱板が見えています。
 ユニットバスも入りました。中中の写真はユニットバスの外観です。ユニットバスはTOTOのバスピア魔法瓶浴槽ライトシリーズ。
 中右の写真は2階ゲストルームの押入です。株式会社アライでは押入は標準として桐板が使用されています。
 建具をはめ込む鴨居・敷居や窓枠は棟梁の手作業によるものです。
 右下の写真は前回撮り忘れた和室の天井です。色味の揃った白い板が綺麗に張られています。

 外観はほとんど変わっていません

 1階洋室のガラリ枠。

 床下放熱器の放熱板が見えます。





ユニットバスの内部。入り口は3枚引き戸。右側の壁にL字型手摺を付けました。

 ユニットバスの外観





2階ゲストルームの押入と天井。

 2階階段上がり口のフリースペース。

2階ゲストルームの吹き抜けに面した窓枠

 1階和室の天井。
   7月19日(土)  天井、床下放熱器、水回り配管、LAN配線用管先行配線フローリング
 先週末は来られませんでした。
 ここのところ中の作業が中心なので外観はほとんど変わっていません。変わったと言えば、リビングの窓から見た景色。写真上中を見てわかるように向こうに新しくお家が建ち始めました。ちょうどこの日に上棟しました。ポチ小屋と同じくらいの時期に着工した別荘が他に何軒かあります。本当に別荘ブームです。この調子で建つと、ここは別荘地じゃなくて、普通の住宅街になってしまいそうです。一区画が広いから助かります。那須のある別荘地では、一区画が100坪なのにほとんどの区画にお家が建って別荘地というより郊外の住宅街という感じでした。
 さて、話はポチ小屋に戻ります。配線が済んでないところを除いて他は全て天井が張られました。写真上右は2階の天井です。5日にも書きましたが、とても綺麗な天井板が入手できました。現場監督さんが良い天井材を探して2種類見つけて下さり、写真をメールで送ってくれたんです。それで白の多い方に決めました。特に和室の天井はかなりきれいです。おそらく搬入された天井材の中で棟梁が良い物をよって和室に張ってくれたのではないかと思います。和室の天井の写真を撮り忘れたのでご覧頂けなくて残念です。
 熱交換気扇(写真左下)も入りました。法律で24時間換気することが定められていますが、ただ普通の換気を24時間続けるとエアコンがない場合は室温がどんどん外気温に近くなってしまいます。それで熱交換型の換気扇にしました。取り込んだ外気の温度を室温に近づけて室内に入れます。
 写真中下はLAN配線用の管です。
 写真右下は床下の様子。良く見えませんが、奥の黒いのは床下放熱器の放熱板です。この日はちょうど水道屋さんが来ていて水回り(上下水)の配管工事をしていました。
 2階ゲストルームにフローリングが張られ養生されていました。
   7月5日(土)    階段、通気胴緑、天井

 
                         
 天井にもグラスウールが入り気密シートが張られていました。天井のグラスウールは高性能16Kで厚さ240mmです。7日の断熱性検査が済んだら見えなくなります。


 外壁に通気胴緑がつきました。
 遅れていたリビングのシャッターボックスも入り、全ての庇がつきました。
 階段もつきました。
 これは株式会社アライの標準仕様で、ラバーウッドの集成材です。

玄関側から見た階段。

              裏から見た階段
   階段下はポチくんのトイレスペースに
   なります。
 天井は株式会社アライの標準仕様では15mm厚の杉です。節が少なく白身の物を探してもらったところ、板厚は9mmに下がりましたが、写真のような綺麗な物が見つかりました。
 今日搬入したばかりの天井材を棟梁が2階のゲストルームの一部に張って見せてくれました(写真右)。
 とてもグー!(エドはるみ風に)です。
 換気システム(第1種換気)とフローリングも搬入されました。
小口径熱交換気システム
 (ナショナル)

