クラブ日誌
4月2011年5月6月
今月の日誌 最終更新日 2011年6月21日
 ポチくんクラブ日誌5月   5月31日(火)     抱っこさせてくれるようになりました      6月21日更新
 3月29日(火)
ポチくん、ありがとう。
(アニマルコミュニケーションの話)


3月4日(金)
ドッグサロンCiaoオープン間近


5月30日(月)
名前は「ニコちゃん」


5月29日(日)
脱走を試みたまゆげちゃん


5月28日(土)続き
うちの子になった「と106口腔炎、愛称まゆげちゃん」


気持ちはプライスレス!

5月28日(土) 
ボランティア最終日:この子を連れて帰りました


5月27日(金)
ボランティア最後の夜


5月26日(木)
目的


5月25日(水)
ビビビの出会い


5月24日(火) 
泊5日の修行の始まり

5月20日(金)
アンリくんだより(4):金沢にて


5月15日(日)
ウッディ重体!


5月14日(土)
コロンとしたお尻のカモシカさん


5月6日(金)
連休最終日


5月5日(木)
ようやく復活


5月4日(水)
ポチ父少し復活


5月3日(火)
ポチ母の休日


5月2日(月)
結婚記念日


5月1日(日)
おぼったまアンリくんご訪問
 この日もご飯(ドッグフードと缶詰)をあまり食べませんでした。
 ヨーグルトと食パンを少し食べてくれました。

 お散歩は少し離れた公園まで行ってみました。
 ニコちゃんは栃木ではあまり感じませんでしたが、実際にはリードをかなり強く引きます。しかも右や左へ好きなように行くので、コントロールできずに転びそうになることもしばしば。
 公園に行くのに交通量の激しい道を通らなければなりません。するとニコちゃんはパニックになります。
 無理して遠くに行くのを止め、農薬は心配だけれどしばらくは家の周りの農道だけにして車道を歩かないことにしました。
 この数日で、ご近所のみなさんに紹介することができました。
 ポチくんは、ご近所の方々に可愛がって頂いていたので、みなさん新しい子を迎えたことに関心を持たれ、ニコちゃんを可愛がってくれます。
 しかしまだまだ人間には慣れておらず、そっけない反応を示すこともしばしば。

 今日もまたモップを怖がりました。モップにとてもおびえている様子。 

 少しずつ抱っこに慣れてきたようです。
 今日は、2階でパソコンをする時間が長くなるので、ニコちゃんを抱っこして2階に連れて行きました。上りも下りも抱っこで大人しくしてくれました。
 昨日はハウス、今日は抱っこと、一日一日進歩が見られます。
  5月30日(月)    名前は「ニコちゃん」       6月21日更新 
 朝起きて、リビングに下りると、まゆげちゃんはハウスの中でバタバタ騒ぎ、キューキュー、オッオッ、ギャーギャーと声を上げました。
 「オッオッ」は「キューキュー」と同じく、不安を表す声のようです。
 「ギャーギャー」と言う悲鳴のような声は不安の最上級のようです。このギャーギャーはかなり大声です。知らない人が聞いたら虐待していると思われるかも知れません。
 夜、1人で寂しかったのでしょう。
 ハウスから出してあげると、ポチ父とポチ母に飛びつきました。

 ポチ父出勤後におしっこ散歩。
 その後、朝ご飯をあげましたが、ごはんに口をつけず外に出たがったので再び散歩。
 帰宅後、ドッグフードに口をつけず。
 チーズやかつおのふりかけをかけてもほとんど口をつけなかったので、一旦捨てました。
 ドッグフードに缶詰をかけたらようやく食べてくれました。
 朝食べてくれたのと同じものをお昼に出しても少ししか食べませんでした。角切りチーズのおやつも口にしません。
 ポチくんはお腹をこわした時に食欲が落ちることはありましたが、こんなに色々工夫しないと食べないと言うことはありませんでした。
 わんこはみんな食いしん坊だと思っていたので、すごく意外でした。
 散歩と食事だけでかなりの時間を食ってしまいます。
 家事のためにリビングを離れると不安になるのでしょう。リビングに戻るたびに飛びつきます。
 「あ~、戻ってきた。良かったぁ」と思うようです。
 夜、2階に上がっていた時間が少し長くなってしまいました。リビングに戻るといつものように飛びつきましたが、その後キューキュー泣きながらリビングをまわりました。寂しさでパニックになったようです。排気口をつついたので「ダメ」と言うと、キッチンに行って回っている換気扇の方を見上げていました。
 空気の流れがあるので、そこが外に通じていて、そこから外に出られるかも知れないと思ったのかも知れません。その様子を見ると悲しくなりました。まだ逃げ出したいんだ。
 早く、「このお家は良いなぁ」と思ってもらいたいものです。
 近くに呼び寄せてしばらく撫でてあげると、落ち着いたようです。 

 通販でバリケンを購入しました。
 昨日と今日は、おやつを使ってハウスの練習をしました。
 ハウスはわんこにとって「安全で安心できてくつろげるお城のような場所」となるべきです。
 おやつをハウス(バリケン)に入れて、中でおやつを食べるようにしました。すぐに出てくるのですが、何度も繰り返してハウスに入るようにしました。
 気が付くと、ハウスの中で寝ていました。中で寝たり、出てきて床に寝そべったりを繰り返していました。
 ハウスに閉じこめられる恐怖を感じることなく、ハウスがこちらの思うような存在になったようです。
 栃木ではハウスを嫌がる子が実に多かったので、ハウスを教えることの重要さを感じていました。

 さて、名前を決めました。
 一昨日、色んな名前で呼びかけていたのですが、「ニコちゃん」と言う名前が可愛いなぁと2人とも思ったのです。
 今日も、思いつく限り色んな名前を呼びかけてみましたが、どれも反応がなかったので、元の名前を見つけることは諦めて、私達で名前を付けることにしました。
 一昨日可愛いなぁと思った「ニコちゃん」に決定!
 暗いお顔が早く笑顔になりますように。
 そんな願いも込めて。 
  5月29日(日)   脱走を試みたまゆげちゃん   6月20日更新 
 28日(土)の日誌の一部訂正です。
 まゆげちゃん(栃木での愛称)は、浪江町の赤宇木で放浪しているところを保護されましたが、この子が住んでいたところが赤宇木とは限らず、もしかして20㎞圏内に住んでいた可能性もあります。
 その場合、放浪期間は考えていたよりも長いかも知れません。

 命名は保留としました。
 できれば、元の名前で呼んであげた方が良いと思い、昨日から考え得る色んな名前を試しに呼んで、反応する名前があるかどうか調べることにしました。
 ネットでペットに多い名前のリストがあったので、それも印刷して片っ端から呼んでみました。
 呼び捨てと「ちゃん」付けの2種類で。
 少し反応があったのは「ローラ」と「かりん」でした。でも自分の名前ではないようでした。お友達か家族にそのような名前の人(動物)がいたのかも知れません。 
 

 さて、前日の日誌で予告した通り、朝起きてリビングに下りてみると、えらいことになっていました。
 まず、入口を閉めたソフトケージの中にいるはずのまゆげちゃんが、こんな感じでリビングに出ているでは、あ~りませんか!
 困ったお顔をしているまゆげちゃん。
 こちらの方が困ってしまいました。


 ソフトケージは、こんな風に穴が空いていました。
 実は、ここは元々やぶけていました。ポチくんが破ったのです。それでポチ母がアイロン接着用の裾上げテープを使ってこの穴を補修していました。
 その弱っていたところを破って、まゆげちゃんはここから見事に脱出したのです。


 リビングの壁の排気口のフタがはずれていました。
 へぇ~~、こんな風にはずれるんだ。
 外したことはありませんでした。
 この穴から脱出しようと試みたのでしょう。
 壁をガリガリした跡があり、その粉が床に落ちていました。
 確かにまゆげちゃんの頭は小さいですが、いくらなんでもここからは出られないです。


 床に何だかわからない物が落ちていました。
 リビングの和室側の戸に貼ってある隙間テープの断片でした。ここをかじって、この戸を開けようと考えたのでしょう。

 ソファの背もたれの上に置いていた箱が座面に落ちていました。
 背もたれの上には小さな窓があります。
 背もたれにのぼって、この窓から脱出しようと考えたのでしょう。
 まゆげちゃんは、ボロボロの首輪をしていました。
 昨日買った赤い首輪に付け替えました。
 首輪についている飾りは迷子札です。
 首輪とコーディネートされてるでしょ。


 朝食後、動物病院に行きました。
 一通りの身体検査をしてもらうためです。
 フィラリアの血液検査と肝機能・腎機能などを調べる血液検査のセットを申し込みました。
 フィラリアについては、知識がないと言う地域性から予防されていない可能性が高く、感染している危険性があることを承知しておいて欲しいと中谷さんから言われていました。
 感染していないことを願うばかりです。
 先生によると推定年齢は3~5才。
 犬猫みなしご救援隊では2~4才くらいと言われていたので、ほぼ一致。
 私達はまゆげちゃんの年齢を4才、誕生日を保護された日、5月15日と決めました。
 まゆげちゃんは保護された時、ひどい口腔炎がありました。
 栃木で投薬を終了していましたが、今朝、ハウスに敷いてあったシーツを見ると緑色の膿が点々と付いていました。口腔炎の症状は再燃していたようです。
 獣医さんに口の中を見てもらうと、かなり進んだ歯周病だとのこと。奥歯、特に右側がひどく、進行度を6段階で評価すると、一番悪い6の段階だそうです。
 歯石を除去することが必要だとのこと。
 歯石除去のためには全身麻酔が必要です。
 血液検査の結果を見て、麻酔が可能な状態であれば、歯科処置を行う話になりました。
 口を触られるとかなり痛そうです。
 栃木にいる時もこちらに来てからも食が細く、その原因が精神的ストレスと口の中の問題であると考えられるので、なるべく早く歯周病の治療をしてあげたいと思いました。
 歯茎に塗るお薬をもらってきました。
 本当に大人しい子ですが、歯茎にこの薬を塗ろうとするとギャーギャーと声を上げて激しく抵抗します。かなり痛いようで、薬を塗るのは無理でした。

 寝姿です。
 とにかく足が長い。
 後ろ足と前足を重ねて枕にしています。

 ポチくんでは考えられない寝姿です。
 昨日は我が家に来てからずっと立っていました。
 なかなか座ったり寝ころんだりしませんでした。
 緊張しているからでしょう。
 今日は床に寝ころぶようになりました。
 私達に甘えて近寄ってはきますが、必ず向かい合わせの向きで、少し距離を置きます。ベッタリくっつくことをしません。お腹も見せず、後ろも見せません。

 ポチくんは私達にくっつく時、お尻をくっつけて後ろ向きに座っていました。もちろん人間に体をくっつけて寝ころぶこともしますし、お腹も見せました。これは人間を信頼していることや人間に服従することを意味します。

 まゆげちゃんはまだ私達を信頼していないのでしょうか。私達と言うより、おそらく人間を信頼していないと思われます。
 夜になるとポチ父の近くに寄って寝てしまいました。少し距離が縮まったようです。

 今日、気になることがありました。
 紙モップをかけようとした時、とても怖がった様子で逃げました。
 きっと、外飼いの子だったから初めて見るモップが何だか分からなくて怖いのだろうと思いました。
 結論から言います。この子は恐らくお尻など下半身を棒で叩かれていたと思われます。
 後日、登下校で使う黄色い旗を持って近寄ってきた小学生を怖がり、ポチ父が庭で枯れ枝を拾ってポイと投げた時も同様に怖がりました。
 そしてこれを書いている現在まで、下半身を触られると必ずピクっと反応し、頭から優しく撫でながら手を徐々に下に下ろして行っても、ずっとその手の動きを気にして見ていて、口を手に近づけます。噛もうとはしませんが、何かあった時のために用心しているのでしょう。
 この子は地震で怖い思いをし、飼い主に放たれたことで「捨てられた」と言う悲しい思いをし、長い間1人でさまよって不安な思いをしましたが、それ以前に飼われていた環境で怖い思いをしていた可能性があります。
 この子は無表情で暗い顔をしていますが、その原因は地震と地震に関わる出来事だけではないような気がします。
 ポチくんのように天真爛漫な笑顔になれる日が来るのでしょうか。
 暗い顔の裏側に何があるか分かりませんが、とにかく愛情を注いであげるしかありません。
 人間を信頼してもらえるように努力するしかありません。 
  5月28日(土)続き   うちの子になった「と106口腔炎、愛称まゆげちゃん」   6月16日更新
 犬猫みなしご救援隊栃木臨時拠点から連れて帰って来た子(と106口腔炎、愛称まゆげちゃん)は、福島県浪江町の赤宇木(あこうぎ)で放浪しているところを、5月15日に犬猫みなしご救援隊の佐々木班によって保護されました。
 この子が保護された場所は福島第一原発から24㎞くらいって言ってたかな?
 赤宇木は計画的避難区域に入っています。
 放浪期間は、計画的避難区域に指定されてからすぐに放たれたとすれば1ヶ月くらい、もし飼い主さんがぎりぎりまでお家にとどまって避難する直前に放したとすれば数日間と考えられます。
 保護された時、口腔炎がひどく、口から膿が出ていて口臭がすごかったそうです。
 その状態から考えれば、放浪期間は短くはなかったと思われます。
 うちに連れて帰った時には投薬治療を終え、膿も止まっていました。

 この子はどんな風に放浪していたのでしょうか、何度か想像してみました。
 人間のいない町の中や田んぼのあぜ道などをトボトボと歩いている様子。
 何を食べてたんだろう? わんこは草も食べるから道草でひもじい思いを多少まぎらわすことができたのだろうか。水たまりや川の水を飲んだのかな?
 放浪している犬同士のけんかに巻き込まれなかったのだろうか。
 放浪中に他のわんこと友達になって寂しさを紛らわしたのだろうか?
 夜になったらどこで寝たのだろうか?草むらをベッドにして?民家の軒下?あるいはお家に戻って?
 暗くなると心細かったでしょう。
 涙が出てきました。
 そしてこの子に「良く頑張って生きて来たね。えらいね」と何度も言いました。 
 栃木拠点内で佐々木さんに会うと、この子はいつも佐々木さんに飛びついていました。
 この子にとって佐々木さんは、ひもじくて寂しい思いをしていた時に、ご飯をたくさんくれて優しくしてくれた人、いわば命の恩人なのです。