           カバ桜のフローリング
 最初、フローリングは桧で考えていましたが、桧は柔らかく傷が付きやすいのでパインに変えました。しかしパインは反りやすいそうなので、ベッドを置いても硬くて傷が付きにくく、反らないフローリング材として何が良いか検討した結果、カバ桜を選びました。
   6月28日(土)    断熱材、ダクト、和室床、電気配線先行工事
 壁には断熱材(グラスウール)が柱の厚さ分びっちり、とても丁寧に入れられていました。右上の写真のように天井に続く壁では、菱形や三角形など難しい形でもきっちり綺麗に断熱材が入っていました。断熱材の上から気密シートを張る作業も進んでいました(写真左上)。またダクトが入り、電気配線(LAN配線を除く)の先行工事も済んでいました。写真はありませんが、和室の床下地が張られていました。

北側から

東南東から

北側、ダクトの様子
   6月23日(月)    IKEAへ家具を見に行きました住み方を決めてから設計に入る
 毎週末ポチの庭に行っているので疲れがたまってきました。今日、ポチ父は有休を取っていたので1日体を休めたい気持ちもありましたが、頑張って南船橋のIKEAへ家具を見に行ってきました。
 IKEAは以前室内スキー場であったザウスの跡地にできた大型店で、輸入物の家具や日用品を扱っています。本社はスウェーデンです。
 行ってびつくり!! とても大きなお店で品揃えが豊富。我が家が特に欲しいのはダイニングセット。輸入物なので私達には椅子の高さが高いのが嬉しい。それは私達の足が外人並みに長いからではなく、ポチ母の足腰が悪いので立ったり座ったりが楽だからなんです。足の長さに関してはポチ父、ポチ母ともポチくん並みなんですけど。
 ポチ父がネットで調べてどういう物が欲しいかだいたい決めていました。実際に見てみてやっぱりそれに決定。
 価格はかなり安いです。それは購入から持ち帰りまで全てセルフサービスだからだと思われます。また、家具は組み立て式なのでコンパクトに梱包されており在庫の場所を取らないように考えられています。
 売り場とは別にとてつもなく広い倉庫があります。家具は展示場で見て品番と倉庫の置き場所を控え、自分で倉庫から品を出して会計します。
 ところで今日は見るだけでしたが、実際に購入したらどのようにして持ち帰りましょう。サイズ的には自家用車に乗りますが、テーブルは42kgもあり、ポチ父1人で荷積み荷下ろしするのは無理です。群馬まで配送してもらうと12000円ちょっとかかります。せっかく安く買ってもテーブル価格の半分弱が送料に費やされるのはもったいないですが、しかたないですね。
 店内には大きなレストランとカフェがありました。ここでもセルフサービスです。味はまあまあ美味しかったのですが、とにかく量が少なく2人前で1人前くらいです。結局そこそこの出費をすることに。
 月曜日なのに売り場もレストランもものすごい人でした。週末に来たらいったいどんなことになっているのか、、、、