 この子はとても大人しく、前にも書きましたが、良くも悪くも反応が少なかったので目立ちませんでした。
 だから1日目はこの子の存在に気付きませんでした。
 この子は女の子エリアの左側の一番手前にいました。
 しかし、女の子エリアの右側には、手前から「もみじちゃん」「おっちょこちょい」「足白」と見た目に可愛く、性格的に人なつっこくアピールが上手な子達が並んでいたので右列に目がいって、この子を素通りしていました。
 いつ、どのような時にこの子の存在に気付き、この子にビビビと来たのか、その瞬間を思い出すことができません。ある時、みんなワンワン吠えているのにこの子だけ吠えていないことに気付いて、そこからこの子に注目したのでしょう。
 今、この日誌を書いている時まで3週間近く、この子が「ワン」と吠えるのを一度も聞いたことがありません。
 みなしご救援隊のスタッフや常連ボランティアさんに聞いてみても、みんな「大人しくて良い子」と表現します。
 確かに大人しいのですが、栃木にいる間、そのおとなしさがちょっと気になっていました。
 この子を連れて帰ると決めてからは、なるべくスキンシップをとるようにしていましたが、ポケットのおやつの匂いに釣られて近づくものの、人に甘えて寄り添うことがなく、私がサークルの中に入っても狭い空間の中で必ず距離をあけていました。また、首から上を撫でるのには問題ないのですが、腰から下は触ると「ビクッ」とします。それは3週間経った今でもそうです。

 ポチくんが使っていた車用ハウス(ソフトケージ)は、あれからずっと車に乗ったままでした。
 そこにこの子を入れて帰りましたが、抱っこを嫌がり、抱き上げて車に乗せるのに四苦八苦。

 写真左は後部座席から荷台のハウスの中を撮ったものです。
 ほとんど後ろを向いていました。
 「どこに行くのだろう。もう帰れないのかな。」と思っていたのでしょうね。
 この子が、これから行く場所よりもこれまでいた場所の方を向くのは当然ですよね。
 2週間近く栃木にいて、ようやく慣れてきたところでしょう。

 写真右下は、先の日誌に載せたものです。
 ずっと後ろを向いていたので、声をかけて前を向かせたところです。 
 車の中で、ポチ父に考えてきた名前を聞いてみました。
 「ペコちゃん」だそうです。
 これは絶対にいやです。近所に「ポコちゃん」と言う子がいて、その子はご主人が酔っぱらった時に殴る蹴るの虐待を受けていたので、その「ポコちゃん」とうちの「ペコちゃん」をご近所の方からペアで考えられるのは耐えられません。
 ポチ母が考えていた名前は
 「ポチ子」でした。
 ポチ父は気に入らない様子。
 命名は保留することに。

 気に入った子がいたら連れて帰るとポチ父に伝えていましたが、逆を言うと気に入った子がいなければ連れて帰らないかも知れないし、例え気に入った子がいてもどんな子かその時になってみないと分からないので、わんこ用品を予め揃えることができませんでした。
 そこで帰りにビバホームに寄って、必要な物を買うことにしました。
 ここはペット専用カートにわんこを乗せて一緒に買い物をすることができます。
 ポチくんもをこのカートに乗せて一緒に買い物をしたことがありました。

 田舎で育った子です。ホームセンターで一緒に買い物をするなんて経験したことないでしょう。
 カートに乗せた直後はパニック状態でした。

 買い物をしているうちに落ち着いてきました。

 ドッグフード、おやつ、リード、首輪、迷子札、などなど。
 写真右はレジでの様子です。
 このレジのお姉さんや隣のレジのお姉さんに「可愛い!」と言われたのですが、この子は無反応。
 「あら、反応がないわね」とお姉さんに言われてしまいました。
 
 買い物を終えて、車にまたこの子を抱っこして乗せようとしたところ、かなり抵抗されてなかなかハウスに入れることが出来ませんでした。交通量が多いので、下手して逃したら大変なことになります。ポチ父に助けを求めようと思ったら、さっさとカートを返しに行ってしまいました。
 ポチ母1人で格闘。かなり危ない状態になりました。ソフトケージで入口はファスナーなんです。この状態では閉めるのも一苦労。
 なんで、行ってしまうんだよ!
 おい、ポチ父。
 さぁ、帰宅してとにかくこの子にご飯を。
 と、思ったらさっき買ってきたはずのドッグフードがありません。
 何と、ポチ父がカートの下にフードを乗せたまま、カートを返してしまったんです。
 肝心な時にさっさとカートを返しに行って、しかもフードを乗せたまま置いて来るなんて!!!
 しかたなく、ポチくんのお供え用のフードを食べさせました。
 しかし全く口をつけてくれません。ヨーグルトをかけたら食べてくれましたが、少し残しました。
 びつくりです。ポチくんならお皿を洗わなくても良いと思えるほど、虹が出るまで舐めていました。わんこがご飯を残すなんて考えたこともありませんでした。
 この時「食が細い」と思い込んでしまいました。 



 写真右は、リビングの中を探検しているところ。

 和室の戸から、玄関方向を伺っています。
 要するに出口を確認しています。
 なぜここに連れて来られたのかまだ理解できないので、逃げる道を考えていたのではないでしょうか。

 左手に見えるのはおもちゃ。
 全く興味を示しません。


 ポチ父にコチョコチョしてもらいました。
 一応されるがままですが、ずっと立ったままです。
 気を張っているのでしょう。
 何日か、立ったままと言うのが続きました。

 黄色いハリネズミのおもちゃは、ポチくんが一番気に入っていた物です。これは大量に買い貯めてありましたが、いつしか食いちぎるようになったので、ポチくんから取り上げていました。

 この子は、このおもちゃにも全く無関心で、左の写真では、ジャーキーを食べています。


 車のハウス(ソフトケージ)を下ろし、これを部屋でも使うことにしました。
 ポチくんがこのリビングで使っていたバリケンは、ポチくんの思い出が詰まっているので、取っておくことにして2階に運びました。
 この子には、通販でバリケンを新しく買うことにし、それが届くまでこのソフトケージを使います。
 今晩は、これが寝床だよ。

 翌朝、大変なことになっていました。
        気持ちはプライスレス!              6月15日更新
 ようやく4泊5日のボランティア活動を日誌に書き終え、これから連れて帰ったまゆげちゃん(まゆげちゃん)について日誌に書いていくつもりですが、その前に総括を。 
 4泊5日の間に、犬猫みなしご救援隊栃木臨時拠点で撮った写真のうち、ポチ母がベストショットに選んだのはこの2枚です。

 たまたま2枚とももみじちゃんの写真になってしまいましたが、もみじちゃん自身の写真を選んだ訳ではありません。
 人間の愛情を受けている動物の安らかな表情が見事に表現できていると思ったので、これらの写真をベストショットに選びました。

 左の写真は、家族と面会して喜んでいるもみじちゃんです。顔が笑っているように見えませんか。
 右の写真は、ボランティアさんに撫でてもらっているうちに膝の上で寝てしまったもみじちゃん。とても安らかで安心しきっていました。
 ポチ母は愛称まゆげちゃんを撫でながら、向かい側からもみじちゃんのこの様子をずっと見ていました。

 本当は、上の写真のように、ここにいる子達が一時でも家族の愛情に触れることができれば良いのでしょうが、それができない子達が大半です。
 ボランティアさんはその家族に代わってこの子達に愛情を注いでいます。
 ここでのボランティア活動はやはり思っていた以上に大変でした。
 しかし、裏を返せば、それだけ手厚く動物達をケアしていると言うことではないでしょうか。

 ●餌皿は必ず食後に回収して洗浄。
  わんこが60頭いるとすれば、水皿餌皿合わせて120枚、1日2回洗浄するので1日のべ240枚を洗うことに。皿の回収だけでもしゃがんだり立ったりの繰り返しで筋肉痛になります。
 ●頻繁な見回りと給水。
 ●毎日ハウスの清掃と消毒。
 ●ハウスにかける毛布が汚れたら洗濯。
 ●散歩は1日2回、雨でもやります。
 ●食餌状況を1頭1頭観察、食べる子にはお代わり、食べない子には食べるように工夫。
 ●療養食や投薬など個別に対応。
 など、上記の仕事は最低限のことです。
 空いた時間はなるべく動物とのスキンシップに充てます。
 しかし、その時間は十分ではありません。
 雑用もあるし、動物達が安全で快適に過ごせるようにするための大工仕事もたくさんあります。
 朝8時から始まって、仕事が全部終わるのはだいたい夜の8時過ぎ~8時半くらいです。
 夕飯を口に出来るのは、早くて夜の9時頃です(みなしご救援隊の方達はもっと遅い)。
 それが毎日毎日繰り返されます。
注:但し、丸1日仕事をしなければならない訳ではありません。ボランティアさんの都合の良い時間で良いのです

 我が家や近所のわんこ達のことを考えてみました。
 ポチくんが生きていた時、ハウスは毎日なんて掃除していませんでしたよ。散歩だってさぼったことはしょっちゅう。外飼いのわんこで、餌皿にずっとフードが入っているのは近所でも良く見ます。水皿の水だって、いつ入れたのかわからないくらい汚い水を放置しているお家もあります。雨風や寒さ暑さの対策をしてもらわず、過酷な環境下で飼われているわんこもいて、それは珍しくありません。
 
 犬猫みなしご救援隊栃木臨時拠点は、スペース的に満杯状態です。一杯一杯の状態であるにも関わらず、全ての動物に対して精一杯のケアを毎日続け、実に大切にされています。
 仕事は増えても減ることがありません。
 人手はもっともっと必要です
 特にこれからの季節は、散歩の順番が後の子達は暑い時間に散歩しなければなりません。ボランティアさんが多ければ多いほど、わんこ達の散歩の待ち時間が短くなり、暑さによるダメージが少なくなります。

 ここで大変さを強調してしまうと、ボランティア活動に参加してみようと考えている方を躊躇させてしまうかも知れませんね。大変なのは体力面での話です。
 繰り返しますが、体力に自信がない場合は時間を限っても良いですし、もちろん、時間に余裕のない方は都合のつく時間で良いと思います。
 体が大変でもやり切れてしまうのは、精神的に充実した楽しい時間を過ごせるからではないでしょうか。
 みんな良い人ばかりなので、1人で何も分からず飛び込んでも必ずお友達ができます。
 何よりも動物達との触れ合いが楽しいです。
 そして、仕事が終わった後の達成感があります。
 先日、あるニュースを見ました。ボランティア活動をしたくて避難所に行ってみたが、何をしに行ったのかわからない状態で帰ってきたと言う話です。
 その方は被災者の話し相手になれればと思っておられたようです。炊き出しの時に「たくさん食べて下さいね」と言葉をかけると「食欲なんかない」と言う返事をされたとか。避難所の人とお話できたのはほんの数人で、ご自分の思っていたような活動ができずに帰って来てしまったそうです。
 しかし、ここ栃木拠点では、動物が相手です。動物は人間を求めてくれます。
 そして本来ボランティア活動とは無償です。見返りを期待すべきではありません。それは「感謝の言葉」も含めてです。感謝されるのが目的でボランティア活動をする人はいませんよね。どこかのブログのコメント欄で感謝の言葉を要求している人もいましたが、、、、
 でもここではたくさんたくさん見返りがあります。
 「おばちゃん、ご飯美味しかったね」
 「おじちゃん、お散歩楽しかったね」
 「おにいちゃん、遊んでくれてありがとう」
 「おねえさん、撫でてくれて気持ちよかったわ」
 などなど、言葉は聞こえて来ないけれど、感謝の気持ちを返してくれる子達がいっぱいです。

 そして必要なのは人手だけではありません。
 物資も足りません。
 皆さんから送って頂く支援物資や義援金がなくては、この活動は成り立ちません。
 物は足らないけれど、スペースも足りません。
 大地震から間もない時期、避難所からのお願いとして、「必要な物、今必要でない物は、刻々と変わって行くので、物資を送る前に、必要な物を確認して頂けると助かります」と、良くニュースで言われていました。
 これは人間の避難所に限らず、動物の保護施設でも同じです。
 スペースがないので、スペースを作るために受付小屋に納めている物資を一旦外に出して、用が終わったら出した物を中に戻すと言うことをしている状態です。その作業に人手を食われてしまいます。
 この点をご理解頂ければ、人手をより効率的に動物のケアに使うことができます。

 一時預かりボランティアさんや里親さんもさらに必要です。
 栃木拠点がスペース的に一杯である以上、保護要請が入っても受けることができません。
 かと言って、無責任に次から次へと動物達を出すことはできません。
 責任を持って愛情一杯の飼育をして頂けるご家庭を募集しています。
 現地に赴くボランティアさんの中には、「私はお金がなくて物資や義援金を送ることができないから労力を提供する」とお話しになる方がいらっしゃいますが、実際には交通費や宿泊費などの出費を伴います。また現場にいる間はご自身の家庭生活や社会における生産活動はストップさせています。それをしてまでも動物達を助けたいと思う気持ち
 
 「現地に行きたいけれど遠くて行けない」あるいは「時間がなくて行けない」とおっしゃって、身銭を削って支援物資や義援金を送って下さる方々の気持ち
 
 長期にわたって経済的負担が発生するにもかかわらず、家庭に動物を迎え入れて愛情を注いでくれる一時預かりボランティアさんや里親さん達の気持ち
 
 これらの気持ちはプライスレスです。
 何物にも代えられません。
 皆さんに感謝申し上げると同時に、改めてご協力をお願いします。

 詳しくはこちら
 現在不足している物資に関する情報はこちら

 最後になりましたが、犬猫みなしご救援隊の活動に感謝申し上げます。

 以下は2011年5月27日(金)に撮影したわんこ達です。
 (これで全部ではありません。他にもいます。) 

もみじ

おっちょこちょい

赤茶

足白

柴婆

雑婆


手七郎

テツ












もみじ連れ


 
 
ナナメ

白マック



ガングロちゃん、こんにちは。
 

メリー 


白マック2


 写真左は、柴犬のチビです。
 頻繁に尻尾を噛むので、困った飼い主さんが獣医師との相談の上、断尾しました。
 もうほとんど尻尾は残っていませんが、それでもチビは尻尾を敵のように追いかけてかじろうとします。
 これは分離不安の症状の一つだそうです。
 でも、このように人間が寄り添っていると、チビは穏やかな表情で人間に身を任せ、尻尾を噛む行動をしません。

アナック

アナック母

 

あみ 



 

ユキ

 


こっちゃん


わさ子
  5月28日(土)    ボランティア最終日:この子を連れて帰りました    6月13日更新
 とうとう最終日です。
 今日半日で終わりです。
 いつものように6時半に起床。
 昨夜は猫たん達がとても静かだったので、ここに来て一番熟睡できました。
 体が慣れて来たと言っても大分疲れがたまっているようで、鏡を見るとひどい顔。むくんでいて右目の下がぼっこり腫れていました。
 足もパンパンでした。
 足の裏に違和感を感じたので見てみると、両足とも親指に大きな水ぶくれができていました。
 ポチくんが生きている時からお散歩用に使っていた履き慣れた靴を使っていましたが、それでも水ぶくれができるなんて。
 昔、浅草橋のビーズ問屋街を1日中歩いて、万歩計の数字が2万歩くらいになったことがありましたが、それ以上は歩いたことがありませんでした。この5日間のうち一番歩いたのは約27000歩。水ぶくれもできるでしょう。
 猫たんハウスの掃除、給餌・給水後、自分の身仕度と食事。

 8時からお仕事開始。
 ハウスからわんこ達を出したら、庭で排泄をさせて屋外の所定の場所につなぎました。
 給水、給餌。食べ切った子にはお代わり、食べない子にはトッピング。
 さぁ、最後のお散歩です。
 いつものように1頭目は「もみじの連れ」。この子はもみじちゃんと一緒にいたそうです。  
 ずっと、散歩のお供は最初に「もみじの連れ」を選んでいました。今日は、散歩に迎えに行っても寝ていて起きようとしませんでした。どこか具合が悪いのか心配しましたが、寝ぼけているだけだったみたいです。お散歩も元気で、昨日までお腹が緩かったのに、今日は良いウンチが出ました。
 この子とお散歩するのはこれで最後かと思うと涙が出てきました。
 この5日間、この散歩コースを歩いていた時、何度泣いたことか。ポチくんのおかげでここを歩いていると思うと何度も涙が出てきました。
 今日は、この子達とお別れするのが寂しくて涙が出てきました。
 このお散歩コースの景色も最後です。
 2頭目はシロ(写真の右側)とその次男。
 私は次男、もう1人がシロを一緒に散歩させました。
 この2頭は同じサークルに入っています。シロには長男もいるのですが、長男はこの子達と仲が良くないので、サークルの外側に分かれています。

 3頭目は連れて帰る子(と106口腔炎、愛称まゆげちゃん)。
 今日も他の人が散歩に連れていかないようにメモを付けておいたので、私と散歩することができました。

 散歩の途中、田原さんに「良い感じやねぇ」と言われました。

 4頭目はムック。
 この子は大人しくて良い子でした。

 犬猫みなしご救援隊栃木臨時拠点でポチ母が最後にお散歩させた子はこの子でした。

 
 給水、餌皿の回収・洗浄、ハウスの清掃と、午前の仕事が一段落した頃、一時預かりボランティアか里親の応募をされた年配のご夫婦が「雑婆」(雑種のお婆さん)を引き取りに来られました。 

 既にわんこを飼っておられるそうです。
 不安げな様子を見せることなく、車の後部座席に乗りました。

 「二度と寂しい思いをさせることがないように、最後まで責任を持って大切に育てます」とおっしゃってこの子を連れて行かれました。








 同じ頃、「テン」くんの飼い主さんが面会に来られていました。
 この子はお隣のお家の「フォード」ちゃんと一緒に保護されました。
 原発周辺避難区域から避難されていた飼い主さん達には為す術がありませんでした。誰か良い人に拾われて生きて欲しいとの願いを込め、「名前はテンです。ならはまち○○番地、携帯090~」と書いた紙を小さく折りたたんで真新しい首輪に貼り付けてあったそうです。
 保護から間もなく面会に来られました。
 良かったね、テンくん。
 良かったねと言うのは、再会できて良かったねと言う意味と、良い飼い主さんで良かったねと言う意味でもあります。
 また必ず会いたい、あるいはそれができないのならば、誰か良い人に保護してもらいたい、そう願うのが飼い主ではないでしょうか。
 名前も連絡先も付けず浪江町で放浪していた「と106口腔炎、愛称まゆげちゃん」は、放浪に至るまでの背景にはどのようなことがあったのでしょうか。地域的に名札など付ける習慣がないとも聞きました。普段はそうでしょう。でも、放さざるを得ない場合、その子のことを考えれば名前や連絡先を付けるでしょう。いえ、悪く考えるのは止めましょう。放浪中に名札が落ちたのでしょう。あるいは放たれたのではなく、はぐれたのかも知れません。そう考えることにします。
 そしてもう1組面会がありました。
 もみじちゃんのお母さんとお子さん達です。
 確か、今朝は田原さんが散歩させていました。いつものように引き返すと歩かなくなったので、結構大回りでお散歩し、最後には田原さんが抱っこして帰って来たっけ。
 それがご家族と一緒だと、ちゃんと一緒に歩いて帰ってきていました。
 お兄ちゃんは「もみじだけ置いてきてごめんね」と大泣きしたそうです。
 お母さんは、皆さんに「お世話になりありがとうございます」と挨拶をされ、子供達は優しくて明るくて、とても良いご家族で、もみじちゃんがこの温かい家庭で幸せに暮らしていたことが良くわかりました。
 それだけに今の状況は、もみじちゃんにもご家族にもお辛いでしょう。
 このもみじちゃん、また後で登場いたします。

 昼過ぎ、ポチ父到着。既に必要書類にはポチ母が記入済み。
 先ずは2人で昼食を取り、その後、ポチ父と「と106口腔炎、愛称まゆげちゃん」と一緒にいつもの散歩コースを散歩しました。
 排泄のためとポチ父に慣れさせるためです。
 ポチくんが使っていた車用ハウス(ソフトケージ)に入れて、犬猫みなしご救援隊栃木臨時拠点を後にしました。
 この子が我が家に慣れたら、いつか一緒にまたここへ来たいです。
 とっても大変でしたが、大変さ以上に楽しいことがあり、充実した4泊5日間でした。
 この年になって、こんなに充実した日を過ごすことができるなんて。
 それもみんなポチくんのおかげ。
 ポチくんがポチ母をここに連れて来てくれました。


                         つづく
  5月27日(金)     ボランティア最後の夜            6月10日更新
 一旦帰宅されていたライドさんが昨日からまた来られていました。
 昨日の朝、「どう?」と聞かれた時「限界を超えています」と答えてしまったことから、「明日帰るから連れて帰ってあげるよ。一度休んだら?」と言って下さいました。
 でも、ちょくちょく来られる訳ではないので、一度来たら長くやりたいとお伝えしました。
 他の方にも「○○さん、疲れてるみたいだから休ませてあげたいんだよなぁ」とおっしゃっていたそうです。
 拠点内で会うたび声を掛けて頂き、またこうして疲れを心配して下さり、本当にありがたい限りです。 

 さて、夕べも猫たん達は、ホリホリしていました。
 なぜホリホリするのか分かりました。
 写真左のようにベッドにしているのは実はトイレです。ここは寝床にしているので、猫たん達は、それ以外のところで排泄します。排泄物の上に新聞紙を被せようとして、ホリホリしているようです。
 夜中の2時半頃、ホリホリで目が覚めました。排泄物を処理しないことにはずっとホリホリしてて眠れないと思い、起きて猫ハウスの掃除をしました。
 ところがその後も何度も何度もホリホリして、新聞紙のカサカサ音が続き、朝までほとんど眠れませんでした。
 ここに来てから一番の寝不足状態です。
 でも、あと1日半。朝は結構シャキっとしていました。
 今日も朝からボランティアさんが集まっていました。
 いつも通り8時からお仕事開始。
 先ずは、ハウスのワンコ達を庭に出して排泄させ、屋外の所定の場所につなぎます。
 この時、ポチ母はちょっと大きな声を出してしまいました。
 「オレを先に出せ!」「私が先よ」と言うように、ワンコ達はワンワンうるさく、人間はお互いに犬を引いていて近づけないので、思いっきり大きな声を上げてもコミュニケーションが取りにくい状況です。
 「タロウ」と書かれたハウスからワンコを連れ出し、タロウの所定の場所につなごうとしたところ、既にワンコがつながれていたと、若いお兄さんから言われました。
ポチ母:「カタカナのタロウと漢字の太郎がいるよ。その子は漢字の太郎じゃないの?」
お兄さん:「いえ、カタカナのタロウです。」
ポチ母:「名札を見てみて。名札は漢字の太郎でしょ」
お兄さん:「バリケンにはカタカナのタロウと書かれていました。カタカナのタロウです」
ポチ母:「だから名札、名札を見て、漢字でしょ」
お兄さん:「カタカナのタロウです」
ポチ母:「名札は漢字の太郎だよ」
お兄さん:「あっ、漢字の太郎でした」
ポチ母:「漢字の太郎は、そこ」と近くのサークルを指さすも、なかなか分かってもらえませんでした。
 この時、ポチ母の目は結構つり上がっていたと思います。
 お兄さん、その後、散歩ですれ違うたびにビビっていたように見えました。
 お兄さん、ごめんね、おばさんは決して怒ってないから。
 前日の夜に、タロウと太郎は反対のハウスに入れられていたようです。
 4日目ともなると、人に聞いてばっかりいないで、人に聞かれて答えられるようにもなりました。 

 連れて帰る予定の子(と106口腔炎、愛称まゆげちゃん)のハウスを観察せねば。
 写真右をご覧下さいませ。敷いてあったシートは、きれ~~いに、そのまんま。
 シートを破る子は多く、ひどい子はバリケンにかけてある毛布を隙間から中に引き込んで食いちぎったりすることがあります。
 うちの子はとってもお行儀が良く大人しいのが、ここからも分かります。
 シートにうっすら血のような物が点々と付いていました。
 ポチくんが最初の子だったので女の子のことはわからず、聞いてみるとこれは生理だとのこと。病気かも知れないと思い、心配しました。



 
 ワンコ達を屋外の所定の場所につなぎ終わったら、お水を上げてご飯をあげました。
 食べきった子のお皿にはお代わりを入れてあげ、残っている子のフードには食欲が増すように何かトッピングしてあげます。
 療養食が必要な子には個別に調整したフードを与えます。

 さぁ、朝のお散歩です。
 今日は涼しいから楽でした。

 もうトップはお決まりの「もみじの連れ」じぃちゃん。
 

 お決まり2番手のナナメちゃんがもういなかったので、今日は腎不全のおじいちゃん。
 何もなければ強く引かないのですが、自分の行きたい方向が違うと強く引っ張ります。また体が弱いのに気は強くて、誰かがガウガウ言うと思いっきり強く引っ張って相手に向かって吠えます。
 腎不全の割には、オシッコが結構出ました。
 これも手厚い世話のおかげです。
 この子は食欲がなく、食べてもらうのに、あーでもない、こーでもないと色々なフードを試して、結構みんなを心配させています。
 これを食べなければ、次はこれ、、、、と、とっても手をかけてもらい、気を遣ってもらっています。
 病気であることはとても可愛そうで残念なことですが、みんなに気遣ってもらえて、その点ではとても幸せな子です。
 前に散歩した時は調子よかったのですが、今日は途中で歩かなくなりました。何とか拠点まで戻ったものの、庭に入った途端、全く動かなくなり、後は近くにいた田原さんにお任せしました。

 川に沿った散歩道。
 手前がちょんまげのお兄さん。
 今回2回目で何人かのお友達を連れてボランティアに来ました。
 見た目ははずんだ感じですが、とても動物好きで優しい人です。
 お友達を連れてここに来たのは偉い!