 さて、ポチ小屋にはどんな家具を置くのか、色々と考えました。特にリビングダイニングが問題。リビングダイニングでは、食事をした後にゴロゴロとしてのんびりポチくんと戯れながらテレビを見たりうたた寝をしたり、、、と言うような過ごし方を考えています。
 本当はダイニングセットとソファセットを置きたいのですが、薪ストーブがあるために両方を置くとかなり狭くなりそう。国産の低いダイニングテーブルと輸入ソファ(高さがある)の組み合わせで、食べたらそのままソファでゴロゴロすると言うのも考えました。でもやっぱりソファーはかなりかさばります。結局、ダイニングセットだけにしました。テーブルは両翼パッタンで2人用〜6人用まで大きくなる物、椅子は肘掛け付きが2脚、肘掛け無しが2脚、折りたたみ椅子が2脚の合計6脚を用意することにしました。
 2人だけの食事はカウンターでも良し、一番小さくしたテーブルでも良し。
 ゴロゴロする時はリビングの床にラグを敷いて寝ころぶ。ラグはポチくんが乗っかって毛や虫が付くとやっかいなので、大きい物を敷きっぱなしにしない。小さい1人用のラグを2枚、ポチ母が作ることにしました。寝る時だけ広げて使わない時は丸めて押入に収納。リビングの床はタイルなので普通のラグだとゴツゴツして寝心地が悪いため、アウトドア用のウレタンマットを使おうと考えています。
 お客さんが来たら飲食は大きく伸ばしたダイニングテーブルで、その後のくつろぎは和室で、と言うことにしました。
 実は、家の間取りを考える時に、そういう過ごし方を想定していた訳ではありません。なので、今になってああしたい、これを置きたいと思ってもスペースの制限が出て置ける家具も限られてしまいました。また、どの部屋で寝るか、ベッドで寝るか布団で寝るか、衣類はどこに収納するか、などを考えたのは設計が進んでからであったので、押入の図面を変えてもらったり床材を何度も変えたりしました。結局、1階は居住場所の収納が思う様に取れませんでした。
 何をするためにどんな部屋が必要か、どの部屋でどのように過ごすか、どこに何を置き、どういう家具が必要かと言うことを先に具体的に考えてから設計に入った方が、家、部屋、家具、人間がすっぽりまとまって収まりが良くなると思います。これからお家を建てる方は参考にして下さいね。
   6月22日(日)    サッシ、玄関ドア、床下地、断熱材

西側(玄関、キッチン)から
 サッシ(YKKのプラマードVLowE断熱タイプ)と玄関ドア(ヴェナート23断熱タイプ)が入っていました。
 1階は和室を除いて床下地が張られていました。床下地は「ネダノン」と言う建材。根太を入れる必要がない厚い下地なのですが、1階はポチくんの足が滑らないように寝室と和室以外はタイルを貼るので床を頑丈にするためにネダノンの下に根太を入れました。
 和室の一部に断熱材が入っていました。
 霧が出ていたので見えにくいですが、外観の写真を4枚載せます。

北側(風呂、トイレ、洗面所)から
南側(リビング、和室)から 南東(リビング、和室、洋室)から
←サッシに貼られていたシール。
 サッシはYKKのプラマードVLowE断熱タイプ
 窓枠は樹脂、ガラスは複層です。アルミサッシは熱伝導率が高く断熱性が低いのに対し、樹脂サッシは熱伝導率が低く断熱性がかなり高いです。
 しかし樹脂サッシはアルミサッシと比較して高価。サッシは工務店によって見積の差が結構大きかったです。アライに頼まなかったらこのサッシは入れられなかったかも。
 YKKさんはサッシ、シャッターや玄関ドアのカラーサンプルを持ってきてくれたりして動きが良かったです。
 引き違い窓以外はほとんどドレーキップ窓。この窓は、ハンドル操作により2通りの開け方ができ、ハンドルの付いている部分(左右どちらか)を内側に引いて開放する開け方と、換気のために上部を少し内側に倒す開け方が出来ます。後者の開け方は外から操作ができないし、人が入れないので防犯性に優れています。
 シールの「現場名」を見て頂くと分かるように、「○○ポチ様邸新築工事」と書かれています。看板と同じく「ポチ様邸」と書いて頂いて、チョー嬉しい我が家です。
 しかし、材木は「ポチ父の名前様邸」となっていたのがちょっと残念。材木も「ポチ様邸」と書かれていたらパーフェクトでした。
 こんなバカな我が家にまじめに色々お付き合い下さっている株式会社アライに感謝。
 左の写真は和室。窓の下に黒っぽいテープが貼っているところに断熱材が入っていました。
 断熱材は高性能16Kのグラスウール。厚さは120mmですが、右の写真のようにフカフカの状態で150mmほどありました。
左の写真の右下に見えているハシゴがちょうど2階の階段上がり口。写真の左側は客間になります。


 ボレロちゃんのお宅でお茶をよばれている時に見学者が株式会社アライの営業マンと一緒に来られました。今度、私達がいる時にいらして頂ければポチ父から色々説明させて頂きますので、よろしければまたいらして下さいね。完成するまで何度か見て頂ければ、参考になることもあるかと思います。またメールでお問い合わせ頂いても答えられる範囲でお答えします。見学者さん、いらっしゃ〜い!
   6月14日(土)    サッシ搬入、床下墨吹き、電線
 前回見に来た時から1週間棟梁がお休みだったので外見は変わっていませんでした。
 中を見てみると、サッシが搬入されていました。リビングの窓はとても大きな窓枠だけが搬入されていました。1階の床下には墨が吹かれていました。
 電信柱に電線が通っていました。
 夕方に榛東村のモデルハウスに移動して夜から細かい部分の打合せ。
 寝室(洋間)のフローリング材がまだ決まりません。最初は桧にしていたのですが、ベッドを置く予定なので柔らかい桧だと傷が付きやすいためパインに変更しました。しかしパインは反りやすいそうなので、また変更。硬い材料で候補に挙がったのはナラとカバ桜。無処理の物と塗料を塗ったサンプルを見せてもらいカバ桜に決まりそうです。
 照明はずっと前に決めて見積も出してもらっていたのですが、カタログの改訂により廃番になった物もあるし、価格が上がっている物もありました。
 最初の計画から完成まで何ヶ月もかかるので、その間の価格変動も考慮して予算に余裕を持っておいた方が良いでしょう。
   6月7日(土)    屋根、タイベックシート、1階床根太電信柱
 外壁にタイベックシートが張られ1階床に根太が入っていました。
 ちょうど屋根屋さんが屋根を張っているところで昼過ぎには屋根工事を全て完了しました。
 屋根材はファイバーグラスシングルで、オーウェンズコーニング社のオークリッジプロと言う商品を使用しました。色はエステートグレーです。グレーですが、わずかに薄緑がかっています。
 下中央の写真の右側に変わったハシゴが見えますか。これは資材運搬用のエスカレーターです。電動で屋根材が上に上げられていました。
 電信柱が3本立っていました。家を建てるために木を伐採しただけで相当自然を壊しました。その上、電信柱を立てるとかなり景観を損ねます。自然の中にお家を建てようとすると自然をたくさん壊してしまう矛盾を感じずにはいられません。
   6月1日(日)    2階床の下地合板張りと外壁の間柱

西側::玄関側から
 2階の床に根太を入れて下地合板が張られていました。
 また外壁の間柱が入れられていました。
 さて、翌日月曜日は何とかお天気がぎりぎり持ちそう。火曜日は1日雨。そしてそろそろ梅雨入りしそうな感じ。
 屋根材が家の前に揃っていました。
 何とか2日(月)に屋根工事が完了してくれれば良いのですが。
   5月27日(火)    壁板張り   ★地震に強いお家★
 現場監督さんからメールで送って頂いた写真です。26日(月)からは棟梁1人で作業をしているのに、もう壁板が張られてしまいました。

 ★ポチ小屋の耐震性について★
 「耐震等級3」に近くなるように株式会社アライに要求していました。
 壁倍率については耐震等級3をクリアしています。
 先週、上棟を終えたポチ小屋を見てポチ父は「金物がずいぶん多いなぁ」と感心していました。土台と基礎をつなぐアンカーボルトは910mmピッチで打たれ、基礎と柱をつなぐホールダウン金物は1階だけでも27個も使用されていました。今住んでいる自宅ではホールダウン金物はせいぜい6箇所くらいしか使われていません。
 ポチ小屋は地震に強い家になるはずです。
 