 向こうに見えるのは代表の中谷百里さん。
 百里さんと言うお名前の通り、しとやかでお優しい女性です。
 腎不全のじぃちゃんに手こずったため時間を取られてしまい、あと1頭(写真なし)しか散歩に連れて行けませんでした。
 3頭目の散歩に出た直後、事故発生。
 白マック2を連れていた女性が足を噛まれてしまったのです。近くにベテランボランディアのザキヤマさんがいましたが、テツコ(慣れている人以外には噛む)を連れていたのですぐには駆けつけることができず。それでも、道の杭にテツコをつなぎ白マック2のところに助けに行きました。
 白マック2は男性には噛むものの女性は大丈夫なので女性が散歩させていました。今回女性に噛みついたので、みんなアタフタ。私の前を2頭連れて散歩していた田原さんと私はそのまま拠点に引き返し、噛まれた女性の手当。
 朝のお散歩は、2頭半で終わってしまいました。  

 散歩が終わると、水皿にお水を足してあげます。その後、餌皿を回収して洗浄。
 皿洗いをしている人以外は、バリケンや犬舎の清掃です。
 犬舎には大型犬が入ります。
 写真右の女性のようにスリムだと、すっぽり中に入ることができます。
 ポチ母も中に入って消毒作業をしたところ、床板がバリバリバリ、、、
 慌てて外に出ました。床板にそっと膝だけついて、体を伸ばしてお掃除。
 一応、中谷さんとライドさんには、床板バリバリの件は伝えました。前から壊れていたのだと思います。ポチ母が壊した訳ではないと思います。大丈夫さぁ。
 中谷さんの「お昼休憩してぇ~」の号令で、みんな昼食。
 ポチ母は、いつものようにセブンイレブンへお昼ご飯と、夕飯、翌日の朝食を買いに行きました。
 その帰り道で撮った犬猫みなしご救援隊の栃木拠点の写真です。
 この白いお家の周りに動物がいます。
 周りは田んぼに囲まれ、のどかなところです。

 時々、おじいさんやおばあさんが、この近くに来て様子をご覧になっています。
 「原発のところの動物なんだよね。大変だよね」とか「あんた達、偉いねぇ。ありがとう。お疲れさん」と声をかけて頂きました。
 裏のお家の奥様も散歩の時間になると庭に出て、にこやかに笑いながら私達に声をかけて下さいます。「お疲れ様」と。すぐ裏なのでうるさいと思います。でも、この活動をとても理解して下さって、何度も温かいお言葉をかけて下さいました。
 セブンイレブンから帰ってくると、エミリーさんがお昼を一緒にと誘って下さり、お家の2階でエミリーさんともう1人女性の方とランチしました。2人とも常連さんです。ここでの活動はもちろん、みなしご救援隊の活動のPRもされており、一時預かりボランティアさんの募集にも尽力されています。

 写真右は、外から見た猫たん部屋の猫たん。
 ひぃ~めちゃめちゃ可愛い!
 何てことでしょう!ポチ母は、猫たん部屋に入ったことがありません。
 自分が寝泊まりしている部屋の猫たんしか見ていませんでした。
 もったいない話です。
 昼食後、連れて帰る予定の「と106口腔炎:愛称まゆげちゃん」を散歩に連れ出しました。
 散歩から帰ってきてからブラシをかけてみました。大人しくブラッシングさせてもらえました。
 車の乗り降りのために抱っこをしなければなりません。抱っこも試してみましたが、すごく嫌がります。
 今、嫌がることを無理強いするのは止めた方が良いと思い、抱っこは諦めて体を撫でることにしました。
 触られることに少しでも慣れて欲しかったのです。首から上に関しては問題ありませんが、下半身に関しては嫌がりはしないものの、触るとピクっとします。
 犬は見えないところを触られると不安がるので、そのせいだろうと思いました。しかし、そのことに関して少し嫌な予感がしました。 
 この何日かは、ライドさんはじめ男性陣が雨対策をされておりました。

 受付前には、あみちゃんなどがいるので、そこにも雨よけ。

 この受付のところには、貴重な支援物資が納められていますが、大家さんのためにスペースを空けておかなければならないので、全てのスペースを使うことができません。
 またトリマーさんが来られた時など、ここで用事をしなければならない場合には、中の物資を一旦外に出し、また用事が終わったら物資を中に戻すと言う作業をしています。この作業はちょくちょくあります。
 その作業をポチ母もやったことがありますが、女性には力的に無理ですし、男性の助けを借りると結局複数人がかりの作業になりました。もっとスペースがあれば、こういう作業をする時間や人手を動物達のために使うことができるのにと思いましたが、仕方ないですよね。


 外にいる子達のサークルの上にも雨よけシートを。


 コンクリート打ちっ放しエリアの上にも雨よけシートを。

 コンクリート打ちっ放しエリアの中の家族エリア。
 サークルの上にシートがかけられています。 


 庭の中央部は、日よけ兼雨よけのテント。
 庭の周囲にいる子達のエリアは、ワンコとワンコの間の仕切に加えて、日よけのよしずや雨よけシートをかけています。
 午後、すのこが到着。
 それぞれの居住スペースにすのこを置いてあげると、写真のようにすのこに乗っていました。
 居心地が良いのですね。
 これで雨が降っても、濡れた地面の上じゃなく、すのこの上でくつろぐことができます。
 写真は「手七郎」です。
 この子は、散歩の時は結構気ままで強く引きますが、夜ハウスさせる時はメチャメチャ楽です。バリケンの前まで連れて行くと、自分で入ってくれます。
 お家では、ちゃんと安心してくつろげるハウスがあったんだね。

 テツもご覧の通り、すのこの上にちょこんと座っています。
 優しい目をして、人間に甘えます。
 この子に惹かれたのはポチ母だけではありませんでした。
 ちょんまげのお兄さんもテツのサークルの前に長い間座り、写真を撮っていました。
 テツ、本当に可愛い。
 ルックスも抜群です。
 だけど、犬と接近するとムキっ歯になります。
 ムキりまくります。
 強烈に引きます。
 体は決して大きくない中型犬ですが、本気で引いたらポチ母なんて引きずり倒されるでしょう。
 そのパワーに見合うだけご飯をモリモリ食べます。

 夕飯までの間、わんこ達をまわってみると、ほとんどの子がすのこに乗っていました。
 すのこは大正解でしたね。
 この週は雨の予報が出ており、ちょうど雨が降り始める前に、雨対策ができました。
 雨対策用品だけでなく、物資を送って下さった方々に感謝です。
 そしてその支援物資を使って、必要な対策を講じて下さったボランティアの方々にも感謝です。

 午後4時頃、夕飯です。
 写真右に見える表は、体調に関する記録です。
 下痢など体調不良の子については、このノートに記録します。
 それに従って個別に食餌を調整します。
 写真の上に写っているのはお薬です。
 体調の悪い子達は獣医さんに診てもらい、適切な医療を受けています。
 処方されたお薬は、確実に飲んでもらえるように缶詰でお団子にして与えます。
 保護された子達、お預かりしている子達は、ここまで細心の注意を払い、手厚くお世話されています。 

 夕飯を食べきった子にはお代わりをよそい、残っている子には何かトッピングしてあげます。お水も補充して、しばらくしてから夕方のお散歩。

 1頭目はお決まりの「もみじの連れ」じぃちゃん。

 2頭目は「ナナメ」ちゃん。
 首が左に傾いています。
 体の模様が可愛いです。
 前から見るとお顔は愛嬌があってさらに可愛いです。

 3頭目は「手七郎」くん。
 4頭目は連れて帰る予定の子、「と106口腔炎:愛称まゆげちゃん」。
 昨日の夕方と今朝のお散歩の時、ポチ母が散歩させることが出来なかったので、夕方はポチ母が連れて行くので置いておいてと言う旨のメモを付けておきました。
 連れて帰る前に少しでも慣れてもらわねば。
 慣れない人に連れて行かれると、本犬はとても不安でしょう。
 メモのおかげで、この子を散歩させることができました。
 やっぱり散歩でも良い子です。余り強く引きません。
 正確に言うと、実際には強く引くのですが、他の子達と比べて弱いと感じただけでした。
 散歩の後、給水。
 餌皿の回収、洗浄。

 外からライドさんの「ヤギ脱走!ヤギ脱走!」と言う声が。
 近くにいた青年が応援に行ってくれました。

 その後、ハウスまでの時間、わんこ達と過ごしました。
 ポチ母は、連れて帰る子のサークルの中に入りました。
 この子は、大人しいですが他の子のように何事においても強くアピールしません。正直、余り人なつっこくないです。
 ポチ母がそばにいても、少し距離を置きます。
 カメラを向けると顔を背けました。
 人間に対して攻撃性はないですが、信頼していないように感じました。
 そのことに関しては追々書いていきます。

 もみじちゃんの新しいお部屋はうちの子の向かいでした。
 つきぉさんが撫でていると、つきぉさんに体をゆだね、膝の上で寝てしまいました。

 できれば、現場のボランティアさんの空いた時間は、このようなスキンシップの時間として使いたいものです。
 不安で不安で愛情に飢えている子達のためにできるだけ時間を割いてあげたい。
 そのためには、まだまだ人手不足です。

 もう真っ暗。
 ハウスを終え、みんなにゴージャスなおやつをあげ、水皿を洗ったら午後8時を過ぎていました。
 差し入れの美味しいパンを頂戴しながら、何人かでお家の玄関前でお話していました。
 笑ってばっかりで、それはそれは楽しい時間でした。
 中谷さんに、連れて帰る子のことについて一部確認して欲しい事項を伝えました。
 すると、「一頭で良いの? テツは?」と言う返事。ぷっ!またまたご冗談を。
 最後の夜、楽しくお話して過ごし、夜9時過ぎに解散。
 部屋に戻ってポチ父と電話。
 10時前に夕飯。ずっとこれまでおにぎりだけでしたが、今日は幕の内弁当。やっと食欲が出たと思ったら、今日で最後です。
 ここは調理ができません。まともな食事がしたければ外食しなければなりません。まともな食事と言っても外食は家庭での食事には及びません。ポチ母はとにかく早く就寝することを優先して、コンビニの食べ物で済ませていました。体に悪いと言ってもほんの数日の間だけです。
 しかし、犬猫みなしご救援隊の方達はずっと外食です。しかも外食は車で出かけなければならず、ポチ母がコンビニ弁当を10時に食べているなら、外食は深夜近くになります。 
 良くこれで体がもっているなと思いました。

 写真右は、ポチ母の太ももについたアザ。ユキちゃんに何度もマウンティングされたからかも知れません。とにかく彼女のマウンティングはものすごく力強くて痛いんです。

 今日の万歩計は約21000歩。
 日記をつけて12時半に就寝。 
  5月26日(木)    目的                   6月6日更新
 ポチ母がここに来た目的は先に書いた通り、いくつかあります。

 弛みきった精神と肉体をシャキっとさせることも一つでした。

 一番大きなきっかけとなったのは、3月に森永紗千さんを介してポチくんとお話ししたこと
 たくさん謝りたいことがあったけど、お話しているうちにもう謝らない方が良いと思いました。
 しかし、ポチくんが気にしていなくても、それでポチ母の気持ちが済んだ訳ではありませんでした。
 「肉体を持って今生きている子達に目を向けて欲しい」と言うポチくんの言葉に応えることによって、ポチ母の心に残っている謝罪の気持ちにけりを付けようと思ったのです。
 東日本大震災後、原発避難地域の動物のことがずっと気になっていました。
 たった1頭でも助けることができれば、ポチくんの気持ちに応えることができると同時に、自分の気持ちも切り替えができるのではないかと思いました。

 それから、ずっとずっと長い間、悔やんでいたことがありました。
 まだ、ポチくんが若かった頃です。
 放浪犬を誰かが捕まえて空き地につなぎ、警察に連絡しました。
 ちょうどポチくんを散歩させている時に、その子を空き地で見かけたので、何とか警察にいる間に家で預かって飼い主なり里親なり見つけようと考えました。
 しかし、ポチ父と意見が合わず、結局、その子は保健所に入りました。
 保健所での保護期間が過ぎて、その子が処分される日、ポチくんとお散歩していた時に、大事にしていた迷子札が首輪から落ちてなくなってしまいました。
 お散歩コースを3回も見て回ったけれど、見つからず。もう諦めようと思った時、誰かが拾ってくれたのでしょう。道脇の杭の上に置いてあったのです。それに気付かず、ポチ母は地面ばかり探していました。
 とにかく見つかったのは良かったのですが、その迷子札と首輪とをつないでいたナスカンがポッキリ折れていたのを見て何かを感じました。リードをつなぐナスカンではありません。ただ迷子札をつないでいただけで、力の加わらないナスカンが、なぜポッキリ折れたのか? あの子が処分されたことと結びつけずにはいられませんでした。
 空が真っ青な日でした。あの青い空と折れたナスカンが今でも忘れられません。
 その子に対するお詫びもしたかったのです。 

 一時預かりボランティアをやりたいとポチ父に話して「そうしよう」と言うことになりました。
 いくつかの団体に登録したのですが、いっこうに連絡がありません。
 これは行くしかないと思いました。
 最初仙台に行くつもりだったのですが、テレビで犬猫みなしご救援隊が栃木に臨時拠点を置いて活動していることを知り、急遽、こちらに変更。栃木の方がライフラインも整っているし、距離的にも近いし、好都合でした。
 例え一時預かりでも飼い主さんの都合で、以降ずっと飼うことになるかも知れず、そのことを考えて、ボランティア活動をしながら自分たちが飼えそうな子がいるかどうか探すことにしました。
 これは大正解です。
 一目惚れしたテツくんは、シシ猟犬で、とても家庭で飼える子ではないとわかりました。
 ちょっと見ただけでは、性格、食餌や散歩の様子などわかりません。じっくり見ることが必要だと思いました。

 この日の目標は、昨日ビビビと来た子(と106口腔炎、愛称まゆげちゃん)を連れて帰りたいことを代表の中谷さんに伝えること、まゆげちゃんをさらに良く見てみること、でした。
 前夜ポチ父と電話で話したのに、このまゆげちゃんが気に入ったことを話すのを忘れていました。
 ポチ父にも言わねば。
 朝、6時半に起床。
 昨夜は頭痛がひどく立っているのがやっとの状態でした。
 年末の忙しい時期になると、立っていられないくらいの頭痛が起こることがあるのですが、それと同じ状態でした。
 朝、起きた時もまだ頭痛が残っていました。
 いったい、今日一日持つのでしょうか。

 猫たん達は、トイレをベッド代わりにして団子になっておりました。あぁぁぁぁ~~可愛い!
 朝から癒されました。
 先ずは猫たんハウスの掃除と給餌・給水。

 着替えと朝食を済ませて外に出ると、薄曇りで昨日よりずっと涼しかったです。
 8時にはボランティアさんが結構集まっていました。
 ポチ母がこちらに来る直前に、犬猫みなしご救援隊の活動が再びテレビで紹介されたためでしょうか、来る前に読んでいたブログのコメント欄での様子と比べて、ボランティアさんの数が増えているようです。と言っても、まだまだ人手不足ですよ。

 いつものようにハウスからわんこ達を出して庭で排泄させた後、所定の場所につなぎました。
 給水、給餌、ご飯のお代わりを済ませた後、さぁお散歩です。
 ポチ母が真っ先に迎えに行くのは「もみじの連れ」です。
 とにかく引きやすくて助かります。

 前日のスキンシップタイムの時、このおじいちゃんわんこを撫でた後、立って他のわんこのところに行こうとしたら、「キューキュー」と鳴いたので再び戻ってしばらく撫でていました。それで立ち去ろうとした時、再び「キューキュー」と鳴いたので戻って撫で撫で、立ち上がったらまた「キューキュー」戻って撫で撫で、、、、を永遠に繰り返していました。「キューキューと鳴くとこのおばちゃんはずっとそばにいて撫でてくれる」と学習したようです。
 散歩に迎えに行くと、「おっ、待ってました!」と言う表情。
 おぉぉ~、可愛い!
 