   5月24日(土)    上棟
 天気予報では午後3時頃から雨となっていましたが、朝から晴れ間がのぞき何とか持ちそうなお天気。いつものように朝5時半に自宅を出て9時頃に現場へ着くと、なんとびつくり!もう上棟しているではありませんか(写真左上)。
 実際には22日(木)から建て方を始めていたそうです。この日、現場に着くと既に棟梁とお手伝いの大工さん2人が仕事をしていました。休憩時間に挨拶をしてから農園に移動。畑仕事と昼食を終えて現場に戻ってみると、再びびつくり!もう屋根下地がはられているではありませんか。「お天気が持ちそうだから」と棟梁の判断で屋根屋さんを呼びました。するとすぐに屋根屋さんが2人来て、あれよあれよと20分くらいの間にルーフィングが終わってしまいました(写真中下、右下)。それが2時半頃。その直後にパラパラと小雨が降り始めて3時過ぎには本格的に雨が降り始め、そこでこの日のお仕事はおしまい。
 何とか雨が降る前にルーフィングまで終えればいいなぁと思っていたのですが、思った通りになって本当に良かったです。
 棟梁や大工さんたちの手際の良さ、棟梁の判断の良さ、屋根屋さんの行動の早さに感謝、感謝です。
 仕事が終えると、なんとボレロちゃんのお母さんが暖かいコーヒーを入れてお菓子と一緒にみなさんに差入れして下さいました。いつもお宅にお邪魔しているだけで恐縮なのに、こんなにお気遣い頂いて、またまた感謝、感謝です。
 最後にボレロちゃん宅の2階からポチ小屋を見せて頂きました。ボレロちゃんのお母さんも棟梁の判断や手際の良さに感心しておられました。
 最初、地面に縄を張っただけの平面で見た時は「あれぇ〜、こんなに狭かったっけ?」と思いました。大抵みなさんそう思うそうです。アライの営業マンから「建ち始めると広く感じるようになりますよ」と聞いてはいたのですが、実際にこうやってみると最初に感じたのよりもかなり大きく感じられます。ポチ小屋は洋間寝室6畳、和室4畳半で居室は広くなく、総床面積は埼玉の自宅とあまり変わりはないのですが、リビングに大きな吹き抜けがあるので床面積の割に空間としては広いと言えるかも知れません。あと、傾斜面の下から上を見上げるとさらに大きく感じられます。
 さて、上棟式ですが、営業マンに聞いてみると、地鎮祭はほとんどの施主さんがするけれど上棟式はほとんどしないそうです。我が家も振る舞える様な余裕はないので上棟式はしないことにしました。一応、お米、お酒、塩は持ってきたのですが使いませんでした。
 ただ、気持ちだけ、ほんの気持ちだけ、棟梁、大工さん、屋根屋さんにお渡ししました。「寸志」(決してご祝儀と呼べない金額)と心ばかりの引き出物だけです。引き出物については、通常は酒、赤飯、折り詰め、紅白饅頭などが多いそうですが、ネットで調べると実際にはそのような引き出物は喜ばれないと言う情報が良く目に付いたので、それならばお家で家族と一緒に召し上がれる物をと思って涼菓の詰め合わせにしました。普通の引き出物とどっちが良かったのかな??? これからお家を建てられる方、ご参考までに。
 別荘地管理会社からお酒を頂きました。ありがとうございました。

朝来た時には既にこの状態
(南東側から)

リビングの吹き抜け。今は足場代わりに板を渡しています。

昼過ぎには屋根下地がはられていました
(南斜面から)

南西斜面から

屋根屋さんが来てルーフィング

ルーフィング完了(北西側から)
   5月18日(日)    コンクリート打ち完了
 基礎のコンクリート打ちは完了していました。雨養生していましたが濡れても大丈夫。コンクリートは乾燥が速いと強度が落ちるので水を撒くくらいです。だから雨に濡れてもOK。
 右の写真は玄関ポーチの柱の土台部分。
 数日経ってからコンクリートの型枠を外します。
 23日(金)から建て方が始まって24日(土)にはいよいよ上棟。
   5月10日(土)    配筋検査合格と看板
←前日までに配筋検査が合格していました。基礎が50cm高くなったので東側斜面の圧迫感が少なくなりました。
 待ちに待った看板が出来ていました。→「○○ポチ様邸」と書いてもらうようにお願いしていました。看板屋さんから工務店に「これで良いのですか」と確認の電話が来たようです。そりゃぁそうですよね。看板屋さんにしてみればふざけた物に思えたでしょう。でも、真剣にこのポチ小屋はポチくんのお家なんです。
   5月1日(木)    基礎工事やり直し
 朝一番に集まりました。現場監督さんと基礎工事会社の社長さんとで協議した結果、基礎工事をやり直し、グランドと基礎を50p上げることになりました。
 現場監督さんにはすぐに対応して頂いたこと、基礎工事の木暮工業さんには快くやり直しを受け入れて下さったことに感謝します。基礎工事は配筋の途中まで進んでいたのに、またバラしてやり直しをして下さった作業員の方に申し訳なく思うと共に感謝します。

←午後見た時にはこのような状態に。配筋も外断熱材もはずされていました。
   4月30日(水)    基礎工事が進むも、、、、
 恒例行事であるGWの旅行を取りやめポチ小屋の建築現場を見に来ました。
 一目見て東側斜面が高いと思いました。
 以前、土地の勾配を測定してもらった時に私達が考えていたよりもずっと勾配がきつく、地面を掘ると東側斜面が高くなることが分かりました。それで当初の予定より西側へ家をずらすことにしたのですが、それでもまだ不十分だったようです。これでは東側の洋室と和室が半地下状態になってしまうし、東側斜面に安全なのり面をつくることができないと思われました。
 そこで工務店に電話し、翌朝に現場監督さんに来てもらうことにしました。



  午前はまだ捨てコンを打った状態。
  左側が東面。

                      → 
  午後は外断熱材を貼って配筋を始
  めました。向こう側が東面。
   4月20日(日)    地鎮祭
 とうとう地鎮祭の日が来ました。
 私達の他に、株式会社アライからは社長をはじめ4名、別荘地管理会社から1名が参加して、朝8時より地鎮祭を行いました。別荘地管理会社の方がカメラマンを務めて下さいました。
 神主さんのお誘いにより、ポチくんも私達の後ろについて地鎮祭に加わりました。神主さんはポチ父とポチ母とポチくんの家としてお祈りして下さいました。きっと、株式会社アライがポチくんも施主であることを神主さんに良く説明して下さっていたのだと思います。せっかくポチくんも加われたのに、最初から最後までワンワンと吠え通し。後ろで皆さんが吠えるポチくんをなだめてくれていたのですが、全く言うことを聞きません。ポチくんは地鎮祭の意味がわかりませんから、たくさんおじさんやおにいさんがいたのに、誰も遊んでくれないことが不満でならなかったのです。「おじちゃん、おにいちゃん、遊ぼうよぉ」とずっと吠え続けていました。こんなダメ犬を受け入れ、最後までお付き合い頂いて皆さんに本当に感謝、感謝。
 神主さんは時々カセットテープに入った音楽を流しましたが、音楽がブチっと途切れることがありました。それがおかしかったらしく、ポチ父が「ぷっ」と吹きました。それを聞いてポチ母は笑いが止まらなくなりました。笑いをこらえるのが苦しかったです。
 地鎮祭は着工式も兼ねて無事に終了。みんなで記念撮影をしました。
 アライと別荘地管理会社からお酒を頂きました。ありがとうございました。
 この地の神様に私達を快く受け入れて頂き、安全に工事が進行し夢に描いたポチ小屋が無事に完成しますように!そして末永くこの地で幸せに暮らせます様に!