 お散歩2頭目はナナメちゃん。
 頭と体が傾いているので良く回るため、目が回りますが、とにかく愛嬌のある表情で可愛い!
  
 「柴婆」と書かれていたので、引きは強くないだろうと思いました。
 人は見かけによらず、わんこも同じでした。
 とにかく、キョーレツに引きます。お婆さんとは思えません。
 
 しかも、この子は保護された時、とても具合が悪く65日間つながれたままで散歩させられない状態だったそうです。
 その子がここまで回復するとは。
 この子の生命力が強かったことはもちろん、手厚い世話のおかげです。
 おばちゃんは引きずり倒されそうだったけど、とにかく元気になって良かったね。
 4頭目は、はなちゃん(写真なし)。
 こういうところを散歩しています。
 とても気持ち良いです。

 ちょうど、中谷さんと一緒になりました。
 「一時預かりや里親を募集していますか?」と聞くと「ずっと募集していますよ。何頭か連れて帰りますか?」と言う返事。
 良くぷっと笑えるような話の切り返しをされる方です。
 「いえいえ一頭で十分です」と、まゆげちゃんのことが気に入っていることを伝えました。
 実は前日にザキヤマさんに話していて、ザキヤマさんからも「この子は良い子ですよ」と言われていました。その話が伝わっていたのか、さっき田原さんとすれ違った時もまゆげちゃんのことを「あの子は良い子だよ」と言われました。
 もちろん、中谷さんも「あの子は良い子ですよ」と言う返事。
 ほぼ決まったも同然。順番が逆になってしまいましたが、後はポチ父に了承を得るだけ。
 散歩の帰り道、ずっとお話しました。保護活動中の出来事や、今いる子達の背景など色々。
 冗談ばっかり話しているかと思いきや、まじめな話もたくさんされます。ポチくんに言われた「今生きている子達に目を向けて」と言う話もしました。
 「人間は死んでも自分のことを忘れて欲しくないけれど、動物はみんな死んだ自分よりも生きている子達の方を大切にして欲しいと考えている」と言うお話しに、改めてじ~んときました。
 拠点に戻って、わんこをつないでからも話は続きました。
 何という中身の濃い充実した時間。
 涼しかったし、楽しかったので、昨日までの疲れが吹っ飛んだ感じです。

 散歩が終わったら、改めてわんこ達の給水。
 餌皿を回収して洗う人と、ハウスを掃除する人に別れます。

 写真左はハウスの掃除の様子。
 中に敷いてあった新聞紙とシートを除去した後、消毒液で消毒します。
 中に入って隅々まで消毒液で拭きます。
 この姿勢は辛いです。
 ポチ母は頸椎のヘルニアもあるので、首を上に向けるのがとても辛いですが、頑張ってやりました。
 
 右奥の男性はボランティア常連さん。
 ポチ母滞在中、お会いするのは2度目です。
 排泄物(ウンチ)で汚れたバリケンを洗っておられます。
 ライドさんは、あいのりボランティアもされています。
 今日は、東京から女性を車に乗せて来て下さいました。
 その方と一緒にお昼ご飯。
 本当にわんこ好きな方でした。
 昼食もそこそこ、ポチ母は「と106:口腔炎(まゆげちゃん)」とスキンシップしようと思っていたのですが、外へわんこ達が連れて出されるところを見て気になりました。
 良く見てみると、預かりボランティアさんがわんこ達を連れて行くところでした。 

 太郎と花子と同じサークルの中にいた「まこちゃん」


 可愛くて愛嬌のあった男の子の「くぅちゃん」


 サークルに入ってもらうのに苦労した黒柴の女の子。


 とっても人なつっこくて食いしん坊で、ポチ母お気に入りの甲斐犬。


 ポインター。
 この子も人なつっこくて、近づくといつも飛びついてきました。
 この子のためにドッグランも用意されているそうです。

 5頭いっぺんに。

 この子達には幸せなことですが、
 うぐぅ~~、寂しい。



 中谷さんに「寂しいでしょ?」と言われました。
 この子達と過ごしたのはほんの2日間でしたが、それでも涙が出るほど寂しかったです。
 命がけで保護して、毎日毎日世話をしてこられたみなしご救援隊の方がいつもこの場面で「寂しいなぁ」と言われる気持ちが良く分かりました。
 ドラマチックなお別れで、まゆげちゃんと触れ合おうと考えていたことをすっかり忘れ、昼食後のスキンシップタイムは他のわんこのところばかり回ってしまいました。

 受付のところにつながれている「あみちゃん」。色々病気があるらしく、お腹の所に大きな腫瘍ができてぶら下がっています。
 呼吸するたびに「ゼーゼー」と言います。
 愛くるしいお顔。とっても可愛いです。
 どうか病気に負けないで長生きしてね。

 あみちゃんの向かい辺りにいる「ムック」
 この子は、元気に散歩します。
 あっちやこっちに行ったりせず、お行儀良くお散歩してくれるし体が小さくて引きも弱いので、一緒に楽しくお散歩できます。


 デッキにいる「ユキちゃん」
 とにかく、この子は近くによると100%必ず思いっきりマウンティングしてきます。
 マウンティングしたくて仕方がない様子。
 奥の子達に用事があって、ユキちゃんの前を通ろうとすると通せんぼします。右に行けば右、左に行けば左、一度マウンティングされるとなかなか逃れられません。
 甘えん坊なんでしょうね。

 奥の庭の子達のところもまわってみました。
 さっき、預かり(里親?)ボランティアさんと行ってしまった甲斐犬がつながれていたリード。
 はぁ~、寂しい。




 結局、うちの子となる予定のまゆげちゃんのところにまわれないまま、わんこ達の夕飯となり、お散歩タイムとなりました。
 1頭目はやはり「もみじの連れ」じぃちゃん。
 迎えに来ると嬉しそうな表情を見せました。


 朝の散歩と同じく2頭目はナナメちゃん。
 ナナメちゃんはお顔も可愛いけど、体の模様も可愛いです。
 3頭目は、、、、、
 悔しい、まゆげちゃんは既に誰かがお散歩に出していました。
 まゆげちゃんの奥にいる「赤茶ちゃん」。
 この子はとっても見た目が可愛く、素敵な首輪をしています。
 そしてまゆげちゃんと同じく「良い子だ」と言われていました。

 オシッコをする姿が面白い。
 半分逆立ち状態で、お尻を高く持ち上げてオシッコ。まるで男の子のマーキングみたい。

 アナック親子のお散歩の様子。
 母親のアナック(茶色)は脳の病気のため、歩けませんでしたが、後ろ足を引きずりながらも普通にお散歩できるようになりました。
 ノンストップで早足でお散歩させます。


 あっという間に遠くまで行ってしまいました。
 (↑のところ)

 4頭目はムックです。
 小さいながらコロンとした体型が可愛い。
 トコトコと小走りで元気にたくさん歩きました。

 5頭目は何て言う名前かな?
 男の子です。
 あっちこっち引きますが、白くて可愛い子です。
 お散歩を終えるとわんこ達に給水。
 餌皿を回収して洗浄。
 今日も薄暗くなってから、わんこ達をハウスに入れました。
 毎日、ハウスしたら中におやつを入れてあげます。
 後方支援の方から送って頂いたり、ボランティアの方が持ってこられたりしたおやつは、ちゃんとワンコ達のお口に入っています。
 昨日、栃木から来られたHさんが持って来られたおやつも、ちゃんとわんこ達のお口に入っていましたよ。
 「はい、何々ちゃん、ハウス完了。おやつ!おやつ」と言う声が飛び交います。
 ハウス作業の途中から真っ暗。
 名札の文字が見えづらいです。
 水皿も回収して洗浄。
 この日は、午後から若い男性がボランティアに来ました。
 その男性と一緒に皿洗いしながらお話しました。
 何と福島第一原発で働いているお兄さんです。
 仕事のお休みを利用してボランティアに来られました。
 ご両親はミニチュアダックスを連れて避難。ホテルに避難できるようになってきましたが、ペット可のホテルはすぐに埋まってしまうため、ミニチュアダックスを手放せないご両親は未だに避難所暮らしだそうです。
 今晩は車中泊で、明日もボランティアするとか。
 原発の仕事も大変だろうに、ここまでボランティアに来て偉いなぁと思いました。
 先日の福島から来られた方と同じく、「ここにいる子は福島の子達ですよね」と。
 お兄さん(20代後半)、これから結婚して子供をつくる大切な体。
 どうか、健康第一にね。
 ルックスも性格も良いから、きっと素敵な女性が見つかって良い家庭が築けると思います。

 皿洗いを終えて犬舎を出ると、「○○さん、お疲れ様」と中谷さんから一言。
 しばらくみんなで話をした後、部屋に上がりました。
 疲れたけど、楽しかったです。
 疲れは昨夜~今朝がピークで、今日は体が慣れてきたようです。
 涼しかったことも助かりました。 

 実は昨日、今日と噛まれました。
 左、中央、右に歯形があります。
 右のは昨日テツコに、あとの2つは今日リンちゃんに。
 リンちゃんは、あみちゃんやムックの近くにいて、これまでさんざん撫でていました。
 ところが、今日はがぶり。
 ちょうど寝ていたところ、目は開けましたが寝ぼけていたのでしょう。突然手が近づいてびっくりしたのだと思います。
 しかし、そう言えば、リンちゃんは他のわんこにはきついところを見ていました。
 油断した自分が悪かったのです。
 小さい子の方がグサリと食い込むので痛いです。

 着ていたテニスウェアに血が飛び散りました。
 下に着ていたTシャツにも血が飛びました。
 見てみると、家の玄関にも血が飛んでいました。
 結構出血しました。

 部屋に入ると、このように猫たん達がお出迎え。
 可愛すぎる!

 写真はボケていますが、なんとウサちゃんもいました。
 そう言えば、今日静岡から着た重役お姉さん(朝が遅い)がウサギ小屋の掃除をしてたっけ。
 これだったのね。

 注)静岡から来た重役お姉さんはみんなからそう呼ばれています。とっても動物好きで、明るくて可愛くて、いるだけでパっと花が咲いたような2人組。

 シャワーを浴びるため、廊下に寝ているワンコ達をまたぎ、ワンコやニャンコが寝ている部屋の前を通って行きます。


 そこは、見た目に汚いですが、動物好きにとっては夢のような空間。
 可愛い!
 可愛い!
 それ以外の言葉は出てきません。
 

 せっかくシャワーを浴びて綺麗になっても、またこの廊下を歩くと足の裏は真っ黒。
 でも、この子達を寝る前に見られて幸せな気分です。

 さぁ、夕飯と思ったら、ポチ父から電話。
 まゆげちゃんのことを話しました。
 土曜日の午後に車で迎えに来てもらうことになりました。

 今日の夕飯はおにぎり3つ。
 昨日まで2個でした。
 今日は疲れが取れて、ちょっと食欲が出てきました。
 これを口にしたのは、もう10時。

 日記を付けて就寝したのは12時でした。
 携帯の万歩計は26784歩
 歩いたねぇ。

 猫たん達は先に寝ていました。
 黒いこの足の間から、白い子の口が見えます。
 お口が開いてます。
 おやちゅみ、猫たん達。
 また明日ね。
  5月25日(水)      ビビビの出会い        6月2日更新
 6時半起床(これは自分で決めた起床時間)。
 着替えて朝食を摂ってから、お部屋の猫たんハウスの掃除と給餌。
 一晩中、猫たんが新聞をホリホリしていたので、うるさくて眠れませんでした。
 疲れは残っていたはずですが、緊張していたので体はピンピン。
 朝からお天気が良く、気持ちよかったです。
 が、それが体力を奪う原因に、、、、

 朝8時に仕事開始。
 先ずは、バリケンや犬舎に入っているワンコ達を庭に出して排泄させてから、屋外の所定の場所につなぎます。
 朝一番の排泄の観察は大切です。オシッコの色や量をチェックします。
 犬同士すれ違う時に気を遣います。
 接触事故を起こさないようにしなければなりません。

  
 朝食の支度をしている間に水皿を配って水を注いでいきます。

 朝ご飯
 健康に問題のない子は一律の食餌。
 具合の悪い子は、個体別に調整した食餌。
 一通り配り終わったら、見回ってお皿が空いている子にはお代わりを与えます。
 食の進まない子には、食が進むように何かトッピングしてあげます。
 お薬が必要な子には、お薬も与えます。

 お散歩

 食餌を終えてしばらくしたら、さぁお散歩です。

 写真右は朝のお散歩風景です。
 お散歩させるコースは決まっています。
 土手まで行ったら、川に沿って右でも左でもかまいません。 
 お散歩はあっちの子、こっちの子とバラバラに連れて行くと、どこの子が行って、どこの子がまだなのかわからなくなるので、一つのエリアの中の子が全部済んだら隣のエリア、、、と言うように散歩させて行きます。
 そして朝の散歩が終わった子は、サークルなど目に付きやすいところに洗濯ばさみをつけておきます。

 先ずは、奥の庭にいる子達から散歩させます。
 庭にいる子達は引きの強い子が多いのですが、ポチ母は「このおじいさんなら大丈夫」と教えてもらって、先ずはこの子から散歩させました。呼び名は「もみじの連れ」です。
 聞いた通り、強く引かず散歩させやすかったです。

 2頭目は写真を撮るのを忘れたのですが、腎不全の子です。
 体が悪いので強くは引かないのですが、結構虚勢を張るので、ガルガル犬とすれ違う時に力一杯引っ張って向かっていこうとします。腎不全とは思えぬほど強力でした。


 3頭目は写真右の子。
 誰だろう?
 太郎と花子の花子ちゃんかな?
 それともおっちょこちょいだったかな?

 4頭目も写真を撮るのを忘れてしまいました。実はこの時の子にビビビと来てしまいました。  
 この日は気温が高く、喉がカラカラになりました。
 中谷さん(代表)が「給水して、給水して」とボランティアさんに給水を促しました。
 暑くて大量の汗をかきました。冷たいお水を飲んだ時、他のボランティアさんと「あぁ、生き返ったぁ」と思わず言ってしまいました。
 飲んでも飲んでも焼け石に水と言う感じで、喉の渇きがいやされることはありませんでした。
 しかし冷たいお水を大量に飲んだため胃が痛くなってしまいました。
 それからはペットボトルをジャージのポケットに入れ、体温で温めてぬるくしてから飲むようにしました。
 暑さと冷たい水のがぶ飲みで、一気に体力を奪われました。
 真夏になったらどうなるんだろう。
 散歩の順番が後ろの子は、時間がお昼前になってしまいますので、余りたくさん歩かせることができません。
 暑い時期、順番が前の子と後の子とで、時間が大幅に空かないようにするためには、やはりボランティアさんの人数が必要です。 

 給水
 散歩が終わったら水皿を見回って、お水の少ない皿に水を足してあげます。

 餌皿回収
 餌皿を回収して、塩素系漂白剤と食器洗い洗剤の配合剤で洗って乾かします。
 ハウスの掃除
 バリケンや写真奥の犬舎の掃除をします。
 新聞紙とトイレシーツが敷いてあるので、それを廃棄し、中を消毒します。
 排泄物などでハウスが著しく汚れている場合は、洗います。


 ハウスが綺麗になったら、新聞紙とペットシーツを敷きます。

 餌皿を洗ってハウスの中を整えたら、これで午前の仕事はお終い。


 この時点でお昼を過ぎていることが多いです。
 ここでお昼休憩。
 今日初めてボランティアに来られた栃木のHさんの車に乗せて頂いて、セブンイレブンまでご飯を買いに行きました。
 ポチ母は、当日の昼食、夕食、翌日の朝食と3食分を買いました。
 Hさんの車の中で一緒にお話しながらランチしました。
 暑かったのですが、車のエンジンを切って窓を開けると、気持ちの良い風が通りました。冷房なんて不要です。
 Hさん宅はここから近いそうです。家族全員がボランティア活動に賛成しているわけではないそうです。
 Hさんはこの時点で結構疲れており、翌日のお勤めが心配でしたが「意地でも明日は仕事に行きます。でないと、次来られないから」とおっしゃっていました。

 動物との触れあいタイム 
 お昼休憩が終わると、動物の夕食の時間まで、給水しながら動物達と触れあいます。


 見えにくいですが、女の子エリアです。

 柴系雑種の女の子。
 ポチ母がビビビと来た子です。
 散歩では強く引かず、何よりもみんながワンワンワンワン言っている時でも吠えずに大人しくしています。
 しかし、良いも悪いも反応が弱いです。
 人にはなついていますが、ぴょんぴょん飛び跳ねるような明るい反応を見せません。

 女の子エリアの奥にいた子。
 ポチ母のポシェットのヒモの間にマズルを突っ込んでいます。





 男の子エリアです。


 男の子エリアのハッピーくん。
 この子も人なつっこかったです。


 「くぅちゃん」。
 写りが悪いですが、実物はもっと可愛かったです。
 この子も人なつっこかったです。 

 庭の様子。
 庭のサイドの部分は、1頭ずつエリアを板で区切って、よしずで日を遮っています。

 中央部分はテントで日よけをしています。
 



 庭にいた「めりーちゃん」
 この子も人なつっこかったです。
 大型犬です。
 近寄るといつも飛びついてきました。


 デッキにいた仔犬ちゃん達。
 
 夕食
 だいたい4時頃でしょうか。
 要領は朝食と同様です。
 お散歩

 朝のお散歩が済んだら見えるところに洗濯ばさみをつけていましたが、夕方のお散歩が終わったら洗濯ばさみを外します。

 1頭目は「ナナメちゃん」
 先天性の脳の障害のため、顔と体が斜めに傾いています。
 お散歩すると、ポチ母を中心にして時々回ります。
 何か目標があってグイグイ引っ張る時はずっと真っ直ぐ歩きますが、のんびり歩く時は結構回るのでポチ母は目が回ってしまいました。
 何とも言えず、可愛らしい子です。
 最近、お尻に腫瘍が見つかったそうです。
 ナナメちゃん、頑張れ!

 2頭目は、ポチ母がビビビと来た子。
 余り強く引かず、散歩させやすかったです。


 3頭目は「もみじちゃん」。
 途中で歩かなくなることを知っていながら、またこの子を連れ出してしまいました。
 だって、おねだり上手なんですもの。
 「おばちゃん、私!私!」とニコニコ笑って、アピールアピール。
 本当に可愛らしい子です。

 案の定、引き返すと止まってしまいました。
 この顔を見て下さい。
 「帰りたくない」顔です。
 こんなに暗い顔をしていたのですね。
 アピールする時はあんなにニコニコしていたのに。
 帰り道、田原さんや中谷さんに「もみじ、もみじ」と声を掛けてもらいながら、戻ることができました。
 4頭目は黒柴の女の子。
 サークルに入っている時はすごく大人しかったです。しかもサイズが小さかったので、ポチ母は「これだと楽勝!」と思ってしまいました。
 本性は、散歩させてみないと分かりません。
 このサイズから考えられないくらいガンガン強く引きます。しかも戻ってサークルに入れようとした時、思いっきり抵抗され、なかなか入れられませんでした。
 ここで抵抗されなかったら、もう1頭散歩に出せたと思います。


 昨日は散歩の後、お水を飲ませてそのままハウスに入れましたが、今日は、屋外の所定の場所に戻しました。
 餌皿の回収と洗浄 
 お皿を洗う時は2人1組になることが多く、この時は福島から来られたボランティアさんと一緒に洗いました。
 犬猫みなしご救援隊は、大地震後、最初は福島に臨時拠点を構えていました。この福島の方は、福島に臨時拠点を置いていた時に良くボランティアに来られており、栃木に拠点が移った今でも時々来られているそうです。
 お家はもう住めない状態で建て替えが決定したそうです。
 「お家が大変なのに、ここに来て大丈夫ですか?」と聞くと「ここにいる子達は福島の子達だから」と言う言葉が返ってきました。
 じ~~~~んときました。

 ハウス収容
 何時頃だったでしょうか、薄暗くなってからワンコ達をハウスに入れました。
 最後に散歩させた黒柴ちゃんはやっぱりハウスが大変でした。
 全てのワンコがハウスした時にはもう真っ暗になっていました。

 水皿の回収と洗浄

 仕事が終わったのが8時を過ぎていました。

  部屋に戻ったら猫ハウスの掃除と給餌。
 その後、先にシャワーを浴びてから夕食。
 夕飯にありついたのは、9時15分。
 今日も夕飯はおにぎり2個とお茶。
 やっぱり食欲がないので、無理矢理押し込んだと言う感じ。
 昨日以上に疲れていました。
 お皿やフードの分配、回収、わんことのスキンシップ、、、、みんな立ったり座ったりの繰り返しなので、太ももの筋肉痛がひどいです。
 疲れはこの日の夜がピークでした。
 携帯の万歩計は17,872歩。
 くたくた、ヘトヘトでした。体力の限界はとっくに超えていました。
  5月24日(火)    4泊5日の修行の始まり     5月31日更
 犬猫みなしご救援隊は、広島で活動している動物愛護団体ですが、現在栃木県に臨時拠点を置き、福島原発被災動物を保護しています。
 ポチ母は、ポチ父の出張期間を利用して、24日(火)~28日(土)までお手伝いに行ってきました。
 24日(土)朝、ポチ父が出勤してから家事が思ったより早く片づいたため、予定よりも早く家を出ました。
 出かける時に雨が降っていたし、現地に着いてすぐに仕事ができるようにと、ポチ父のテニスウェアのお古上下と首にタオルマフラー、ピンクの長靴の姿で出かけました。
 その格好で電車に乗っても余り恥ずかしいと思わないのは、年のせいでしょうか。
 早く家を出て正解でした。途中、埼京線が遅れていたし、乗換駅でポチ母がホームを間違えたため、早く出発していなければ、大宮から予定の電車に乗れないところでした。

 JR宇都宮線に乗り、みなしご救援隊栃木拠点の最寄り駅に近づいて来ると、写真右のような田んぼが広がる自然豊かな景色に変わってきました。

 自然豊かな景色が広がると同時に、屋根にブルーシートがかけられたお家が多くなってきました。
 岩手、宮城、福島のことばかりニュースで見ますが、栃木も結構被害を受けていたのですね。
 ちょうど前夜に、ポチ母滞在期間中に活動日が重なるライドさんと言う方をブログで発見したのでメールを出していました。
 みなしご救援隊栃木拠点に着くと、すぐにライドさんがポチ母のことを見つけて下さって、中を案内しながら受付の仕方や仕事の流れを教えて下さいました。
 誰も知らない、何をしたら良いのかわからないところに1人で飛び込んで不安な気持ちでいましたが、初めての人に親切に接して下さる方がいらしたので安心して中に入ることができました。
 ポチ母が着いたのは午後1時過ぎ。ちょうど午前の仕事が一段落して、これからお昼休憩に入るところでした。
 ボランティアさん達は昼食が終わったらわんこ達の夕食の時間まで、お水が切れている水皿に水を足しながらスキンシップをはかることになっています。

 先ず最初に言われた仕事は、外に出した倉庫の荷物を整理しながら中に入れることでした。
 ところがそれらの荷物の大半はペットボトルの飲み物。
 どうやっても無理です。仕方なく、箱を開けて中をバラバラに運ぼうとしていたところ、若い男性が「ちょっと待って下さい。助けを呼んできます」と。
 2人の男性で次々と荷物を中に入れてくれて、私は「それはここに」と言うだけで済みました。
 スゴイ連携!! 

 以下の写真は、水皿にお水を足しながら、見て回ったわんこ達の一部です。

 写真右の手前が「アナック」、向こうがその子供(名前何だったっけ?)
 ポチ母が初めてテレビで犬猫みなしご救援隊の活動を見た時、このアナックは脳の病気で寝たきりでした。
 2回目にテレビで見た時は、後ろ足をすりながら歩いていました。
 あの子がここまで回復するなんて!! 

 犬舎の入口前にいた「白マック2」。
 可愛いでしょ?
 こんな風にニッコリ笑っておしっぽをブンブン振り、とても人なつっこいんです。
 でも、実は人なつっこいのは女性に対してだけで、男性には凶暴になります。もしかして男性に虐待を受けていたのかも知れません。
 

 犬舎の中を抜けて行くと、コンクリートの打ちっ放しのエリアがあります。
 そこは、女の子エリア、若い男の子エリア、家族エリアの3つに分かれています。
 そのうち、男の子エリアにいた「くぅちゃん」。
 この子は人なつっこくて可愛かったです。

 ボランティア初日、色々見て回ってポチ母が一番気に入った子「テツ」くん。
 メチャメチャ人なつっこい。
 毛の色もきれい、毛並みもきれい、毛と同じ色の瞳。
 見た目はかなりグーです。

 中心的に動き、親切丁寧に接して下さったザキヤマさんにこの写真を見せ、この子をすごく気に入ったことを話したら「あぁ~~、この子ですか・・・・・この子を気に入ったんですか。人なつっこいですけど、猟犬ですからね、動物には激しいですよ」と言われました。
 この時、その「猟犬」の意味を理解できず、その言葉を余り気に留めませんでした。
 男の子エリアの全体はこんな感じです。
 みんな人間大好きですから、人間が入ってくると、かまって欲しくてじ~っと見つめています。
 1頭を撫でると「おばちゃん、ボクもボクも」と自分も撫でてもらうようにワンワンとアピールします。

 噛むわんこについて教えてもらいましたが、ほんの数頭でした。しかし、最初からこの子達はみんな人なつっこかった訳ではありません。
 入って間もない頃に噛んでいた子は結構いるそうです。
 たくさんの人に可愛がられるうちに人なつっこさを獲得していきました。
 上のコンクリートエリアを抜けると土のお庭があり、そこにもわんこ達がつながれています。
 写真左はそのうちの1頭。
 甲斐犬です。
 この子もメチャメチャ人なつっこく、ぴょんぴょん飛びつくのでジャージはあっという間に黒い足跡が付いてしまいました。
 ポチ母はこの子もかなり気に入りました。
 だって、ご飯の食べ方がポチくんにそっくりなんですもの。
 お皿にフードを入れると、歯と鼻を皿の底にガンガンぶつけながら力一杯ご飯を食べるんです。食べると言うより、噛まずに飲み込む感じ。
 あっという間にすぐに食べきってしまうので、さらにお代わりを入れてあげたのですが、食べ過ぎは下痢になるので適当なところで止めておきました。
 体も大き目でパワーがかなりありそうです。
 だいたい午後4時頃、わんこ達の夕食です。
 綺麗に洗われた餌皿を配り、そこにフードを入れて行きます。
 フードを配り始めると「ボクが先!」「私が先!」とワンワンアピールします。
 全犬に配り終えると見回って食べ切っている子のところにお代わりをよそってあげます。 

 夕飯が終わったら、その日2回目のお散歩。
 ポチ母は引きやすい子を最初に散歩させて頂きました。
 はなちゃん。
 小さいので引きやすいです。





 お散歩2頭目は「おっちょこちょい」。
 この子もものすごく人なつっこいです。
 ご飯の時もお散歩の時もスキンシップ時間も「おばちゃん、私が一番よ」と強くアピールしていました。
 実は、この子はハウスに入れる時が大変なんです。思いっきり抵抗するので、毎日だいたい3人がかりでハウスに入ってもらってました。
 入りたがらない子でもおやつで釣って上手くハウスさせることができるのですが、この子のようにおやつで釣られない子は大変です。

 お散歩3頭目は「もみじちゃん」。
 この子もすごく人なつっこくて、積極的にアピールします。
 余りに可愛いので、何も考えず、何も知らずにお散歩に出ました。
 ところが、もみじちゃんは途中で歩かなくなりました。
 最初はお座りして前足を突っ張っていたのですが、とうとう写真右のように伏せてしまいました。
 後で聞いたのですが、いつもこうだそうです。
 観察していると「歩くのがイヤ」なのではなく「戻るのがイヤ」なようです。他の人がお散歩させているのを見ても、行きはいくらでも歩きそう。引き返し始めると歩かなくなります。
 おそらくお家に帰りたいのでしょうね。「ずっとずっと歩いて行けばお家に帰れるかも知れない。お散歩コースを戻ったらお家に帰れなくなる。」と考えるのではないでしょうか。
 そんな風に考えると、ウルウルしました。
 抱っこして帰ってと言われたのですが、腰椎椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症があるポチ母がこの子を抱いて戻るのは不可能です。
 途中、中谷さん(代表)が引いていた写真下の子と替えてもらいました。


 4頭目をお散歩させた後、お散歩5頭目は「手七郎」。
 多分、若くはないと思うのですが、自由気ままに強く引っ張って歩くのでヘトヘトになりました。


 猟犬テツ
 実は、「テツ」も散歩に連れ出そうとしました。
 しかし、すごく強く引っ張るし、他の犬には強烈に吠えかかるしで、私が散歩させるのは無理と判断し、引き返して元の場所につなぎ直しました。この判断は非常に正しかったことが後でわかりました。
 ここにいる子達のほとんどは人間にはなついていますが、犬同士仲良くできないので、他の犬とすれ違う時には近づけないように注意されています。
 どの子も他のわんこと接近した時には要注意ですが、このテツと白マックは特別です。
 後で聞いたのですが、テツは猟犬と言ってもシシ猟犬だそうです。
 私は人間が銃で撃ち落とした鳥を捕ってくる猟犬をイメージしていました。テツはイノシシをかみ殺す猟犬として人間に作りあげられた子です。イノシシを殺さなければ、自分がかみ殺されてしまいます。テツは生きるか死ぬかのところで仕事をさせられていた子です。
 だから、ここでどんなにたくさんの人からどんなにたくさんの愛情を受けて人なつっこくなっても、動物に対する凶暴性はなかなか消えません。 これはこの子にとって、とても不幸な部分です。
 このルックスですもん。もし、愛情一杯で普通の家庭犬として育てられていたら、この子はどんなに素晴らしく幸せな子になっていたでしょう。そう思うと、またウルウルきました。
 皿洗い 
 お散歩で結構ヘトヘトになりました。
 この日は、散歩から戻るとお水を飲ませて、そのままハウスに収容しました。
 今日はボランティアさんの人数が多いので、お散歩はこれでも楽なほうだそうです。
 人数が少なければ、1人当たり散歩に出す頭数も増えます。
 お散歩が済んだら、水皿と餌皿を回収して洗います。
 確か現在の収容頭数は60頭くらいだったと思います。
 1頭当たり皿は2枚なので、単純に計算すると合計で120枚。
 お皿を回収するのも立ったりしゃがんだりの繰り返しを何度もします。
 洗っている時はずっと前屈みだったので、洗い終わった時には腰痛がひどくなっていました。

 仕事が終わったのは夜8時半くらいでした。
 今回はここのお家に泊まらせて頂きました。
 お家の中にも動物がいます。
 私が使わせて頂いたお部屋には猫が2匹いました。
 お世話の仕方を教えて頂いて、猫ちゃんのハウスの掃除と給餌の後、ようやく夕食。
 夕食を取り始めたのは9時前。
 夕食は予め買ってきていたおにぎり2個。
 たった2個のおにぎりですが、余りに疲れ過ぎて食欲がなく、無理に押し込んだと言う感じです。
 疲れすぎて食欲がなくなったなんて、数十年ぶりのこと。
 シャワー後、10時40分に就寝。
 今日は半日しか仕事をしていないのに、こんなにヘトヘトで土曜日までもつのだろうか、、、、
 いつでもどこでも熟睡できるのがポチ母の特技でした。
 しかし、ほとんど一晩中猫が寝床の新聞をホリホリしていたので、何度も何度も目が覚めました。
 明日は大丈夫か???
 そして、その明日は、もっともっと大変でした。

 色んな理由でポチ母はここに来ました。
 精神修行みたいな感覚です。
 厳しい修行の始まり、始まりぃ~。
  5月23日(月)    1週間くらいお休みします    
 都合により1週間くらいホームページの更新をお休みします。
 ポチ父もポチ母も元気にしておりますので、ご心配なく。 
  5月20日(金)    アンリくんだより(4):金沢にて 
 アンリママさんからアンリくんのお写真が届きました。
 先週末、用事があって富山に行かれたついでに金沢へお婆ちゃまと一緒に行かれたそうです。

 写真右は、市場でお姉さんに撫でられてうつとりしているところ。
 アンリくんは若いお姉さんが好きなんですって。
 ポチくんもそうでした。ポチくんの場合、ポチ父の血を引いたようです。
 アンリくんのお姉さん好きは誰に似たのかな?

 写真左は兼六園の外のお茶屋さんでお婆ちゃまと一緒に撮った写真。
 お婆ちゃま、とても楽しそうですね。
 兼六園はわんこ入園禁止だそうです。
 パパさんはアンリくんと外で待って、ママさんとお婆ちゃまが兼六園の中を散歩されたそうです。


 写真右は、兼六園の外で、ママさんがアンリくんにチューしようとしているところ。
 ポチ母もポチくんにどれだけチューしたかったか。いつも嫌がられ、逃げられていました。
 アンリくんは、親孝行だねぇ。
 大人しくされるがままになっています。



 一昨日、パンダを見てこられたと言うことで、パンダさんのお写真も送って下さいました。
 笹を食べていますね。


 やっぱコロコロしてて可愛い!




 アンリママさん、お写真ありがとうございました。
 また楽しいお写真をお待ちしております。


 これから群馬県昭和村のポチ小屋へ行ってきます。
  5月15日(日)    ウッディ重体!           5月20日更新 
 朝から良いお天気。

 7時半頃の気温
 屋外:11.9℃
 屋内:18.7℃

 ポチの庭は茶色い地面から緑の地面に変わってきました。

 朝食中、ポチの庭に余り見ない鳥がやってきました。
 ポチ父が調べたところ、「ツメナガセキレイ」と言う名前の鳥みたいです。
 写真を撮ることはできませんでした。



 朝食後、散歩に出ました。


 写真左はライラックにとまったマルハナバチ。
 


 まだ、桜が残っているところがあります。
 


 チューリップの中は面白いです。
 いつも覗いてしまいます。


 アジサイ。

 花がまだプチプチした状態。
 葉っぱの葉脈が面白いです。 


 シロちゃん宅へ。

 シロちゃん、すごいねぇ。
 ちゃんと待ってられるねぇ。
 


 今日も「良し」の「よ」で、おやつをくわえて猛ダッシュ。
 安全域に逃げてから食べていました。
 何だかなぁ、、、おやつを持っていなくてもポチ母とシロちゃんは強い絆で結ばれていると思っていたけど、やっぱり私達はおやつで結ばれているのでしょうか、、、、、?
 ちと自信がなくなってきました。


 いつものようにお腹を見せてくれましたよ。
 お父さん、この角度で撮影するのはいかがなものかと、、、、





 今日は、シロちゃんのお母さんも庭仕事でそばにいらっしゃいました。
 お母さんに撫でられてくつろぐシロちゃん。



 ポチ父にも撫でられて、嬉しそうなシロちゃん。



 あっ、えっ、後ろに、、、、



 ウッディが、、、、、
 こんなことに、、、、
 お腹が裂けています。


 足もちぎれています。
 靴が脱げているのではありません。
 中身が裂けているのです。




 私達の前で得意げにウッディを振り回していたら、もう片方の足ももげてしまいました。


 ウッディ重体。
 どうしましょ。
 
























 昨日作ったネックレス。
 水色は天然石のアクアマリンです。
 写真がボケていて見づらくてすみません。
  5月14日(土)    コロンとしたお尻のカモシカさん       5月20日更新
 前日の夕方、埼玉の自宅を出発して、群馬県昭和村のポチ小屋へ行きました。
 午後7時前の気温
 屋外:12.3℃
 屋内:16.5℃

 14日(土)朝6時半頃の気温
 屋外:7.3℃
 屋内:19.6℃

 朝、早くに電話がありました。7時台に電話があるのは、通常農家の方からです。
 桜桃園の方が近くに来る用事があるのでお野菜を届けたいとのことでした。
 たくさんのほうれん草とパリパリの新鮮なレタスを2玉頂きました。

 朝食後、いつものように赤城農産物直売所へ買い物に行きました。
 その後、入院されている方のお見舞いに行きました。

 帰り道、別荘地手前のゴルフ場のところで車から降りて写真を撮りました。
 春にも赤くなるカエデが真っ赤でした。
 写真左では、右手奥に山が見えるのですが、写真ではわかりづらいですね。 
 帰宅後、ポチ父は昼食を挟んで夕方まで庭仕事に励みました。

 ポチ母がキッチンからデッキに出たところ、ポチの庭を駆け抜ける動物を発見!
 毛の色がタヌキさんと似ていたので、一瞬タヌキ?と思いましたが、それよりも大きい。
 お尻が大きくてコロンとしていました。
 ポチ父が「カモシカだ」と言いました。
 急いでカメラを取りに行ったけれど、当然間に合わず。

 後でお向かいのおじさんにお聞きしたのですが、ちょうどこの時おじさんもご覧になっていて、春にはまだ若いカモシカがここら辺の状況を知らずに迷い込んで来ることが多いそうです。

 良いお天気。
  ポチ母は、昼食後からおやつの時間を挟んで夕飯の支度をしていました。
 海老カレーにタマネギチップス添えを作っていました。海老の処理とタマネギチップスに時間がかかり、支度が終わったのが4時半。
 とりあえずやることをやって、後は思い存分ズビズビしようと考えていましたが、これで散歩に出かけるとビーズの時間がなくなります。結局、散歩は止めてビーズをすることに。
 写真右はタマネギチップス。スライスしたタマネギに小麦粉をまぶして揚げるだけですが、弱火で揚げるので時間がかかります。
 しかし、これは甘さが凝縮して香ばしくて、カレーに添えるとグーです。

 夕方、ポチ父だけカメラを持って散歩に出かけました。

 銀座通りの一番奥に現在建築中のお家。
 大分、形になってきました。
 ご夫婦で定住されるそうです。


 桜の花びらの絨毯。



 芝桜が綺麗に咲いているお宅が多かったです。




 白にピンクの筋が入っている可愛い芝桜。

 Tさん宅のお庭。
 昨年と同様に、チューリップが満開。
 
 



 群生しているシダ。
 ここに夕日が当たると何とも言えない緑色になります。


 陶芸用の窯。
 一度出来ていたのですが、不都合があり取り壊していました。
 再度作り始めたものの、なかなか進みませんでしたが、ようやく形になってきました。

 シロちゃん、ポチ父を発見。
 おやつは持っていないけど、おしっぽを振っています。



 おおおおぉぉぉ~~~、ウッディ無事だった!!
 しか~し、目の前でいたぶられています。
 ウッディが白目をむいています。
 恐怖の余り、全身硬直状態。
 大丈夫か?
 

 いや、大丈夫じゃなさそうです。
 ウッディがぐったりしています。



 シロちゃんは、ポチ父が来てくれて嬉しかったようです。ウゥディで一緒に遊びたいのだそうです。
 なんとか、まだ五体がつながっている状態。
 どうか、ご無事で。


 夕飯です。
 


 若い頃、カレーの時には2人で1合半~2合近くご飯を食べていました。
 でも、最近は2人でも1合で十分です。
 しかし、今日は特別たくさん食べたくなったので、ご飯を2合炊きました。
 2人で2合近く食べ、お腹パンパンになってしまいました。

 お風呂に入って時間を空けてから、今朝直売所で買ってきたイチゴを食べました。
 
 いつもは粒の先っぽの部分しかあげませんが、ちょっとグジュっとなったのがあったので、1個まるごとポチくんにお供え。
  5月6日(金)    連休最終日    5月19日更新 
 朝7時半過ぎの気温
 屋外:8.6℃
 屋内:18.7℃

 連休中、ポチ小屋で過ごすのは今日で最後。
 



 ポチ父は完全復活しました。
 朝から庭の水まき。

 11時頃、散歩に出ました。
 いつも天気が悪くない限り、必ず散歩に出ていましたが、今回はポチ父が風邪をひいたこともあり、アンリ家と散歩をした以外、今日まで一度も散歩に出ませんでした。


 葉が多くなっているものの桜がまだところどころに見られました。
 Dさんのご主人のアトリエが完成していました。
 ご主人は絵画などのご趣味のため自作のアトリエをお持ちでしたが、昨年からその拡張にとりかかっておられました。
 知らないうちに完成したようです。
 写真左のようにおしゃれな色に塗られていました。
 ちょうどご主人がいらして、中を見せて下さいました。


 ドアの取っ手はホッケーのスティックです。
 部屋に吊ってある時計は裏表から見られます。
 
 壁は白く塗られ、おしゃれな感じに仕上がっています。
 トイレもあるのですよ。
 お家の中のトイレは座って用を足すように言われているので、アトリエに男らしく立って用を足せるトイレを作ることが夢だったそうです。

 おしゃれで立派なアトリエが完成したのに、それで安心してしまい、完成後一度も創作活動をされていないとか。
 あれれ。


 アトリエを見せて頂いた後、奥様も加わってお庭を見せて下さいました。
 枝垂れ桜がまだ可愛らしい花をつけていました。

 奥様が「春は黄色い花が多いわね」とおっしゃいました。
 確かに、春の花と言えば、菜の花、タンポポ、福寿草、スイセン、レンギョウ(写真左)、ヤマブキ、、、、
などなど、黄色い花が多いですね。

 プリムラ。
 昨年、この株の一部を我が家にも分けて頂き、現在ポチの庭にも元気に咲いています。
 

 一見、見慣れたスイセンに思えますが、白い花弁の形が変わっていますよね。
 八重咲きのスイセン。

 お茶に誘われましたが、もうお昼に近かったので、また今度呼ばれることにして、Dさん宅のお庭を出ました。


 この後、どこのお宅のお庭を見ても、お花がきれいに咲いていました。



 ヤマブキ


 ムスカリも今がピークかも知れません。
 




 ユキヤナギですが、ほんのりピンクがかっています。
 

 昨年、花壇一面にチューリップが咲いていたお宅のお庭。
 チューリップが咲き始めました。
 来週くらいがピークでしょうか。

 すごく変わったスイセンです。



 クリスマスローズ。

 
 おやつを持って出たので、シロちゃん宅に寄りました。
 シロちゃん、既に察している様子。




 立ち上がり、舌をベロンと出して大興奮。

 シロちゃん、おばちゃんはちょっと確認したいんだけど、私達の絆の間におやつは入ってないよね?
 心と心で結ばれてるんだよね?
 目の前におやつを差し出しても「待て」と言う言葉に従い、じ~~~っとポチ母の目を見つめるシロちゃん。
 ポチ母は確信しました。
 シロちゃんがなついてくれるのは、単におやつをくれるおばちゃんだからではない!と言うことを。
 「良し」の「よ」を言い終わらないうちに、ビスケットをくわえ、安全域に持って行って食しました。
 シロちゃん、おばちゃんはおやつを取らないよ。だって、それって味がなくて美味しくないんだもん。
 ポチくんは、ポチ母が「良し、、、、子さん」とか「良し、、、、、男さん」と言うと、前のめりになった後、すぐに体勢を整え、正式な「良し」の号令を待ちました。
 しかし、シロちゃんの場合「良子さん」の「子」を言った時には、既におやつは喉を通っていると思われるので、ポチくんのように「待て」のやり直しはできないでしょう。
 シロちゃん、短距離リレーの第一走者にうってつけだね。スタートは世界一!でしょう。


 食いこぼし確認。
 ポチくんと一緒だねぇ。
 食事の後、足元に食べ物が落ちているポチ父と比べて、シロちゃんはお行儀が良いねぇ(そう言うことか?)

 おやつを食べた後、いつものように、ポチ母にお尻を向けて座り、


 お腹も見せてくれました。
 アリガトね、シロちゃん。
 ビスケット一つで、おばちゃんはたくさん楽しませてもらったよ。


 帰り際、ポチ母は見てしまいました。
 デッキの奥に瀕死の状態で横たわっているウッディを。


 もう一つ、見てしまいました。
 深く大きく穴が開いて、デッキの支柱が見えていました。
 大丈夫か? シロ家は。



 3時のおやつを食べた後、再びシロ家の前を通って家路に着きました。

 ウッディ、シロ家のデッキさん、お大事に。
 次にお会いできる日まで、どうかご無事で。


 今日は、16回目の月命日です。
 いつものように牛肉ご飯をおにぎりにし、レタスの芯とビスケットをお供えしました。

 直売所で買ったお花にポチの庭に咲いていた色んな種類のスイセンを飾りました。 


 アンリ家から頂いたお花も飾り、いつにもましてゴージャスな祭壇。
  5月5日(木)    ようやく復活     5月17日 
 朝8時半過ぎの気温
 屋外:15.1℃
 屋内:19.2℃

 今晩泊まったら、明日の午後に出発。
 連休中丸1日ゆっくりできるのは、今日で最後です。

 ポチ父はようやく復活しました。
 今日は1日起きていました。
 午前中は本を読んで調べ物。
 午後はポチの庭の水やり。


 ポチ母が好きな中がオレンジ色の水仙。
 


 プラムの花。
  














 写真左上は、ポチ父が連休最初の頃に置いた枕木。これによって階段が安定しました。
 写真右はアスパラ。蟻塚農園から昨年もらった苗が育ちました。
 ポチ母は朝家事を済ませた後、夜までズビズビ三昧。
 以前作ったヴェネチアンビーズのネックレスをバラし、リフォームしました。
 この連休中で一番の力作です。
 ヘッドの大きなビーズは何年も前に買って使わずに置いていたもの。

 残りビーズでブレスレットを作りました。
 シンプルな物を作り始めたのですが、大きなチェーンにビーズをジャラジャラ付けていくタイプに変更しました。
 作り方は簡単ですが、時間が結構かかりました。
 結局、朝の4時までやってしまいました。
 ビーズはポチ小屋でしかしないことに決めているので、連休中最後のビーズ日だと思うと、途中で止めることができませんでした。

 連休中、日誌にアップした作品以外にもパーツクラブのキットを2つ作ったので、作品は合計でネックレスが6本、ブレスレットが3本です。
 結構満足しました。
  5月4日(水)      ポチ父少し復活                   5月17日更新 
 朝8時前の気温
 屋外:12.4℃
 屋内:17.5℃

 いつも夕方から朝まで床下暖房を入れるのですが、昨夜は入れなかったため、屋内の気温が少し下がりました。

 小鳥さん達は朝早くから餌を食べに来ていました。 


 道路側から見たポチの庭とポチ小屋。
 梅の花は大分落ちてしまいました。


 その代わり、梅の木の周りにプリムラや水仙がきれいに咲いています。


 梅の木の向こう側にあるプラムの木。
 梅に似た花が咲いています。




 駐車エリアの下側には、アジサイを植えているのですが、昨年の花がドライフラワー状態で残っているのに葉が青々と茂っています。
  

 ポチ父は午前中寝ていました。
 午後は起きてポチの庭の水やりをしました。
 

 ポチ母は、午前中家事を済ませた後、午後から夜までズビズビ三昧。
 写真は、アクアマリンと水晶を組み合わせてネックレスのデザインを考えているところ。
 材料が足らなかったので、結局作製できず。

 長期休暇もあと少し。
  5月3日(火)     ポチ母の休日            5月16日更新 
 朝8時前の気温
 屋外:11.4℃
 屋内:18.1℃

 アンリ家から頂いたお花を水切りし直して、緑のスポンジ状の物を出し、カゴの中に小瓶を並べて水を張り、生け直しました。こうすると長持ちします。
 せっかく頂いた綺麗なお花だから、1日でも長持ちさせなくっちゃ、


 直売所から買ってきた花と一緒にポチの庭の水仙を生けていましたが、新しく水仙が咲いたので生け直しました。
 前は中が黄色の水仙だけでしたが、中がオレンジ~サーモンピンクの水仙と八重で全部黄色の水仙が加わりました。



 アンリ家から頂いた古印最中。
 ポチ母があんこ好きだと言うことを覚えて下さっていて、あんこ好きにはたまらないこの最中を頂戴しました。
 以前、別荘地の方から頂いて、大変感動しました。
 


 小豆の粒がしっかり残っていて、甘いけれどくどくなく、1個がこんなに大きいのに、食べた直後にまた食べたいと思う美味しい最中です。

 ポチ父は風邪を引いて1日ずっと寝ていました。
 ポチ母は、午後から夜までズビズビ三昧。
 今日の作品もシンプルなチェーンネックレス。2種類のチェーン(写真中)をバラしてつなぎ直しただけです。写真中の左側のチェーンは、小さい鎖を手で開くことができます。右のお花のモチーフチェーンは丸カンを開くことでモチーフをバラすことができます。 
 今日は、極上のあんこを食べ、ズビズビ三昧。
 最高の1日でした。
  5月2日(月)     結婚記念日         5月16日更新
 朝7時半前の気温
 屋外:11.6℃
 屋内:19.1℃

 朝から晴れです。

 ポチの庭のクリスマスローズが開きました。

 いつも長期連休の時は、どこかに行くことが多いのですが、今回は今日以降どこにも出かけませんでした。
 






 ポチ父は午前も午後も庭仕事。







 ポチ母は午前は家事。


 午後はズビズビ。
 今日の作品です。        →
 ネックレスとブレスレットです。
 いつも作っているのとちょっと違う感じ。
 色石を使ったアクセサリーは、柄物のお洋服に合わせにくいので、何にでも合わせやすいシンプルなネックレスが欲しいと思っていました。
 


 中央部分のアップ。

 写真右の2種類のチェーンは、各モチーフが丸カンでつながっているだけなので、一つ一つモチーフをバラすことができます。

 バラしたモチーフを組み合わせ、モチーフとチェーンとを丸カンでつないでネックレスを作りました。
 バラさなくても、そのままでもネックレスやブレスレットにできそうですね。

 今日は、15回目の結婚記念日です。
 特別なご馳走を考えていなかったので、急遽、それらしく見えるようにチラシ寿司を作りました。
 後は普通のおかずを足しただけ。
 結婚記念日には寂しい夕飯ですね。





 寂しい食卓に色を添えたのが、キングハムのソーセージ。




 アンリ家から頂きました。
 このソーセージは鶏肉で出来てるので、あっさりした味ですが、味に深みがあって、塩味もちょうど良く、とても美味しかったですよ。

 後で気付いたのですが、ソーセージを入れていた保冷袋にもアンリくんのシールが貼ってありました。包装にもさりげなく演出しているのにびつくり。
 そう言えば、那須に旅行に何度か行ったことがありますが、キングハムのソーセージやハムが気に入って、行くたびに買っていました。
 それがきっかけで、清里でもソーセージ類を買う習慣がついてしまいました。その流れで、軽井沢に行った時におしゃれなお店でソーセージを買ったら、どつぼにはまったことがありました。高いのにまずかったです。
 那須のキングハムはお勧めです! 
  5月1日(日)      おぼったまアンリくんご訪問  5月13日更新 
 朝8時頃の気温
 屋外:11.6℃
 屋内:18.4℃

 連休前にお誘いしたところ、すぐに話がまとまり、今日、宇都宮からアンリ家が遊びに来て下さることになりました。
 朝から雨が降っていましたが、到着前に雨が上がり、その後徐々にお天気が良くなっていきました。 


 10時40分頃、到着。
 アンリくん、セレブおぼったま風のお洋服でおしゃれしていましたよ。
 早速、ポチくんにご挨拶。
 まだ若いのに、礼儀正しいわんこ。
 ていうか、お供えにそそられたみたいです。



 一服して頂いてから、奥利根ワイナリーへランチに行きました。




 うまい具合に雨が上がっていたので、ワイナリーのテラスでアンリくんも同席することができました。
 アンリくんもドッグカートを持ってるんですね。
 こういう時はカートが役に立ちます。


 先にアンリくんの食事。
 ポチくんが小さい時に食べていたのと同じ、ささみご飯です。
 ママさんがお湯をかけて温めてくれてるのを、ジージー光線を照射しながら良い子で待っているアンリくん。
 アンリ家の子になった頃は、体が弱く余り食べられなかったそうです。
 ママさんとパパさんが一生懸命育てた結果、食いしん坊になりました。


 ポチくんは、鼻や歯をお皿の底にガンガンぶつけながらガツガツ食べていました。
 アンリくんは元気良く食べていましたが、ポチくんと違って、食べ方からも育ちの良さが分かりました。
 ご飯の後はお家で焼いたパンももらっていましたよ。
 我が家と同じメーカーのホームベーカリーで塩や砂糖を抜いてパンを焼き、人間もアンリくんも同じパンを食べているそうです。

 看板犬のふじ子ちゃんが、ずっと私達について接待してくれました。
 ふじ子ちゃんは、いつもこういうスタイルでスリスリしてきます。


 ラブちゃんはショップの奥につながれていて、ちょっと不満げ。 



 食事の後、アンリ家はショップでワインを購入し、その後、みんなで牛舎へ行きました。
 前回来た時、秋ちゃんのお腹が大きかったけど、どうなったかなぁ。



 なんと、秋ちゃんの赤ちゃんが生まれていました。
 まるでバンビのようです。
 名前は何て言うのかしら。



 秋ちゃんです。
 見えづらいですが、おっぱいが大きいです。
 相変わらず人なつっこく、首を伸ばしてきました。
 私達が仔牛に近づくと、子供に気遣う様子を見せましたが、人間のことは信じているようです。



 秋ちゃんの最初の子供です。
 もうすっかり大人です。
 見えにくいですが、左端に写っているのがアンリくんです。
 パパさんに撫でてほしくて秋ちゃんが首を出してくると、アンリくんはママさんの腕の中で大暴れ。
 怖かったんだねぇ。
 ポチくんも怖がりましたが、アンリくんはポチくんの5倍くらい怖がっていました。
 この後、牛舎から離れようとして遠くまで逃げていきました。
 帰る時、「逃げなきゃ、逃げなきゃ」ていうような感じで大急ぎで駐車場まで行きましたよ。
 鬼母のポチ母と違って、ママさんは無理に牛に近づけようとはしませんでした。
 本当にお優しい。


 寂しいことに、ヤギさんが1頭しかいませんでした。
 いつもモモちゃんとスモモちゃんの親子がいたのですが、どちらかがいなくなったようです。


 ポチ小屋に帰ったらすぐに別荘地内をみんなでお散歩しました。


 アンリくんは途中まで元気で楽しそうに歩いていましたが、疲れたのか立ち止まってしまいました。
 残りの道はパパさんに抱っこされてお散歩。
 立ち止まったらすぐに抱っこしてもらえるなんて幸せだね。


 ポチ小屋に着いたら、人間達はお茶休憩。
 アンリくんもおくつろぎです。
 

 パパさんやママさんに抱っこされて寝てしまいました。


 みんなで記念撮影。
 夕方5時頃お帰りになりました。

 色んなお話をして楽しい時間はあっと言う間に過ぎました。
 アンリくんにたくさん癒されました。
 パパさんとポチ父が勤める会社は偶然にも関係がありました。
 ご縁があったのですね。
 今回は日帰りでしたが、ぜひ次はお泊まりで遊びに来て下さいね。
 お忙しい中、遊びに来て頂いてありがとうございました。 


 もうすぐポチくんの月命日なので、アンリ家から綺麗なお花を頂きました。

 4月28日がポチ母の誕生日なので、そのプレゼントも頂きました。
 日焼け防止用のアームカバー、タオルハンカチ、ストッキングのような柄入り靴下、スカーフのようなタオル、アンリママさんデザイン制作のキーホルダー。
 まぁ、ステキ!
 「アンリがいるんです」と渡された時に言われたのですが、ハンカチがアンリくんなのか、、、とその時はわかりませんでした。
 なんとプレゼントを入れていた袋にアンリくんの赤いシールが貼ってありました。
 オリジナルシールなのですね。
 ゴールデンウィークの日誌の更新が終わらないまま、またポチ小屋に行ってきます。